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quarta-feira, 12 de julho de 2006

ブラジル・サンパウロの犯罪組織による襲撃 その1 再開。

2006年5月に約1週間に渡って、ブラジル・サンパウロ州でおきた犯罪組織による警察などの施設への一連の襲撃は、一応収まっていた

ちょうどワールドカップ・ドイツ大会の期間中だけ「休戦」が行われていたようだ。

7月になって、刑務所職員が次々と殺されている。
刑務所職員の名前、顔写真、電話番号そして住所を書いたリストがいつの間にか紛失していたということだ。
実際、自宅の前などで殺されている。
家族が狙われて、殺されたりしている。
警察官が狙われたこともあった。

そして、7月12日水曜日未明。
サンパウロ市を中心にサンパウロ州でまた襲撃が多発した。

警察署の襲撃。
銀行やスーパーマーケットへの破壊行為。
バスの焼き討ち。
「20060712JN-criminosa-onibus.wmv」をダウンロード

同日中に、73件の襲撃があり、6人が死んだ。

襲われたスーパーマーケットの一つは、拙宅から1キロくらいのところだ。

警察署の警備もまた厳重になった。
拙宅の近くの、イジェノポリスのアンジェリカ大通りにある警察署は、車線規制を行っている。
Spd20060712c
Spd20060712b

5月の一連の襲撃では、
当初は警察関係者が30人ほど殺された。
しかし、その後は警察が攻勢に転じた。
つまり、”復讐”に走った。
この結果、2週間あまりで400人が死んだ。
普段から警察に殺されるものは多いから、全てが一連の襲撃に関係している者かどうかはわからないが、警察も相当に”張り切った”ことは間違いない。
警察にしてみれば、先にやらなければ殺される可能性が高かったので、いつもよりずっと早くそして大量に強力に撃ったことは間違いない。
なかなか法医学院での検死結果が発表されないことが、話題になっていた。
発表された検死では、明らかに頭部を狙ったものが多かったことと、
おそらく無抵抗ではなかったかと思われるような角度からの射撃痕があるということがいわれていた。
また、死体についている警察の調書の内容が画一的だもいわれていた。

また、このような死体の山が出来るのだろうか。

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Tracked on sexta-feira, 14 de julho de 2006 11:09

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