ブラジル・サンパウロの公園 その24 Parque Alfredo Volpi。
ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。
これらの公園を順に紹介している。
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく。
番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、東部および北部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ西部の公園の紹介をしている。
”緑の地図”による18番は、アルフレッド・ヴォルピ公園Parque Alfredo Volpi。
面積:142.400m²
開園:1971年
特色:
建築家のカルロス・ヴェルケルCarlos Welkerと園芸家のエウムーチ・シュリッキHelmut Schlikの協力を得て、ロサ・グレナ・クリアスRosa Grena Kliassによって作られた造園。
この公園の名前のアルフレッド・ヴォルピAlfredo Volpiは、ブラジル人画家の中でもっとも受け入れられた1人を称えるため。
住所 : Rua Eng. Oscar Americano, 480 - Morumbi
電話 : (11)3031-7052
開園時間: 6h-18h (夏期は19h迄)
サンパウロ市の中心部セントロから直線で9キロ離れた西部にある。
主な設備は、遊び場、器械運動器具、散策路、池。
駐車場がある。
Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)

公園域はほとんどが原生林。
南東側にある駐車場と遊び場だけが平地である。
この公園も、今は暗渠化された源流域を利用したものである。
それは、衛星写真からでも容易に把握できる。
公園の南縁にそって川筋が有る事がうかがえる。
公園は南東側が低く、北西側に向かって高度を増している。
入り口は1箇所のみ。
30台は最低駐車可能なスペースがあった。
この公園の駐車場入り口のある道路は通行量が多く、路上駐車はできない。
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この公園に行ってみた。
駐車場。
入り口と出口が別になっている。
舗装されていない。
木に車をぶつけないように、注意が必要だ。
木陰なので、車の中が暑くなりすぎないのがいい。

駐車場の隅にあるこの公園の掲示板。
デンギ熱に関する注意、サークルへの勧誘、環境保護などについての掲示がある。
こういった掲示板は、どこの公園にでも有る。
たいていの場合は管理事務所の入り口などに設置されていた。

この公園の地図も掲示されていた。
こういった地図がある公園は本当に珍しい。
ブラジル人は、一体に地図がとても苦手である。
読みとりも出来ないし、描く事も出来ない。
色々なところのサイトで行き方を調べようとしても、地図がないのがほとんどである。

遊び場はあまり広くない。
この公園での平地はこれだけである。

遊び場の南側に、
サンパウロ市営公園に共通なデザインによる公園名称の表示板があった。
表示板の向こう側は池。

この池に沿うような形で、散策路は奥に行く。
広いところもある。

奥に行くに従い狭くなる。
管理事務所も森林の中にある。
その管理事務所近くにあるベンチと机。
これも湿気で、朽ち果てそうであった。

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この公園の周囲は、サンパウロの最高級住宅街である。
1960年代に開発されて、一般的に高級住宅街が多いといわれるモルンビーであるが、実際にはファヴェーラも多くて、場所よっては事件が頻発して、、住民が逃げ出して、空き家も多いというのが現実である。
モルンビー全てが良いところとはとても言えない。
だが、この公園の有るところは文句なしに最高級住宅街である。
多くの住宅は、敷地が500平米以上はあり、数千平米もざら。
更にプールもある。
高い塀で囲まれて、中をうかがい知る事は出来ない家ばかり。
警備も恐ろしく厳重な家ばかり。
街路のほとんどに、街路樹があり、それがはっきりと画像で把握できる。

さすがに幹線道路沿いは、一部商業化していたり、低利用地のまま残っていたりするが、道路の騒音でさえ、木にならないような構造の家もあるようである。
ピンクで囲んだところは、絶対的に最高級住宅街である。
サンパウロの最高級住宅街の一つなのだが、川を隔てている事で、更に環境は守られている。
より都心に近い最高級住宅街は、住宅街の道が抜け道として使われて、平日は通行量も多かったり、更にすでに住宅ではなくて看板こそは上げていないが種々の事務所として使われているところが多いのである。
事務所として使われている場合には、平日の路上駐車が多いのでそれとわかる。
しかし、この公園の住宅地は、都心からは川向こうになる事で通り抜けには不便なので、住宅として使われているところがほとんどである。
ただ、最高級住宅街なので、人はほとんど歩いていない。
歩いているのは、その家の使用人と工事関係者、そして郵便配達人くらいである。
このあたりの住民が、プラプラ歩いていると、たちどころに誘拐されてしまいかねない。
また、一戸建て住宅専用街なので、商業施設はない。
パンを買うのにも、車で遠出をしなくてはならないという不便さはある。
もちろん、住民がそんな事をするはずがない。
使用人が買いに行くか、配達してもらうはずである。
また、それぞれの家の使用人も1人ではない。
ガードマン、運転手、庭師、掃除婦、調理人、乳母、介護人等々複数である。
敷地内には、住み込みの使用人の家もあるのは当然である。
※実は拙宅にも離れはある。 使っていないが。
留学生の下宿にはなるので、希望者は連絡されたい。
まあ、こういった最高級住宅街に生活するのは、想像以上にお金がかかるのである。
家を維持するのに、使用人がいないととても、やっていけないのである。
車も絶対に必要だ。
こういった地区にはバス路線も、あまり発達していない。
幹線道路にしか通っていない。
中まで入り込まない。
バスを使うのは、通いの使用人である。
何しろ、ここの住民は建設中の地下鉄のTres Poderes駅の設置を止めさせたくらいの力がある。
地下鉄の駅が出来ると、そこで乗降客がバスと乗り換えをする事になるのだが、
地下鉄に乗るような人間には怪しい者も多く、
最高級住宅街にも侵入しかねないという事を恐れているわけだ。
こういう要求をして、それが受け入れられるところが凄いところである。
ブラジルを代表する企業の経営者が住んでいたりして、高額の税金を支払っているわけで、発言する権利もあるし、それを通す力も有るわけである。
この公園に関する限り、、
周囲の環境に気を使う必要は全くない。
周囲の住民より、お金持ちの人はいないだろうから。
周囲の住民の方が、公園に来る人を気にするはずだ。
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サンパウロ市の中心部セントロから、この公園のアプローチは簡単である。
シダーヂ・ジャルヂン大通りをモルンビ方向に向かう。
ピニェイロス川を渡り、タジュラス大通りと名前を変える。
そして、三叉路を左に曲がるとエンジネイロ・オスカー・アメリカーノ大通りになる。
右手の教会の先が、このアルフレッド・ヴォルピ公園である。

帰路は、公園の先でUターンする事も可能であるが、交通量が多いときには、一気に車線を変更するのはかなり強引かもしれない。
この通りを通る車は割とスピードを出しているからである。
そのまま直進に、モルンビー大通りを右折し、そのまま道なりにフランシスコ・モラット大通りまで行って、レボウサス大通りに入り都心方向に行く方法もあるし、サン・ヴァレリ大通りで右折し、シダージ・ジャルヂン大通りの方にいて戻る事も出来る。
もちろん、住宅街の中を抜けて近道をする方法もある。
ただ、道が地形に合わせて、くねくねしているので、方向を失う可能性も大きい。
まあ、このあたりで迷っても、危険地帯に出る事はない。
超豪邸をみてため息をつくのを良いかも。
あまりにぐるぐる回っていると、
不審車両と思われる可能性が高いだろう。
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この公園の評価は次の通り。
手近なところで、ジャングル体験をしたいなら、悪くない。
この公園自体は、決して広くない。
散策路をぐるっと回っても、間違っても30分もかからない。
エンジネイロ・オスカー・アメリカーノ大通り沿いは、道路からの騒音が気になるが、原生林にはいると周辺が住宅街だけあって、静かになる。
森の中はいつも何かじめじめしている。
都心の近くにこんなところがある事が不思議なくらいである。
公園を訪れる人は多くない。
周辺の住民が、誰が来るのかわからない公園に行く事もないだろう。
運動するならば、会員になっているスポーツクラブにいくだろうし、自然に親しみたければ郊外の自分の別荘に行くだろう。
この公園くらいの面積の別荘は持っている人も多いだろう。
日曜日でさえ、あまり訪れる人がいない。
遊び場と散策路だけの公園といっても良い。
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