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sábado, 24 de março de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その13 Parque Rodrigo de Gásperi。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

これらの公園を順に紹介している。
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく

番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっていて、これらの公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ北部の公園の紹介をしている。

サンパウロの市営公園は、市域のうちの市街化地域にほぼ均等に設置されていない。
むしろ偏在していると言える。

すでに、紹介して東部地区の場合でも分かるように、サンパウロ市の中心部セントロから20キロ以上も離れたところに5箇所もあって、それぞれ2-3キロしか離れていないにも関わらず、そのほかには9,5キロのところにあるピケリ公園だけしかないわけで、中心から15キロ以内に住んでいる人は全く公園の恩恵に被らない人がほとんどという事になる。

どうしてこんな事になってしまったのかについては、そう難しい事でもない。
ブラジルについて語るときに、必ず行き着くところの「社会階層のコントラスト」が、その究極の原因である事は言うまでもない。
このことについては、32箇所の公園を全て回りきる前から、予想も付いていたし、実際に回っている途中で確認も出来た。
公園を全て紹介した後に改めて総括してみたい。

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公園が全くない地区があれば、
どういう訳か集中している地区がある。

サンパウロ市の中心部から北西に直線で10-12キロのところには、一番離れた公園同士でも4キロ、近いものは1キロも離れていないところに5つもの公園がある。
Spd20070316pgmh
(公園はピンクに着色したところ)

それぞれの公園は、決して大きなものではない。
このあたりは、地形も複雑で、さらにサンパウロ州北部へ向かうハイウェーが2本、そして近郊鉄道も1本通っている事もあり、それらによって分断されているので、一つにまとまっている地区とは言えないところである。

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しばらくこの地区にある公園の紹介をする。
”緑の地図”による9番は、ロドリゴ・ヂ・ガスペリ公園Parque Rodrigo de Gásperi。

面積:39.000m²
開園:1982年

特徴:
ロドリゴ・ヂ・ガスペリ公園Parque Rodrigo de Gasperiは、池の公園Parque da Lagoaとして人々に知られている。
それは以前にはそこに、池と小川があって、そこで人々が釣りをしたり、泳いだりしていたからである。
何件もの溺死によって、池は埋められ、川は暗渠化した。
その土地はサッカーグラウンドとロッカールームになり、地元のクラブが使用する中心となった。
その地区の住民は全ての土地を公園として開放する事にした。

住所   :Av. Miguel de Castro, 321 - Vila Zati / Pirituba
電話   : (11)3974-8600
開園時間: 7h-18h

サンパウロ市の中心部から直線で11.5キロ離れた北西部にある。

サッカー場があるくらい名ので、小さいとは言えない公園である。
主な設備は、サッカー場、多目的コート、サイクリングコース、遊び場、集会所。
駐車場は無い。

Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
Spd20070316pgmg

池と川を埋めた公園という事が、その形からすぐに判別できる。
東側のグラウンドがあるところがかつて池があったところで、散策路の方から川が流れ込んでいたわけである。
池から流れ出していた川もすでに暗渠化して、道路になっている。
※実は、サンパウロ市は、とにかくほとんどの中小河川を暗渠化している。
 中小河川が、都市化によって、どぶとなり、衛生的にも問題がある事が、
 暗渠化工事の理由の一つだろうが、潤いがない事は否めない。

公園に流れていた川は、公園の上流域はまだ暗渠化されていない。

公園の右側の道路は、ミグェル・ヂ・カストロ大通りといって、このあたりの東西を結ぶ幹線道路で、交通量の多い道である。

公園の入り口は少なくとも3箇所。
サッカーグラウンドは1面。
多目的コートが3面ある。

公園の周辺は、基本的には住宅地。
サンパウロでは、街路樹がある住宅地は、割とよい住宅地と考えてよい。
この衛星写真でも、街路樹が一部にあることが、判読できる。
だが、この地区の場合は、決してよい住宅地ではない。
屋根の色が瓦の色をしているところもあるが、そうでもないスレートの灰色をしたところもある。
中の中というよりも中の下の階層が多いようなところである。
家の大きさからもそのように判断できる。

公園の北側の住宅街と、南側は高台になっている。
西側は、公園と比べても低いところもあり、雨が降ると冠水する事が予想される。

この公園自体が、池だったわけで、降水時には周囲の水が集中していたのは確実である。

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公園に行ってみた。

正門は右奥にある。
正門を入って、階段が数段あり、その先に管理事務所がある。
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サッカー場。
芝生はかなり痛んでいる。
毎日ほとんど使用されているので、養生するのは困難であろう。
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多目的コート。
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公園の南側の、ミグェル・ヂ・カストロ大通り。
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公園を訪れるのはこういった感じの人たちが多い。
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遊び場。
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この公園は、実は2つに分断されている。
サッカー場、多目的コート、遊び場がある方と、散策路がある方にである。
その間にある、遊び場側の入り口。
平日でも、物売りはいる。
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サンパウロ市営公園に共通なデザインの公園名称の表示板。
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きれいにしている。
地面からでている黄色のものは、自転車を繋ぎ止めるためのものだ。
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散策路から、遊び場の方を見てみた。
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散策路。
緩やかにくねっていて、木漏れ日が差す感じは悪くないが、敷地の関係で幅はない。
両側はすぐに道路になっている。
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散策路。
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散策路が終わると、公園も終わる。
上流は、いまだに暗渠化されていない小川のままになっている。
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サンパウロの中心部から、この公園に行くには、
マルヂナル・チエテを西に行き、
ポンチ・ピクェリの手前で北にはいる。
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さらにジェネラル・エドジェル・ファコ大通りを北に行く。
この道がかっての川で、中央分離帯がある広い道である。
両側には、中古車販売店が並んでいる。

セレブラル・アドン・ペレイラ大通りに入り、しばらく行くと、左手に公園が見えてくる。

ずっと商業施設が並んでいて、危険は感じない。
道の両側の奥は、全て高台になっていて、中の中もしくはやや下の住宅地のようである。

公園には駐車場はない。

しかし、公園の周囲は住宅地なので、駐車は可能である。
できれば、管理事務その近くに駐車する事をお薦めする。

帰路は、同じ道を通って帰るのが一番早い。

マルヂナル・チエテの東行きが混んでいると思われるときは、ポンチ・ピクェリをわたり、道なりにバッハフンダを通っていく方法も考えられる。
事故渋滞はかなり避ける事が出来る。

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この公園の評価。

草サッカーのクラブにでも参加していて、この公園のグラウンドで試合をする事でもあれば行ってもよいが、それ以外は行く必要はない。

この公園にしかないというものはない。

この公園は、平日は訪れる人もそれほどなく、近所のひとが公園を通って歩いているくらいである。
しかし、休日はグラウンドがあるため、ものすごい人出になる。
やはり、サッカー場の威力は絶大である。

付近は、路上駐車でいっぱいになる。
公園の周囲だけでは足りなくなるくらいである。
しかし、このあたりの住宅は、間口が狭く、その間口を駐車場入り口がほとんどを占めているので、その家の前に駐車する事は非常に困難になる。
あまり、公園から離れて止めるのは得策ではない。

正門から入って、散策路を歩いても、せいぜい300メートル。
幅も狭いので、通路といった方がよい。
ベンチは設置されているが、落ち着かない。

この公園の中だけは、平日は静かな感じであるし、
近辺に不気味さが漂ったり、緊張感がただような事はない。
休日でも、ただサッカーやフット・サルをしに来ている人たちばかりである。

危険な雰囲気を帯びた少年グループはあまりいない。
スポーツをしている横には居づらいのだろう。

尚、この公園を訪れる白人は少ない。

日系人は元々このあたりにはそれほどすんでいないこともあって、皆無。

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この公園の周囲は、
中の下あたりの階層の住宅がほとんどといっても良い。
幹線道路沿いは、商業施設や町工場が多い。
Spd20070316pgmj

屋根の色が、瓦の色であるオレンジ一色ではない事で、そのように判断できる。

公園から北西に延びた川の先は、規模の小さなファヴェーラ(=貧民窟)になっている。
公園から1キロほど行った先の、霞んだようにごちゃごちゃしたあたりである。
公園の散策路の先にある小川に沿って、歩いていくと、ファヴェーラということになる。

この衛星写真の範囲を外れた北側は、ファヴェーラの方が多い地域になる。
サンパウロ市の北部では、もっとも危険なブラジランヂアという地区になる。
道路も高低差をもってくねり、幹線道路もはっきりしていないので、万が一入り込むと、抜け出るまでに、汗びっしょりになるかもしれないので、決して近づかない。

この公園の南1-2キロのところは、ピリツーバの古い集落である。
元々は、サンパウロとは別の街である。
教会を中心に落ち着いた佇まいを残しているところもある。

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