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terça-feira, 6 de março de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その2 総論。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

※※数字がついたところが市営公園。
※※アルファベットが州営公園。

(中心部、西部、北西部)
Spd20070225pa

(東部、北東部)
Spd20070225pb

(最南部)
Spd20070225pc

そのほかに、州立の公園が9箇所ある。

合計で、41箇所の公園があるというのは、人口1千万を超えるサンパウロに十分というのか足りないというのか。

公園はパルケParqueという。

このほかに、プラッサPlacaというものがある。
プラッサは、広場のようなところもあれば、猫の額のような緑地の場合もあるが、これは市内全域におそらく数千箇所はあるだろう。
整備の程度もバラバラである。
とても人が入り込めないくらい荒れているものもあれば、見事に整備されて公園のようになっているものもある。
いうまでもなく、そのプラッサが立地している地区の住民の社会階層に比例して、綺麗になっている。

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サンパウロの公園といえば、イビラプエラ公園ということになるのだが、
その他31の市営公園はどうなのか、実際に調査してみた。

緑の地図には、それぞれの公園の住所や開園閉園時刻、そして設備が示されている。
しかし、それだけではとても、その公園がどんな様子なのかは掴めない。

中心部にある古くからの公園については、だいたい知っていた。
しかし、周縁部にある公園はこの20年間に出来たものが多い。
郊外にあるだけに、規模が大きなものも多い。
イビラプエラ公園よりも広い公園もある。

意外な穴場があるかもしれないと思った。

それで、実地調査をしてみた。
結構、手間がかかった。

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先に、結論を述べておく。

総合的に考えると、
イビラプエラ公園以上のものはない。
※地図の25番。

それどころか、
何回も足繁く通う価値がある公園はイビラプエラ公園しかないと断言できる。

イビラプエラ公園の整備状況と、他の公園のそれとは格段に違う。

予想した通りであった。

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イビラプエラ公園と、そのほかの公園の決定的な違いは、
美術館が幾つかあること、それとほぼ平地にあるということである。
もちろん、市内の中心部に近いということもある。

それと面積が広いので、公園の場所によって、異なる様相を見せてくれるということがある。
そうそう、飽きがこないのだ。

ジョギングもできる。
ウォーキングもできる。
サイクリングができる。
昼寝もできる。
読書もできる。

鳥のさえずりを聞くこともできる。
森林浴をすることができる。

子供の遊び場がある。
犬の散歩ができる。

これらがすべてできる公園はほかにないのである。

さらに、周囲の高級な住宅街やアパート街に囲まれていて、訪れる人の社会階層が比較的高いことがある。
また、観光客も多く、その中には海外からの観光客もいて、外国語も聞こえることがある。

開園時間も長い。
夜も22時頃まであいている。

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実地調査の結果では、このサンパウロ市営の公園というものは、次のように定義できる。

周囲が完全に塀で囲まれている。
開園閉園時間があり、それ以外の時間は入ることはできない。
公衆トイレがある。
警備員が居る。
公園事務所がある。

それぞれの公園によって、施設は異なるが、上記については共通していた。

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イビラプエラ公園が別格だといっても、そのほかの公園の中でも、たまには行ってもよいかという公園もあるし、全く行く価値のない公園まで色々である。

全く行く価値がない公園というのは、言い過ぎかもしれないが、
それは公園面積が極めて狭いとか、他の公園でも代替できるような特徴しかない公園のことで、わざわざ時間をかけていくこともないという意味である。

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さらに、行かない方がいいのではないかという公園も何カ所かある。

それは、安全上の理由である。

公園は、全て塀に囲まれていて、警備員もいる、
公園の訪れるような人たちは、まず心にゆとりがある人たちである。
安らぎを求めに来ているのである。

だが、だからといって、決して気を緩めることは出来ないのがサンパウロの現実である。

安全とは、相対的なものである。
その公園の立地環境や周辺の雰囲気を考慮しなくてはならない。
そして、訪れる人たちの社会階層にも気を払う必要がある。

つまり、その公園に行って、その環境にとけ込めるかどうかということが大事なのである。
目立っていないか、浮いていないかを、判断しなくてはならない。

服装、肌の色、車の年式等が、明らかに異なると思われる場合には、それだけ何か不愉快な目に遭遇する可能性が高くなるのである。

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32の公園について、順に紹介していくことにする。

しかし、それらを見て冒険心を覚えてもらいたくない。

特に、次に該当する人たちにはだ。

サンパウロ市内の地理、地名や道路網に詳しくない人。
特に、周縁部の道や地名に詳しくない人、
目立たぬように行動できない人、
日本政府の関係者やその関係団体のなどかた。
企業駐在関係者も同様である。

こういう家族も考えた方がいい。
子供に日本語を話すなと言っても話してしまう家族。
ブラジル東北部出身者のポルトガル語を聞いて全く理解できない家族。

つまり、お命の価値が高いそうな方々だ。

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こういう方々にとって、まずまず無難なのは次の公園だ。

市営 イビラプエラ公園、トリアノン公園ブエノスアイレス公園
    アクリマソン公園、アルフレッド・ヴォルピ公園。
    ※トリアノン公園は22番、ブエノスアイレス公園は21番、
     アクリマソン公園は23番、アルフレッド・ヴォルピ公園は18番。
     トリアノン公園とブエノスアイレス公園は狭い公園である。
     トリアノン公園は場所柄多くの人が入り込むところであり、
     一定の警戒は必要だろう。

州営 ヴィラ・ロボス公園。
    ※地図上ではK。

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大げさなことを言っているようだが、何かが起きてからでは遅いのである。

公園によっては、東洋系の姿が全くないところも多い。
それどころか白人系ですら極めて少ないところもある。

駐車場があっても、
そこにある車は10年以上の年式のものばかりのところもある。
裸足の子供ばかりのところもある。

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繰り返しておくが、
公園に来ているほとんどの人は、ごく一般の市民達だ。
家族、親戚や恋人との楽しい休日を過ごしている人たちだ。

だが、イビラプエラ公園を基準に考えると大違いだ。

公園の整備状況も、売店も、トイレも、駐車場も、そして市民の社会階層のレベルも大きく違う。

売店で販売しているものも違う。
駐車場に止まっている車も違う。

来ている人たちの肌の色も違う。

そういった雰囲気に普段から馴れていない人は落ち着かない気持ちになるはずだ。
それはとりもなおさず、周囲から浮いていることになる。

とても公園にいる気はしなくなるはずである。
そういった公園でなく、素直にイビラプエラ公園に行った方がよいというわけである。

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今までに、
イビラプエラ公園は色々な形で数え切れないくらい登場している。

そのほかの公園でも、登場したところもある。
特に、ブエノスアイレス公園とルース公園については、割と詳しく紹介をしている。

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