ブラジル・サンパウロの「美術施設地図」
ブラジル・サンパウロは、人口1000万人の大都市である。
渋滞もひどく、平日は移動に大変に時間がかかる。
それに、地下鉄も発達していない。
肝心の施設を避けるかのように、路線が走っているかのように思えるくらいだ。
バスは縦横に走り回っているが、
旅行者はもちろん、住民だって、自宅付近の路線もよく知らないくらいだ。
それに、このバスも高級な住宅街は乗り入れていないくらいだ。
環境が悪くなるからだ。
住民は、車で移動するから、バスは必要ないというわけだ。
タクシーは、タクシー乗り場でも流しでも捕まえられるし、
市内中心部の移動であれば、そう高くもない。
でも、渋滞しているし、ちょっと遠方に行くと安くもない。
サンパウロは、道に一本一本固有の名前があり、
それが住所となっている。
良いところもあるが、その道がどこにあるのか知らないと、
何の意味もない。
地図上、大体どのあたりにあるのかでも前もってわかれば、
かなり安心できるのであるが、
そういう手段は限られている。
一般に市販されている地図には、
記載されている施設名は、多くない。
日本のように、
各社から便利な地図が競って発行されていることはない。
サンパウロに「ピア・マップ」があればと、
以前からずっと思っている。
でも、時々便利な地図を手にすることもある。
”MAPA DAS ARTES SAO PAULO”という
サンパウロの美術施設を紹介している地図である。
美術館やギャラリーの場所が地図上にマークしてある。
隔月刊である。
それぞれの美術館やギャラリーでの展示会の内容や
期間などを、裏面に紹介している。
拙宅付近では、
「ギリシアの神々展」を開催しているFAAPももちろんマークされている。
(クリックすると拡大する)
第27回サンパウロ・ビエンナルが開催されているイビラプエラ公園にも、
色々な施設があることがわかる。
地図の上部にはパウリスタ大通りを入れてみたが、
この地図の範囲を歩いていくことは、ちょっと無理だろう。
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