ブラジルの「サブリナ・サトウ」 その74 豪雨の中でのタイヤ交換。
ブラジルで大人気の日系人タレントのサブリナ・サトウSabrina Sato。

サブリナ・サトウ自身は毎週日曜日20時からrede TV!局で放送されているpanico na TVに、元気よく出演を続けている。

サブリナ・サトウのチャレンジ・コーナーという名の、半ばいじめの企画も続いている。
司会者のエミーリオ・スリタが、まるで悪魔の儀式の主宰のように、話を始める。

サブリナ・サトウは常々女性にはできないことは何もない。
男性よりは女性が偉いというようなことを言っているという。

では、サブリナ・サトウがなんでもできるところを見せてもらおうと思うと続ける。

今日のチャレンジは、「車のタイヤ交換」という。
長い前説の割に、つまらない企画である。
早々毎回「大仕掛けのチャレンジ」は、予算の関係上やっていられないのだろう。
何しろ今日はおしゃれをしてきたのだ。
髪をセットし、
新しいドレスを着ていたのにと、抗議する。

悪魔が乗り移った司会者のエミーリオ・スリタが、強引に押し切ってしまう。
もちろん、スタジオ参加者もこういうときは完全に一味である。
チャレンジの場所はいつものように、
大して広くもないrede TV!のスタジオ入り口前。
この日は雨が降っていた。
車は、シェヴェッチと言う古いGMの車である。
この車は、GMのワールドカーとして開発されたもので、
日本ではいすゞがジェミニとして、25年くらい前に販売していた。
思い出してみれば、以前の「洗車」のときにもこのシェヴェッチであった。
「人間バンパー」の際には違ったいたようだが。

番組は進行し、
しばらくしてサブリナ・サトウが
スタジオ入り口前に現れた。
豪雨になっていた。

そして、タイヤ交換が始まった。
サブリナ・サトウは運転はできるが、タイヤ交換はしたことがないのだ。

サブリナ・サトウの頭の中では、
車を止めていれば、
誰かが止まってやってくれるという理解であった。
だから、自分はやれなくても良いということである。
しかし、この番組は無情である。

番組は、更に進行する。
サブリナ・サトウは全く何も手についていない。

レンチが壊れているなんて文句を言うが、そんなことはないらしい。
ジャッキも使った形跡がない。
スタジオの司会者エミーリオ・スリタが、
レギュラーの女性陣に手伝うように言った。

あり得ない光景だ。
普通であれば、誰か男性が止まってやってくれるに違いない。
女性達の中には、タイヤ交換の知識があって主導しているのもいた。
だが、何を勘違いしたか、バケツを持ってきた女性もいた。

ブラジルなので、女性のお尻のショットは必ず必要だ。
これで、視聴率はグンと上がる。
サブリナ・サトウの存在がちょっと薄くなった。

何を考えたか、サブリナ・サトウが突然ボンネットの上に登り始めた。

これまた、お尻からのシーンで、視聴率は確実に跳ね上がったはずだ。
サブリナ・サトウも体を張って、カメラを取り返した。
タレントとしてのプロ根性を見せたわけである。

そして、その他の女性に作業をさせて、自分はボンネットの上でポーズをとった。

サブリナ・サトウを除いて、女性達は頑張るが、まったくタイヤ交換は進まない。

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