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sábado, 7 de outubro de 2006

ブラジル・サンパウロの犯罪発生地点。

在ブラジル・サンパウロ日本国総領事館から、
時々メイルが来る。

「安全情報」で、
大体の内容は、
在留邦人が巻き込まれた犯罪の内容の概要を示して、
注意を喚起する物である。

在留邦人ということで、
日本国籍所有者が、領事館の保護の範囲なのだろうが、
実際はほぼ駐在員か出張者に関するものばかりだ。

だから、これで報じられている事件が発生している地区も、
駐在員が多く住んでいるや出没する地区ばかりである。

一体、この駐在員とその家族が、
今サンパウロに何人くらいいるのか知らないが、
20年くらい前に比べると、激減していることはわかる。

たとえば、日本人学校の生徒数は、4分の1になっている。
それに、実際その昔はそこかしこで見かけた駐在員らしい人に出会うことはない。
多分、出没地点や時間が全然重なっていないからだろう。

その昔は、
リベルダーヂの日本食の店には、
昼食時間には、セントロやパウリスタあたりから、
会社の車で団体でやって来る駐在員がいっぱいいた。

夜は夜で、
銀座のクラブかと思うような店が何軒かあって、
駐在員の中でも偉い方の人はそういうところにいた。
ホステスさん口説いていた。
もちろん簡単に口説けるのだが。
今も残っているところもある。

そうでない人も、日本食堂はもちろん、
リベルダーヂやブリガデイロ近辺にいっぱいあったスナックやカラオケ屋に
出没していた。
更にもっと遅い時間になると、
知る人ぞ知る今は亡きリベルチ・プラザ、ビブロスなどにも、
いっぱい駐在員がいたのである。

このあたりまでは、初級コースだったが、
もっともっと駐在期間が長く、単身の人は、
もっと高度な遊び場所を知っていた。

セントロは今よりも、
昼も夜もはるかに危険であったが、
それなりの場所があった。

いまやおしゃれで高級なレストランが集まっているイタインは、アパートばかりで、
閑静なところだった。

モエマは、中流の住宅街で、アパートがぼちぼち達始めた頃であった。
せいぜいイビラプエラ大通りに沿って、
若者向けのショッペリア(=ビアホール)が並んでいて、
金曜日や土曜日の夜は大渋滞していた。

若者が多かったのは、
ビッシーガとかエンリケ・シャウマンなどもそうだった。

今より、サンパウロの街の規模が小さかったのだ。
この頃は、どんどんと、洒落たレストランがかつての郊外にも出来ている。

でも、日本の駐在員が行くところはあまり広がっていないようだ。
集中して住んでいるところが、むしろ狭まっているのかもしれない。

サンパウロで、日本食材を買おうとしたら、
やはり東洋人街のリベルダーヂになってしまう。
日本製の日本食材が手にはいるようになったのは、
この10年くらいのことだ。
それ以前は、ブラジル製のつまり移民の方々の手作りのような
物しかなかった。

今回の事件は、
10月1日(日)の12時頃起きたそうである。

場所は、リベルダーヂ大通りとペロドーゾ通りの交差するところ。
信号待ちをしていたら、
拳銃を突きつけられたというころである。
そのまま、乗り込まれ、別のところまで行かされた。
現金などを奪われたそうだ。
それで、解放された。

恐ろしい話だ。

その場所は、
たぶん突き当たりの信号の場所だ。
Spd20061005q

確かに、
日曜日ともなれば交通量は激減する。
ほかに車もなかったかもしれない。
でも、
とてもそのようなことが起きるとも思えないところなのである。
昼の日中にそんなことが起きるとは、驚きだ。

リベルダーヂには、
月に1回くらいしか行かないし、
リベルダーヂ行く時には、その道は使うことはまずない。
別のところから、拙宅に戻る時に、逆方向を通る時があるくらいである。
でも、途中にもっと危なそうなところはある。

総領事館からの連絡の頻度を考えると、
その多くもない駐在員は、かなりの高率で被害に遭っているようだ。

どうしてなのだろう。
それだけ目立つ行動をしているということだろうか。

まあ、自分は自分で気を付けるしかない。

セントロの路地裏をうろつき回るのは、止めた方が良いだろうか。
ゾナ・レスチ(=サンパウロ東部)には、車でも行かない方が良いだろうか。
サッカー場も騒擾が起きることもあるので、これも止めた方が良いだろうか。

それでは、とてもつまらないことになってしまう。

そういうところに、「幸福で満たされた」ブラジル人の日常があるのだが。

そういうところにばかり行くから駐在員を見かけないのだろう。

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この総領事館からのメイルによるある注意に、
「バスは危険だから使用を避けて、タクシーを利用しましょう」というものがある。

このメイルが、駐在員だけを相手にしていることがよくわかる注意書きだ。

人によって異なるとは思うが、
駐在員一般のような収入がある人はいない。

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ともかく、
このブログの記事を読んで、
サンパウロが安全なところと誤解しないで欲しい。

そんな気楽に過ごせるところではない。
記事にしたような、楽しいこともいっぱいあるのも事実でる。
でも、日本人然としてはやはり目立ってしまうことだろう。

特に旅行者は、かなり慎重にした方がよいだろう。

西欧やアジア(東南アジアや東アジア)の大都市を旅行したくらいで、
旅慣れているなどと思っている人ほど危ないと思う。

特に知り合いがいない人は、ガイドを使うことこそ急がば回れである。
それも、目的に応じたガイドでなければならない。
すぐに、おみやげ屋に連れて行こうとする安いガイドは駄目だ。

おそらく一生で1回か2回のブラジル・サンパウロである。
多少はお金を使って、
その代わりに時間を有効に使うことを優先してもよいはずである。

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Comments

ブラジルには2回出張で訪れました。私にとって非常に印象深い国です。広いブラジルのごく一部しか知りませんが、個人的にはベロ・オリゾンテの町が気に入りました。ベロでは夜に出歩いてもさほど危険は感じませんでしたよ。
しかしサンパウロは確かに怖いところが多いですね。落書きだらけのビルとかを見るとちょっとびびります。ブラジルに行くなら地方都市の方がいいですね。

Posted by: kunihiko_ouchi | sábado, 7 de outubro de 2006 at 10:39

>kunihiko_ouchi様
ベロ・オリゾンチも同じように危険かと思っていました。
今は違うのでしょうかね。
ベロ・オリゾンチは、盆地のような街ですね。
中心部はそうでもないですが、坂がサンパウロよりずっと急ですね。
サンパウロも、以前よりは危険ではなくなったと思っていて、色々なところに行くのですが、そんなことを書いているこのブログを読んで、何かあっては困るので、一応警告をしておきました。
安全には、くれぐれも注意すべきだし、そのためにある程度の出費をした方が気持ちよいだろうと本当に思っています。

Posted by: Sao Paulo | domingo, 15 de outubro de 2006 at 00:45

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