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sábado, 17 de março de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その8 Parque do Carmo。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

これらの公園を順に紹介している。
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく

番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっている。
5番は、カルモ公園Parque do Carmo。

面積:1.500.000m²
開園:1976年

この公園のエリアは、オスカー・アメリカーノ・ヂ・カルダス・フィーニョOscar Americano de Caldas Filhoの所有する農場の一部であった。
家族や友人と週末をここで過ごしていた。
農場の屋敷は、公園の建物の一部となっている
1976年に公園になった。
カルモCarmo公園はサンパウロでは2番目に大きな公園である。
※3番目のはず。
公園には、日本人コミュニティーによって手入れされている桜林の他にもコーヒー園や果樹園がある。
毎年、公園では、花で覆われる8月桜祭りFesta das Cerejeirasを開催している。


住所   :Av. Afonso Sampaio e Souza, 951 - Itaquera
電話   : (11)6748-0010
開園時間: 5h30-18h

サンパウロ市の中心部から直線で19キロも離れた最東部である。

広大な公園なので、色々な施設も整っているし、その数も多い。
また、色々な環境を提供してくれる。

主な設備は、散策路、器械体操器具、サッカー場、売店*休日のみ、ピクニック場、遊び場、池、森、原生林。
※公園地内の南端部に、2006年に会場のプラネタリウムがある。
 しかし、これは公園とは別の管理になっている。
Spd20060423pcmh

 また、敷地外にサンパウロ市内では最大規模のSESC(複合文化施設)もある。
 これも管理は全く別である。       
     
駐車場もたっぷりある。

Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
Spd20070306pgmo

この公園は、元々の農場を公園に転用したもので、ほとんどが丘陵地で樹木が多い。
Spd20060423pcmd

実際に訪問者が入り込める面積は半分程度。

入り口は西側、北側などに数カ所ある。
駐車場の入り口は北側1箇所だけである。

敷地の中央にある人工池周辺とその北側にある遊び場だけが平地で、そのほかは丘になっている。
だいたい北側が低く開けていて、南に向かって高度が増すに地形なっている。
高低差はかなりあるので、かなり歩きがいがある。

公園の森に入り込めるところはあまりない。
森の周囲を歩く感じである。
草地はだいたいきちんと刈り込んでいあるので、歩く事が出来る。
公園内の通路は舗装された部分が少ないので、履き物は歩きやすいものにしなくてはならない。
公園内に川の源流があり、流れに沿って幾つかの小さな池がある。

アプローチに使う西側の幹線道路には、入り口付近には商業施設が並んでいるが、
それまではやや荒れた環境だ。

西側および北側の幹線道路から奥にはいると、ほとんど中流の中もしくは中の下の住宅街である。
東側には、中の下以下の住宅地がわずかあるが、まだ未利用地も多い。
南は、州の環境保全地区で森になっている。

住宅街は開発されてからまだ20年余りだが、やや荒れている。
ファヴェーラ(=貧民窟)はすぐ近くにはないが、もちろんそう遠くないところにはいくつもある。

公園の北端あたりの敷地外、駐車場入り口の隣に、この付近を管轄する警察署がある。
警察署がある事と、このあたりが安全かという事は全く関係ない。

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公園に行ってみた。

この公園に行くには、マーヂナル・チエテもしくはラヂアル・レスチから、アリカンドゥーヴァAricanduva大通りを経由し、
サンパウロでは最大の敷地面積のショッピング・アリカンドゥーヴァの前を通りすぎる。
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アフォンソ・ヂ・サンパイオ・イ・ソウザ大通りAv Afonso de Sampaio e Sousaに入り、道なりに行くと、すぐに右手に公園の森が見えてくる。
そのまま進み、公園を通りすぎたところで右折し、200メートルほどで駐車場入り口がある。
Spd20070306pgmp

このルート(紺色)で往復するのが一番単純だろう。

もしくは、ラヂアル・レスチRadial LesteをイタケラItaqueraまで直進し、イタケラ大通りに入り南下して公園に到達するルートや
ラヂアル・レスチから、リーデルLider大通りに途中からはいる方法(紫色)も考えられる。
ラヂアル・レスチは、信号も少ないので、イタケラまでは時間もかからない。
イタケラ大通りに入るところは、信号でいつも渋滞しているので時間がかかる。
また、リーデル大通りの公園に近いところには、ファヴェーラが多いので注意を要する。

また、帰路については、カホンCarrao地区を通るルート(水色)も考えられる。
アリカンドゥーヴァ大通りは川沿いに作られた道で、にわか雨が降ると、サンパウロ市で一番に冠水する道路である。
道路の冠水はあっという間の事で、気付いたときには逃げ場がない。
さらに、アリカンドゥーヴァ大通りから、直接にラヂアル・レスチをサンパウロ中心部に向かう信号は何回も信号待ちをしなくてはならない。
安全のために、できるだけ信号待ちは避けたい。

カホン地区を通る道とは、リオ・ダス・ペドラス大通りである。
南米最大150万柱があるというヴィラ・フォルモーザ墓地まではあまり綺麗とはいえないが商業施設が道沿いに並んでいる。
墓地をすぎると、道の名前はカホン大通りAv.Carraoに変わる。
この道は高台を通るので、冠水の心配はない。
道は直線で、広くなり、商業施設は綺麗になる。
この道の両側に広がる住宅街は、サンパウロ市の東部にしては割と上質である。
主に、中流の中の家が並んでいる。
このあたりは、日系人も多く住んでいる。
日本語の名前の店もあるが、もちろん日本語はまず通じない。
そのまま、道なりに進み、ラヂアル・レスチの手前で、ちょっと一方通行路にはいる必要があるが、表示の通りに行けば、まず間違う事なく、ラヂアル・レスチにはいることが出来るはずだ。

公園の西側入り口にある、
サンパウロ市営公園に共通なデザインによる公園名称の表示板である。
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この地区で、これくらいの落書きはやむを得ない。

西側からみた、広大な「遊び場広場」。
この奥のほうに池がある。
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広いのだが、休日にはとても人の密度が高くなる。
ボール遊びをしている人や凧揚げをしている人など、結構ぶつかりそうになるくらいである。
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凧も売っている。
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遊具もいっぱいある。
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特にブランコの数には凄いものがある。
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池の端からこの遊び場広場を見てみた。
池はやや高い位置にある。
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人工地である。
これだけ広いのに、ボートもない。
遊泳も釣りも禁止である。
ブラジルの人は、泳げない人が多い。
学校にプールもなく、習う機会もない。
自宅にプールがあるのは、中流の上くらいからである。
こういった公園に来る階層では、一年に1-2回の海でしか水に触れる事はないはずだ。
事故を防ぐために、禁止していると考えられる。
だが、警備員の目を盗んでこっそり池の奥で水につかっている子供がいるのも事実である。
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(クリックすると拡大する)

池の東側は丘になっている。
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この丘の上にも、遊具がある。
ここでも、凧を売っている。
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また、ピクニック場もある。
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この場合のピクニックは、食べ物を持ち寄って、食べる事を意味するわけである。

あまりもう食べない方がよいような方が多い。
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この場所以外にも、この公園にはピクニック場がある。
そこにも、肉を焼くかまどがさら沢山あって、煙が上がり、良い匂いに満ちている。
家族連れやグループで、いっぱいのところだ。
肉などの材料と炭と網は持参しなくてはならない
Spd20060806pcmb
サンパウロの郊外の規模の大きな公園にはこのピクニック施設が多い。

池の南端付近の道を歩く人々。
舗装はされていない。
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時季外れの桜林。
誰もいない。
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桜林と池の間にあるベンチ。
ここで、「桜祭り」が開催される。
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その時以外は、訪れる人もほとんどなく静まりかえっている。
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この公園は広いのだが、
人がいるのは、この遊具があるところとピクニック場それに池の周囲だけである。
南側に広がっている草地に立ち入る人などほとんどいない。
刈り込まれていて、蛇がいたらすぐわかるはずなのだが。

南側の丘を登ったところにあるサッカー場。
見晴らしは良いのだが、ここまで来るのは疲れる。
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池の西南側に、農場のかつての屋敷がある。
その脇に、碑があった。
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「日本移民七拾周年記念碑」と書いてあった。
もうすぐ百周年だ。
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この碑の脇には、句の誌友の碑もあった。
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この碑の他にも、この公園の池の北東側の丘の上には、黒田清子様がまだ内親王であらせられたときにブラジルをご訪問されて、お手植えになった木があり、そこにも碑がある。

これらの碑や桜林でもわかるように、この公園は日系人と関わりがあるようなのだが、来園者には日系人はやはり少ない。
とても少ない。
ほとんどいない。
白人は割と多いのだが。

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この公園の評価。

サンパウロ市の最東部には違いないが、ルート上にファヴェーラがあるわけでもなく、また公園のすぐ近くにもない。
サンパウロ中心部からずっと幹線道路を使ってのアプローチなので、途中でドキドキするような事はない。

来園者も、近隣の人が多いだろうが、自家用車やバスなどを使って、遠くから来ている人も多いようだ。
公園前のバス停に、人がいっぱいなのでそれとわかる。

駐車場に止まっている車には、あまり新しいものはない。
ぴかぴかの車では行かない方がよいだろう。

来園者は、平和な家族連れやグループ連れがほとんど。
サンパウロの公園では一番グループの人数が多めである。
一番危ない年齢の未成年者のグループは多くない。
1人で来ている人は、あまり見かけない。
白人の比率も高い。

ジョギングなどのスポーツをしている人はあまり多くない。

人が多いのは、平地と池の周り。
それに遊び場とピクニック場だけ。
他のところにはほとんどいない。
あまり、人がいないところには行かない方がよいかもしれない。
もちろん、警備員も警察も広さに応じて多く、巡回している。

トイレは何カ所かあるが、平日は閉まっていて、休日しか開いていないところがある。

園内路は、舗装されていないところが多いだけではなく、
雨で浸食されて深い溝ができた、でこぼこ道も多い。
駐車場も舗装されていない。

この公園の魅力は、広大さである。
あまり人がいない丘の上に登って深呼吸をしたくなるし、草地に寝転がって大空に浮かぶ白い雲が流れていくのをずっと見ていたくなる。
サンパウロの都心部の狭い公園では、こういった事は出来ない。
この公園の西側に近いところは、道路の騒音も大きいが、奥にはいるともう聞こえない。
子供達がはしゃぐ声や鳥の囀りだけである。

丘に登っても、周囲の森に阻まれて建物もみえない。
ぐるり360度を見渡せる。

空気も美味しく感じる。

高層ビルばかりで見晴らしが利かず、空気も悪く、騒音がいっぱいの、サンパウロの中心部とは全く違ったところである。

こういった公園は、サンパウロ市営の32の公園の中では、この公園しかなかった。

サンパウロ市内中心部からこの距離で、このように広さを感じるところはそうそうないはずだ。

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サンパウロに不慣れな人は、この公園でも難易度は高いだろう。

なんといっても、最東部である。
注意は必要である。

まずは、「桜祭り」の時にでも、行ってみるのがよいかもしれない。
この時だけは、日系人がいっぱいいるので、目立たない。
来園者も、最も多いときである。

もしくは、多くの人数で一度行ってみるのも良いと思う。
ピクニック場で、肉を焼いて食べるのは最高のはずだ。

お箸に、おにぎりは、ちょっと人目を引くだろう。

サンパウロの都心部の高層ビルに囲まれた生活に多少息苦しくなった人が、他に手段がなければ、ここで一時を過ごすのも悪くはない。

早めに来て、早めに引き上げるならば、おそらく問題はないはずだ。

ただ、日本語しか話さない子供を自由にするのは、かんがえものだ。

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新しい車ではなく、ブラジル人的な服装をして、ブラジル人的な振る舞いをする自身がある人は、あくまでも自己責任ではあるが、この公園を訪れてもよい。

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尚、この公園の西側の幹線道路に沿って、低級のモーテルが何軒か並んでいる。
公園の入り口の正面にはない、すこし南側になる。

公園とは反対側になるのだが、
モーテルの手前には、女性達が立っている。
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平日も立っている。
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住宅街の入り口にもいっぱいいる。
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バス停も占拠している。
客を求める視線が鋭い。
Spd20060718t

ただ、
とても無理だろうというような方ばかりである。
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こういったところにある公園であることは、よく心しておいてほしい。
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