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sábado, 31 de março de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その16 Parque Cidade de Toronto。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

これらの公園を順に紹介している
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく

番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、これら東部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ北部の公園の紹介をしている。
”緑の地図”による12番は、トロント市公園 Parque Cidade de Toronto。

面積:109.100m²
開園:1992年

特色:
この公園はサンパウロSão Paulo市とカナダCanadáのトロントToronto市の技術協力プログラムの一つとして生まれた。
両市の技術者間の仕事の理解、診断、ノウハウの移転を目的としていた。
湿地と池が、公園エリアの大きな部分を占めている。
このため、こういった環境に生きる生態系を知る事が出来る。
特筆すべきことはカナダの遊具が遊び場にある事である。

住所:Av. Cardeal Mota, 84 - City América/ Pirituba
電話: (11)3648-0579
開園時間:6h-18h

サンパウロ市の中心部から直線で10.5キロ離れた北西部にある。

面積的には決して小さくはない公園である。
主な設備は、多目的コート、遊び場、遊歩道、運動器具、シュラスコ場。
駐車場は無い。

Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
Spd20070330pgmc

この公園は、確かに、池と湿地がほとんどである。
※※衛星写真が撮影されたときの池の面積はかなり小さい。
   水位がかなり下がっていたときのようだ。
   実際はもっと広い。
   ずっと西側に広がっている。   

その周囲のわずかな土地が実際に来園者が入り込めるところとなっている。
この公園は、北西が高く、東側が低い。
平地なのは、多目的コート、管理事務所、遊び場があるあたりだけである。

全体的に見ると、池と湿地がほとんどを占めている。
わずかに原生林もある。

ここも、川の原流域を公園にしたものであるが、下流域は暗渠化されていない。

公園の入り口は2箇所。

公園の周辺は、完全に住宅地。
ほとんどの家の屋根の色が瓦の色をしている。
更にそれぞれの家の輪郭がはっきりしていて、大きい。
敷地は最低でも500平米以上はありそうで、家の床面積も400平米以上はあり、プールがある家がほとんどである。
この10数年前から分譲されている高級住宅街である。
中の上の階層以上が多いようなところである。

公園の北側の入り口あたりが、この公園の頂上になる。

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この公園へのアプローチは難しくない。
※説明で、理解できない人はこの公園には行かない方がよい。

サンパウロ市の中心部からはマルジナル・チエテを西に行く。

バンデイランチへの分岐をすぎて、バンデイランチの高架の下を通り過ぎたところで右に曲がる。
※右側に入って直進するのではなくて、右側に曲がる。
Spd20070330pcta

かなり急角度に曲がるので、十分に減速が必要である。

曲がるとアパート街が近づいてくる。
左手の塀の向こうは住宅街である。
このアパート街は、低所得者向けではない。
といって高級でもない。
位置づけが難しいアパート。
Spd20070330pctb

アパートを通り過ぎたところがもう公園になる。

公園のフェンスに沿ってちょっと行くと、正門になる。
Spd20070330pctc

帰りは、アパート街を戻り、マルジナル・チエテにでる方法が正当だろう。
Spd20070327pctb

あえてそれは説明しない。
せっかくなので高級住宅街を抜ける方法を紹介しておく。
Spd20070330pgme

この高級住宅街は、出入り口が3箇所しかない。
それぞれの出入り口に、門番がいるわけではない。
自由にはいる事が出来る。

一つはアパート街側である。

あと2つは、西側にある。
公園の南側の道は、カルヂアル・モッタ大通り。
正門から西向かい、最初の角を左に行き(ジョゼ・レボウサス・ヂ・カルヴァーリョ通り)、2番目の角を左にはいる(マルコ・A・モンタドン通り)。
突き当たりを右に行き直進する(エンジネイロ・ジウゼッペ・ミギリオレッチ通り)。
更に突き当たりを左に曲がり(アナスタシオ大通り)、道なりに行って、次に右に曲がりあとは、道なりに直進する(プロフェッソール・ベネヂット・アァリコ・ヂ・カストリ・ボレーリ通り)。
道の名前は変わるが、そのまま行くとアニャングェーラが正面に見えてくる。
信号を直進し、アニャングェーラの下を抜けて、反対側にでる。
※この方法でしか、アニャングェーラのサンパウロ市内方面に出る方法はない。
 途中で、決して間違えない事。
 この道は、サンパウロ市内での重要な抜け道の一つなので覚えた方がよい道である。

アニャングェーラを通り、チエテ川を渡る。
そのまま直進して、アルト・ダ・ラッパやポンペイアを通って市内中心部にアプローチするのが好きだ。
どうしてもこのルートが嫌いな人は、チエテ川を渡ってすぐに、右にまがりマルジナル・チエテの東行にはいるのも良い。

マルジナル・チエテから、マルジナル・ピニェイロスを使いたい人は、
アニャングェーラを潜ったあと、アニャングェーラに合流せずに、マヌエル・ドミンゴス・ピント大通りを直進していけばマルジナル・チエテの西行にでる。
マルジナル・チエテに出る前、左側に小さなファヴェーラがあるが、昼間は気にする事はないだろう。

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公園に行ってみた。

正門付近の住宅街
Spd20070330pctd

正門。
Spd20070330pctzf

正門には色々な注意の表示掲示がある。
放し飼いの犬は駄目、
池で泳いだり、釣りをしても駄目。
自転車も駄目なそうだ。
Spd20070330pcte

さっそく、正門の左側に、自転車をつなぐところがある。
Spd20070330pctf

珍しく公園の配置図がある。
青い部分が池で、緑の部分は入り込めない樹林である。
つまり池を一周する事は出来ない。
更に西の方は湿地になっているのだが、ここも入り込む事は出来ない。
Spd20070330pctg

公園の東端にある多目的コート。
2面ある。
Spd20070330pcth

更に円形のステージがある。
(着色してあるところ)
何に使うのか使った事があるのか不明。

公園の池の下流域。
雨でも降らないとほとんど枯れている。
アパート街とバンデイランチの間を流れている。
Spd20070330pcti

公園の東北端からのパノラマ。
(クリックすると拡大する)
左側に、池の排水溝がある。
正面の丘は全て高級住宅街。
Spd20070330pctj

正門を入って正面に、
サンパウロ市営公園に共通なデザインの公園名称の表示板がある。
カナダにちなんでメープルである。
Spd20060826pctb

その先に、デッキがあった。
Spd20060826pcta

このデッキは、湾曲して、池の方に突き出ていた。
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大して突き出ているわけでもないのに、池の風をちょっと感じられて気持ちよかった。
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平和である。
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Spd20060826pctr

遊び場は2つに分かれている。
Spd20070330pcto

一つは地面が砂になっているところ。
Spd20060826pcto

もう一つはコンクリートが引いてあるのだが、
これが多分カナダの遊具のはずだ。
夏の休日にはわずかに水が溜められるようになっている。
Spd20060826pctn

この正門前の地区から対岸に行くには、細い遊歩道を通らなくてはならない。
砂利道である。
Spd20060826pctp

公園の南側に沿って西に行くと、対岸へ行く橋がある。
右側の橋が池の端をかすめて通る。
Spd20060826pctf

左側は、湿地の中を通り抜けて、対岸の芝生のあるところの左の外れにでるようになっていた。
Spd20060826pctg

対岸には平地はほとんどない。
向こうに見えるのも高級住宅街である。
Spd20060826pcth

橋の上から、東側を見た。
Spd20060826pctl

橋の終端。
Spd20060826pctq

対岸から、正門の地区の方を見てみた。
Spd20070330pctw

高級住宅街。
Spd20070330pctx

対岸には、運動器具がある。
全て使い方を図示している。
Spd20070330pctu

公園の西の端。
雨が降ると、水が流れるようだ。
正規の道ではないようだが、フェンスに沿って歩く事は出来た。
Spd20070330pctv

対岸側の入り口の外にある公園名称表示板。
Spd20070330pcty

住宅街。
誰も歩いていない。
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シュラスコ場。
竈は7つほどあった
週末は賑わうという。
Spd20070330pctza

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シュラスコ場の下の池の縁から対岸を見てみた。
Spd20070330pctzc

池の縁に沿った小道。
”カナダの雰囲気”という事だが、”どこが”としか言えない。
Spd20070330pctzd

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この公園のある地区は、"シチー・アメリカCity America"(オレンジ色で囲んだ地区)という。
Spd20070330pgmd

サンパウロで、正式に”City”の名称が付く地区はここだけであるが、
通称にCityが付く地区が幾つかある。
City LapaとかCity Pinheirosなどがそうだ。

このCityは、不動産開発会社のCIA.Cityから来ている。
元々は英国系の会社で、
サンパウロの高級住宅街のかなりの部分を、この100年ほど開発してきた企業である。

パカエンブー、ジャルジン・アメリカ、アルト・ヂ・ピニェイロス、アルト・ヂ・ラッパ、ブタンタン、ジャルジン・グェダーラなどもこの企業が取りあげてきたところだ。
注意して歩いていると、これらの地区では、今でもマンホールの蓋にこのCIA.Cityのマークを見つける事が出来る。
※他に注意する必要もあるので、下を向いて歩いてはいけないが。
 こういった高級住宅街は、ほとんど誰も歩いていないので、ある意味安全で、ある意味危険。

さてこのシチー・アメリカ地区は、20年前には区画整理は終わっていたが、まだ分譲が始まっていないくらいであった。
道路の名前もまだ付いていなかった。

だから、公園の周囲にある家もほとんど新しい。
逆に言うと、落ち着きや風格が全くない。
また、家が建てられていない土地が沢山ある。

高級住宅街とはいえ、このサンパウロの北西部などに、本当の金持ちは住もうと思わないはずである。
本当の富裕層は富裕層が住むべき別の高級住宅街にいるのは普通のはずで、少なくともここではない。
この場所は、地価も安いはずである。
転売をしようとしても、早々売れないはずである。

この地区が開発された20年前には、すでにサンパウロから西に20キロほど行ったアルファヴィレというところに、住宅街そのものを高い塀で囲こみ、その地区の入り口を厳重に警備している分譲地がすでに出来ていた。
今は、郊外のアパートまでがそういう形式になりつつある。

このシチー・アメリカ地区のように、誰でもその地区に入り込めるような地区の設計は20年前に新たに住宅用の土地を手に入れようという富裕層にはもう受け入れられなかったはずである。

そういう事で、ここは本当の意味での高級住宅街という事は出来ない。

ただ、かなりの高級住宅街である事には違いない。

大きな家は何よりもその維持にお金がかかる。
それが出来るという事は、金持ちに違いないからである。

この公園のあるシチー・アメリカ地区は、
サンパウロ州の内陸部へ向かう2本のハイウェー(アニャングェーラとバンデイランチ)に挟まれている。
さらに東南側はチエテ川。

これらを歩いて越えてくる事は、まず出来ない。
シチー・アメリカ地区の南側の住宅地も、プールなどはないがかなり良い雰囲気の一戸建て住宅専用地区である。

この公園は、基本的にとても良い雰囲気のところにあると言える。
公園の東側のアパートの向こうの住宅街も、家は大きくないが、地区そのものが塀で囲まれたところである。

地区の西側も、サン・ドミンゴス公園の周辺になる中の中程度の住宅街になっている。

この公園の周辺には、危険な地区はないのである。

だが、高級住宅街では、基本的に住民は歩いていない。
歩いているとすると、
郵便配達人、家の使用人、工事関係者位である。
人がいない事が、危険につながることもあることは、十分に配慮しておくべきことである。

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この公園の評価。

たまに雰囲気の違う公園に行きたくなったときには悪くない。

欠点を先にいうと、
園内は、池と湿地がほとんどなので、来園者がはいる込めるところはとても少ない。
そして、ほとんどの人が遊び場のある正門地区にいるので、そのあたりは日曜日はごった返す事になる。
対岸の方には、シュラスコをする人以外はあまり人はいない。

バンデイランチからの騒音がとても大きい。
特に正門地区から、対岸へ行く遊歩道にかけては気になる。
対岸に行くと、住宅に遮られて静かになる。

カナダの雰囲気は全くない。
期待しては駄目だ。
どこまでいってもブラジルだ。

良いところはやはり池がある事だ。
珍しく水が澄んでいる。
そして、匂わない。
他では見られない種類の鳥が多い。

駐車場はないが、
公園の周辺道路にはいくらでも駐車できる。
Spd20070330pctzg

いつもの事だが、出来るだけ入り口近くがよい。
この公園は、おそらくほとんどの人が車で来る人のようで、休日は駐車している車でいっぱいである。
何しろ地元の人は高級住宅街なのであまり住んでいない。
よそから来ている人たちだけだ。
バスも通っていない。

来園者の多くは、子供連れの白人。
もちろん日系人はいない。

平日も、更に休日には周辺に、移動販売の車が並ぶ。

シュラスコをしなければ、1時間も滞在すると十分な公園だ。
日陰も少ないので、暑い日はきつい。

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なお、この公園の売り物であるデッキと橋は現在壊れている。
Spd20070330pctk

Spd20070330pctl

雨で池の水位が上がったときに浮き上がったという。

対岸へ行くために池の端を抜ける橋だけは問題なく通れる。

湿地を通る方は、通行止め。
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この公園で見る事が出来た鳥たちである。

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