ブラジル・サンパウロの貸金業者
ブラジルも、1980年代から1990年代中期までのハイパー・インフレの時代から見ると、本当にインフレは落ち着いている。
最近では、ブラジル通貨のレアル高もあって輸入品の価格が下がり、またブラジルでの口蹄疫や世界各国での鳥インフルエンザの発生によりブラジルからの食肉輸出が落ち込んで国内向けの価格が下落したこともあって、単月ではデフレになるようなことが起きている。
だが、そんな物価上昇率にもかかわらず、政府の公定歩合は世界一高い年率十数%。
有り余る預金がある人にとっては、とても良いのだが、逆に借金をすると大変なことになる。
預金金利は、どうかすると日本の1000倍ほどになる。
日本があまりに低いのだが。
とはいえ、日本にいる人がブラジルで使う当てもないのにブラジルで預金することはない。
だから、借金はしない。
たとえば、月賦で電化製品などの耐久消費財を買う場合を想定すると、冷静に計算すると年率で70-100%近い金利になるのだ。
ちなみに、家などはもう少し低利が用意されている。
とにかく、コツコツとお金を貯めて、現金で払う方が本当に身のためだ。
まあ、借金を出来るそうも限られているし、借金など必要としない層もいる。
だが、ブラジルでも「近年の安定的な低金利に」お金を借りようかという人たちが増えてきているようだ。
そんな状況を反映してか、ブラジル・サンパウロにも、最近怪しげな個人金融業者ではなく、大手銀行がバックに付いている貸金業者の店舗がどんどんと増えてきている。
街の中でも、良くビラ配りをしている。
民間銀行としては最大手のブラデスコBradescoの関連会社は,フィナーザFinasaという。
本業とは関係ないが、女子バレーチームは、ブラジルでもトップクラスだ。

民間銀行第2位のItauは、Taiという名前で展開している。
拙宅の近くにGE Financeの支店が出来た。
マークから見て、米国のGeneral Electricの関連企業だろう。

店舗の外に、色々と触れ込みが書いてあるのだが、面白いことに気が付いた。

海軍、空軍、社会保険庁、サンパウロ大学には、なにかインセンティブがあるようなのだ。
貸し出しに適用する金利が低いのだろうか。
この支店の近くには、特に上記の関連の施設はない。
サンパウロ大学医学部は1キロくらいのところにあるが、多分わざわざ来ないだろう。
陸軍は、入っていない。
理由は、何かわかる気がする。
こうやって金融業者が増えているのだが、今までこういったところを使って、
借金をしたことがないブラジル人。
どうも返す方のことも、慣れていないようなのだ。
金利計算なども、どうやるのか自分ではわからないようだ。
色々と問題が出ているようだ。
何しろ貸出金利が、とんでもない「高金利」になるわけだ。
ブラジルに、「利子制限法」や「出資法」があるのかどうか知らない。
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どこかの国と同じだ。
そのうち雑居ビルの上から下まで、貸金業者で埋められるようになるのだろうか。
銀行が自分の名前をはっきり表に出さないところも、どこかの国と同じだ。
もっとも、借りた物は返すというのは、当たり前のことである。
それは、社会の常識である。




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