ブラジル・サンパウロをgoogle mapでみる その33 アナクレット・カンパネラ競技場。
ブラジル・サンパウロの南東に隣接するサン・カエターノ・ド・スル市は、自動車産業を中心とした工業都市である。
サンパウロ市の中心部からわずか10キロの距離のところにあり、市街地は完全につながっている。
このサン・カエターノ・ド・スル市を本拠地とするのが、サン・カエターノというクラブであり、その本拠地がアナクレット・カンパネラ競技場である。

サン・カエターノは、1989年に設立された新しいクラブであるが、2000年代に入ってから旋風を巻き起こしてきた。
2004年には、サンパウロ州選手権で優勝。
2000年と2001年には、ブラジル選手権で2位になっている。
しかし2004年後半以降急激に弱体化し、2006年のブラジル選手権ではセリエBに降格が決定した。
現在行われているサンパウロ州選手権では、比較的好調で上位に位置している。
このクラブの問題は、試合の観客がとても少ないことである。
アナクレット・カンパネラ競技場は収容人数は2.2万人であるが、ブラジル選手権の試合でも観客が2千人にも満たないことが多く、600人ということもある。
つまり、ファンがほとんどいないのである。

サンパウロ市にあまりに近く、且つクラブに歴史がないので、ほとんどの人がすでにコリンチャンスやサンパウロFCのファンとなっているようである。
サン・カエターノ・ド・スル市の人口も10万人もいないのである。

一体どうやってプロチームとしての運営が出来るのか不思議なくらいである。

実際に訪ねてみた。

サンパウロ市からサン・カエターノ・ド・スル市に入ると、街並みは新しく思える。
古い建物がないからだと思う。
市境には、サン・カエターノ・ド・スル市に入ったことを示すように、市名の表示がある。
こういった物でもなければ、サン・カエターノ・ド・スル市に入ったとは気づかない。
アナクレット・カンパネラ競技場は、
サン・カエターノ・ド・スル市の中心部からは南東に当たる住宅街の中にある。
丘のやや南に傾斜したところにあるので、住宅街を抜ける幹線道路が尾根を走っていることもあって、競技場を遠くから見つけることは困難である。
その幹線道路からやや入ると、住宅街のなかに、スポーツをしている人たちのモニュメントがいくつもある。

競技場が近いことを思わせるが、肝心の競技場がどこにあるのかを指し示すような案内はない。
競技場の中に、スポーツクラブがあり、そういった施設を利用する人たちで行き来は多い。
バスケットボールは強豪として知られている。

プロサッカー・クラブとしてのサン・カエターノは別に練習グラウンドを持っておらず通常の練習はここで行う。
周囲は、中流層の住宅街であったが、観客が1000人程度であれば、試合の日もその声援が気になることもないだろう。
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