サッカー:パルメイラスのミカエリの誘拐されていた妹が解放。
パルメイラスPalmeirasの左SBミカエリMichaelの妹が、誘拐後9日目に解放された。
誘拐犯人達は、9月14日(木)に、パルメイラスPalmeirasの左SBのミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァMichael Anderson Pereira da Silva23才の妹のシェイラ・ペレイラ・ダ・シウヴァSheila Pereira da Silva21才を解放した。
9日間誘拐されていた。
解放は、身代金を支払ったあとに起きた。
サント・アンドレSanto André市の誘拐犯罪刑事局Delegacia Anti-Seqüestroによると、妹は0時過ぎに大サンパウロ都市圏Grande SPのリオ・グランヂ・ダ・セッハRio Grande da Serra市のセントロに置き去りにされた。
彼女は、9月5日の朝5時30分に働きに行くところをマウアMauá市のバスターミナルで3人の誘拐犯に誘拐されていた。
肉体的な暴力は加えられなかったが、警察によると「殺す」と脅かされていた。
彼女は体調はよく、両親の家に連れて行かれた。
少なくともこの2年間で、サッカー選手の家族が絡む誘拐は7件である。
他の件は全て被害者は母親であった。
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市民警察Polícia Civilは、パルメイラスPalmeirasの左SBのミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァMichael Anderson Pereira da Silvaの妹のシェイラ・ペレイラ・ダ・シウヴァSheila Pereira da Silva21才の誘拐に関与した容疑者5人を逮捕し、1人を殺した。
うち2人は18歳未満の未成年であった。
殺されたのは、犯罪の首謀者で交渉役でもあった26才の青年で警察との撃ち合いで死んだ。
シェイラ・ペレイラ・ダ・シウヴァは、約6万レアル(=約340万円)の身代金を支払ったあとに、リベイロン・ピーレス市の監禁場所からバイクで連れて行かれて、隣町のリオ・グランヂ・ダ・セッハRio Grande da Serra市のセントロで解放された。
安全局の情報では、身代金の多くの部分は回収された。
警察は身代金の45,450レアルとリボルバー1丁、携帯電話4台、バイク2台を回収した。
シェイラ・ペレイラ・ダ・シウヴァは、大サンパウロ都市圏のマウアMauá市で、9月5日の朝、仕事に出かけるところ誘拐され、盗難車でリベイロン・ピーレス市の監禁場所に連れて行かれた。
誘拐犯人達は家族に25回の接触をし、電話によるいくつかの会話は録音された。
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誘拐犯達は当初は12万レアルを要求していたが、最終的には6万レアルでまとまった。
ミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァは、左のSBであるが、パルメイラスでもっとも給与の低い選手の1人で、月に15千レアル(=約80万円)位である。
ミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァが全ての交渉をし、19時30分にマウア市とリベリロン・ピーレス市の境にある出口のないジュタイ街の行き止まりまで、お金を袋に詰めて持っていった。
ミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァは妹が解放されてほっとしたと言った。
彼によると、彼の職業と家族を訪れる時に乗っていた車が誘拐犯人達に目をつけられたという。
ミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァはもうマウアには住んでいないが、頻繁に両親と妹を訪問している。
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パルメイラスでもっとも給与が低いレギュラーで、年間1千万円ちょっということになる。
最近レギュラーになったばかりだ。
次の更改の時には、何倍かにはなるだろう。
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この報道で判ることは、
みんな貧しいということだ。
ミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァ選手だって、やっとレギュラーになったばかりである。
これからだ。
目を付けられた車にしても、GMのMeribaという小型車である。
新車だったかもしれないが、高級車ではない。
犯人にしてみれば、新車など一生手が届かないものだったろう。
誘拐された妹にしても、朝の5時半に家を出ている。
相当遠いところに働きに出かけていることが想像できる。
もしかしたらサンパウロかもしれない。
選手も、妹も、誘拐犯人達は、みんな同じ様な境遇で育ったはずだ。
ただ、ミカエリ・アンデルソン・ペレイラ・ダ・シウヴァはちょっとだけサッカーが上手かった。
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