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terça-feira, 24 de abril de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その36 Parque Burle Marx。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

これらの公園を順に紹介している
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく

番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、東部、北部西部および中心部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ市の南部の公園を紹介している。
”緑の地図”による29番は、ブルリ・マルクス公園Parque Burle Marx。

面積:138.270m²
開園:1995年

公園の景観計画はブルリ・マルクスBurle Marxによってなされた。
公園内に点在する彫刻も彼によるものである。

住所   : Av. Dona Helena Pereira de Morais, 200 - Morumbi
電話   : (11)3746-7631
開園時間:7h-19h

サンパウロ市の中心部セントロから直線で南西に13.5キロ離れた南部にある。

主な設備は、散策路、池、原生林。
駐車場が設置されている。

Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
※サンパウロの公園の紹介で使用しているgoogle mapはすべてクリックすると拡大する。
Spd20070418pbmb

敷地は広い。
東側はピニェイロス川沿いである。
マージナル・ピニェイロスの南行沿いなので、道路に近いところは騒音が大きい。
西側はやや高台になっている。

入り口は、2箇所。

公園の背後は、近年形成されている高層超高級アパート群。
今も、あらたなアパートの建設が続いている。
ただ、そのあたりを住民が歩く事が出来るような環境ではない。

駐車場は、川側にある。
2百台以上は駐車が可能な広さがある。

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この公園に行ってみた。

駐車場側の入り口にある
サンパウロ市営公園に共通なデザインの公園名称表示板。
Spd20061110pbmc

この公園のスポンサー企業。
このような標示があった公園は、ここだけである。
Spd20061110pbma

この公園での注意条項。
他の公園では考えられないくらい厳しい。
ポルトガル語を理解される方は読んで欲しい。
(クリックすると拡大する。)
Spd20061110pbmb

公園の中心は広い芝生広場である。
(クリックすると拡大する。)
この広場の隅には、休日にだけ開業する売店がある。
Spd20061110pbmd

公園の地図。
こういった地図があった公園は少なかった。
Spd20061110pbme

芝生広場。
Spd20061110pbmf

芝生広場から南側の入り口に続く通路。
Spd20061110pbmg

公園の敷地内のではないのだが、
敷地のほぼ中心あたりになるところにある建物。
未完成で放置されたままの建物。
ホテルになる予定だったという。
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公園の上段は、庭園が整備されている。
色々な花でいっぱいである。
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カリフォルニアを思わせる光景だ。
背後の高層アパートに取り囲まれているようなところがやや難か。
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公園の管理事務所。
Spd20061110pbmk

散策路内の池の一つ。
珍しく水が透き通っていた。
Spd20061110pbml

密林感に満ちている。
Spd20061110pbmm

原生林内は気温が下がり、湿度が上がる。
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奇妙な実?がなっている樹木。
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こういった木を眺めているだけでも、時間が過ぎた。
Spd20061110pbmq

大型のキツツキを発見した。
頭がやや黄色。
原生林内はかなり暗いので、明るいレンズのカメラが必須。
Spd20061110pbmr

奥に入るにつれて、ますます秘境感いっぱい。
Spd20061110pbms

人の背丈の何倍も高いシダもそこら中にある。
Spd20061110pbmt

散策路のほとんどは、それほど傾斜はきつくない。
一部に、山岳コースのようなところもある。
革靴やサンダルは不向き。
Spd20061110pbmu

黒い小鳥を発見。
この鳥の鳴き声はいい。
Spd20061110pbmv

公園の北東部にある一番大きな池。
Spd20061110pbmw

この公園の散策路を歩くたちへの健康上の注意標示。
ポルトガル語を理解する人は読んで欲しい。
(クリックすると拡大する。)
Spd20061110pbmx

池の縁で過ごす人たち。
Spd20061110pbmy

またまた公園の敷地の中にある廃墟。
草や木で朽ち果てつつあった。
何故このようなものが残されているのか不明。
いわれもないも無い。
Spd20061110pbmz

公園の背後に立ち並ぶ超高層アパート群。
Spd20061110pbmza

公園の南側の入り口の外に設置されている公園名称表示板。
この先を右に曲がると、モルンビー墓地に至る。
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この公園は、隔離されたような場所にある。

東側は、ピニェイロス川に面している。
川沿いにマルヂナル・ピニェイロスが走っている。
このあたりは橋がないので、対岸から来る事は不可能である。

この公園の背後は、起伏の激しい山になっている。
以前は山だった。
20年前には、モルンビー墓地だけがあった。
それも今の規模の半分だった。

都市化の進展で、このあたりも開発が進んできているのだが、
都心部に比べて、
はるかに敷地が広い、且つ警備が厳重なアパート群が立ち並んできている。
ただ、アパート街といった感じではない。
まとまりがないのである。

それぞれの敷地が広く、
また住民は車での移動しかしないので、人気がないのである。

ここは、広義のモルンビー地区の南部になる。
正式にはヴィラ・アンドラーヂという地区である。
Spd20070418pbma

このあたりになると、ファヴェーラ(=貧民窟)が主に低地に散在してくる。
この公園のは背後に規模がそれほど大きくないものがある。
※ファヴェーラは赤で着色した。

モルンビー墓地の北側には、
サンパウロ市で2番目に広いファヴェーラのパライゾーポリスがある。

この公園は隔離されているような立地なので、周辺についてはあまり気にする事はないかもしれない。

ただ、公園の背後は車の通りもそれほど多くない。
信号待ちでは、良く周囲に気を付けられる事をお勧めする。

公園内は、もちろん警備員がいる。
数人が周回している。

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サンパウロの中心部から、
このブルリ・マクス公園にアプローチするには、マルヂナル・ピニェイロスの南行を使うのが一般的である。
ハイパーマーケットのEXTRAのモルンビー店をすぎたところで右側車線により、
モルンビー墓地への入り口に続く道を入る。
まだ曲がっている途中に公園駐車場への進入路がある。
十分にスピードを落として、後続車に分からせる必要がある。
公園駐車場の料金所までは100メートルほど非舗装の道が続く。

この公園の背後からのアプローチ方法もあるのだが、
中心部からのアプローチには一般的では無いので説明は省く。

帰路は、いくつかのルートがある。
もっとも単純なのは、駐車場を出て、
またマルヂナル・ピニェイロスの南行に合流する事だろう。
この合流地点はしばらく側道を進んだあとに合流となるのだが、
有名な事故多発地点である。
マルヂナル・ピニェイロスを飛ばして、右に寄ってくる車に、十分に注意されたい。
マルヂナル・ピニェイロスを南に行き、
ジョアン・ヂアスの橋の下をくぐり、
ぐるりとまわりジョアン・ヂアス大通りをサンパウロの中心部方向に進むのである。
ジョアン・ヂアス大通りは、しばらく進むとサント・アマロ大通りと名前を変える。
もしくは、ジョアン・ヂアスの橋を渡ったあとに、右折して、
マルヂナル・ピニェイロスの北行に入る方法もある。

マルヂナル・ピニェイロスをこのように廻るのは何キロか遠回りになるが、
単純な方法である。

もっと短く済ませるには、
公園の駐車場を出て、
右に進み、更に公園の南側の入り口をすぎたところで、
モルンビー墓地のほうに進むのである。
そして、モルンビー墓地の入り口の手前150メートルほどの右に入り、
マリオ・ワタナベ通りを道なりに進む。
間違っても、モルンビー墓地の先にずっと進んでは行けない。
地獄の1丁目がすぐそこにある。

右に入ったあとは、周囲は新興のアパートが立っている。
下り坂なのだが、
しばらく行くと、EXTRAのモルンビー店の裏側の入り口に出る。
この道とマルヂナル・ピニェイロスの南行をつなぐのに、
このEXTRAのモルンビー店の駐車場を通っていくという方法はかなり上級者コースである。
そういう意味で利用価値のある駐車場である。
この裏口付近は、警備の厳重な住宅街とアパート街。

そこを通り過ぎ、ずっと道なりに行く、
500メートルほどで、
超有名高級私立校のピオ12世校が右側にある。
選挙の投票日に、著名人が投票に行く事が多く、良く中継されるところである。
このあたりは、高級住宅街になるはずだったのだろうが、なりきれなかったところで、やや寂れている。
車のとおりはそこそこある。

やや登ったところでモルンビー大通りに出る。

モルンビー大通りを左折するのも、右折するのも自由である。
どちらもサンパウロ中心部に向かう事が出来る。
Spd20070418pbmc

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この公園の評価は、次の通り。

この公園はお勧め。

この公園は、有料駐車場がある事で、
来園者を事実上絞り込んでいる。
つまり、低所得者を排除しているわけである。

このあたりなので、駐車場料金としてはサンパウロ中心部に比べればまったく高くはない。
しかし、本来ならばこのあたりであれば、有料駐車場など営業的には成り立たないようなところである。
それなのにあえて徴収する事で、その駐車料が不当だと感じる人を排除しているわけである。

サンパウロでは、
わずか1レアルの入場料を徴収するだけでも、
客層が全然異なる事が多い。
これもそういった例の一つである。

また、この公園には、
運動施設や遊び場がない。
運動施設(サッカー場や多目的コート)には、
だいたいの公園では10代後半の若者が集まる。
こういった運動施設が、その公園で一番人を集めるところなのである。
そして、その若者はどちらかというと低所得者層に、
位置づけられるような家庭の出身者である。

それがない事で、喧噪がない。

この公園に来る人たちは、
芝生広場で座って談話をしたり、
花壇や散策路を巡るしかないのである。
運動といえばジョッギングだけは出来る。

そうなると、
この公園から500メートルほど離れたところにある
ファヴェーラの住民にとっては居心地の悪い公園だとも言えるのである。
子沢山の彼らにとっては、
ブランコやシーソーのある子供の遊び場が必要なのだが、
それがない事で子供にとってこの公園は魅力がないのである。

そういった事もあって、
この公園の訪れる人は、
ほとんどが車でやって来る。
それも、白人の中流以上がとても多い。

ゆっくりと時を過ごす人たちだ。

さらに、
サンパウロ市営公園のいくつかには
原生林の中を巡る散策路がある公園があるが、
その中でもこの公園のものが一番秘境感があって良かった。
距離も結構長い。

あのイビラプエラ公園にないもののひとつが、
秘境感のある原生林である。

都心では、
樹木や鳥をゆっくりと眺める事は出来ないが、
ここではそれが可能である。

空気もこの辺まで来ると、
中心部よりはずっとマシだ。

マルヂナル・ピニェイロス寄りは、自動車の騒音がするので、そこはちょっと興ざめだが、
西側ではそれも気にする事はない。

休日は、一日に2千-3千人がやって来るというので、
多少はごったかえす。

32箇所のサンパウロ市営公園のなかで、
イビラプエラ公園の次にお勧めである。
比較的広いので、
何度か来る価値はある。

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