カカが信者である教会の創立者が捕まった。
米国連邦捜査局FBI (Federal Bureau of Investigation)が、キリスト再生協会Igreja Apostólica Renascer em Cristoの創始者のエステヴァン・エルナンデス・フィーリョEstevam Hernandes Filhoとソニア・アダヂ・モラエス・エルナンデスSônia Haddad Moraes Hernandesの夫婦を、マイアミMiamiで、身柄を拘束した。
夫婦は、1月8日(月)に、サンパウロのグァリューリョスGuarulhos空港を出て、米国Estados Unidosに到着した。
ブラジルの連邦警察Polícia Federalと公共省Ministério Públicoからも捜査されている夫婦は、米国の税関alfândegaで56千ドルを持っていたにもかかわらず、10千ドル持っていないと虚偽の申告をしたために、拘束された。
エステヴァン・エルナンデス・フィーリョとソニア・アダヂ・モラエス・エルナンデスの夫婦は、彼らを拘置所に入れるという要求を取り消す最高裁判所STJ (Superior Tribunal de Justiça)の仮決定を12月末に得ることが出来たので、米国Estados Unidosに向かって出発できた。
これまでは、彼らは逃亡者と考えられていた。
ブラジルBrasilで、エステヴァン・エルナンデス・フィーリョとソニア・アダヂ・モラエス・エルナンデスの夫婦は、資金洗浄lavagem de dinheiro、詐欺などで訴えられている。
犯罪には、信者による寄付金や幽霊企業"empresas fantasmas". の設立などが含まれている。
組織犯罪抑止行動グループGaeco (Grupo de Atuação de Repressão ao Crime Organizado),によると、サンパウロ州の公共省Ministério Públicoは資金洗浄の罪で米国Estados Unidosでもまた捜査をするように依頼する。
ブラジルBrasilでは、裁判所Justiçaがサンパウロ州のアチバイアAtibaiaにある種馬場harasなどの彼らの財産を差し押さえている。
フロリダFlóridaにある屋敷など19百万レアル(=約12億円)の富があるにもかかわらず、教会は各所の教会の賃貸料などで12百万レアル(=7.2億円)の負債がある。
組織犯罪抑止行動グループの検事にとって、米国で申告しなかった金を持った彼らの拘置は、ブラジルでもやっていることを明らかにした。
彼らは、組織犯罪抑止行動グループは米国の警察に彼らを刑務所に入れるのに協力を依頼している。
組織犯罪抑止行動グループの検事は、エルナンデスHernandes夫婦を拘置所に入れる要求を新たに出すと言っている。
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エルナンデス夫婦は、信者からの寄付を、自分の企業の運営に使ったり、
ありもしない教会をつくって、捜査を逃れようとしているという。
どこでも、宗教に関わるこういう犯罪が起きるわけだ。
こういう宗教にはまっても、だまされていることに気付かない信者がいるのが、何とも哀れだ。
迷惑なので、こういう人とは関わりたくない。
自分の心がしっかりしていれば、身も心も宗教によってボロボロにされることはない。
要は、自分次第だ。
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ところで、このキリスト再生教会の信者として一番有名なのが、
サッカー・ブラジル代表のカカである。
2005年12月に、
この教会の本部教会で結婚式を挙げている。
この教会の所業についての内部告発が、2006年10月にあった。
しかし、それ以後、カカへのインタビューなどはない。
カカは、ブラジルでのメディアでは、私的な生活はまず出てこない。
年末年始に、他の選手が続々とブラジルに戻ってきていることが、伝えられるがカカについては帰国したことは伝えられたが、その映像もなければ、その後の様子も全く伝えられない。
一流選手では、カカくらいだ。
もちろん、チャリティー試合に出場もしていない。
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