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quinta-feira, 19 de abril de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その32 Parque Ibirapuera。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

これらの公園を順に紹介している
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく

番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、東部、北部西部および中心部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ市の南部の公園を紹介している。
”緑の地図”による25番は、イビラプエラ公園Parque Ibirapuera。

面積:1.584.000 m²
開園:1954年

イビラプエラIbirapuera公園は、サンパウロ市民にもっとも訪れられている公園の一つで、市内の緑地エリアとして余暇を過ごす場所として最も重要な場所の一つである。
1954年8月21日に、サンパウロ市創基400年を記念して開園した。
この公園は、利用者に他の公園にはない色々な施設を提供している。
ジョッギング・コース、サイクリング・ロードciclofaixa、マルチメディア噴水fonte multimídia、現代美術館Museu de Arte Moderna、ビエンナルBienal館、アフロ-ブラジル美術館Museu Afro-Brasil、プラネタリウムPlanetário、公会堂等々。
公園のオリジナル・プロジェクトは、オスカー・ニエマーヤーOscar Niemeyerによるものである。


住所   :Av. Pedro Álvares Cabral, s/n Portão 10 - Vila Mariana
電話   : (11)5574-5177 / 5054 / 5505 e 55734180
開園時間: 6h-22h


サンパウロ市の中心部セントロから直線で南南西に6キロ離れた南部にある。

主な設備は、アフロ-ブラジル美術館、現代美術館、ビエンナル館、噴水、遊び場、器械運動器具、散策路、サイクリング・ロード、ジョッギング・コース、プラネタリウム、日本館、レストラン。
駐車場はある。

Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
Spd20070418pibb_1
Spd20070418pibc
※サンパウロの公園の紹介で使用しているgoogle mapはすべてクリックすると拡大する。

広大な公園である。

市内南部と中心部の道路交通の結節点に位置している。
公園南側を除いて、周辺の道路は広く、交通量がとても多い。

入り口は10箇所。

公園の北側、西側、南側は最高級一戸建て住宅地が広がっている。
そのほかに、南東側には最高級アパート街。

東側は、公共機関の施設があり、その先には中の中程度の住宅街が広がっている。
アパートも徐々に増えてきている。

ただ、北部および東部は広い道が走っている事もあって、公園とはやや隔絶している。
歩いてこの公園に行ける地域は、南部および西部の住宅地からに限られると言える。

駐車場は、公園中心部など各所にある。
700台程度は駐車可能である。
休日はこれでも当然足りない。
周辺に路上駐車することは可能である。
フラネリーニャに1レアル程度支払う事は必要経費と考えるべきである。

周辺に多い公共機関の施設は、休日には当然閉まっている。
よって休日は人通りが極めて少なくなる。
当然、治安上の問題が出てくる可能性が高い。
どうしても歩いて公園に行きたい人は歩けばよいが、何かあってもそれは自己責任である。

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「この公園に行ってみた」などという、
現地調査による説明は、このイビラプエラ公園に限っては、必要ないはずである。

同様に、
「この公園の評価」もしない。
必要ないはずだ。

ここの公園の紹介を始める時に、すでに結論を出したように、
「緑の地図」に掲載されているサンパウロ市営の32の公園では、
イビラプエラ公園は別格である。

これ以上の公園はない。

他の公園にあって、
このイビラプエラ公園にないものは、
秘境感のある原生林とシュラスコ場だけである。
でも、それを補ってあまりある施設が揃っている。

1年365日、毎日通っても良い公園である。

開園時間も、
6時から22時と抜群に長い事も、
この公園がいかに良い管理をされているかを示している。

暑い日中よりも、むしろ早朝や夜に、人がごった返しているくらいの公園である。

もちろん、全くトラブルがないと言う事はないだろうが。
80年代や90年初めは、多少問題は起きていた。

この公園も、
観光地に恵まれていないサンパウロ市の
数少ない目玉の一つとなっている。

城址や遺跡といった歴史的な背景を持たない公園が
観光地になっているような都市は、
悲しいものだ。

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この公園の周囲は、基本的に安全である。

北部、西部、南部の一戸建て住宅専用地域は、最高級住宅街である。
ただ、平日および休日も、日中および夜間も、通過車両が多い。
このため、特に北部や西部の住環境については、やや問題有りになってきている。
また、幹線道路沿いは、ほとんどが事務所として使用されているのが実情である。

南西部のノヴァ・コンセイソンのアパート街は、現在サンパウロで最高級のアパート街である。
面積も数百平米以上のものが多く、価格も飛びきりである。

(紫色の地区が一戸建て住宅専用地区。 ピンクがアパート専用地区。)
Spd20070418pibd

いずれの専用地区内では、パン屋もレストランもない。
住環境は守られるのだが、不便でもある。
いちいち車で出かけなければならないのである。

これら専用地区以外でも、
イビラプエラ公園の周辺にある住宅(アパートを含む)は、レベルは高い。

イビラプエラ公園に歩いていけるところに住むというのは、サンパウロ市民にとっての憧れのひとつである。

東部のヴィラ・マリアーナ地区は、距離的には遠いとも言えないのだが、
サンパウロの南北を結ぶ大幹線道路の5月23日大通りによって完全に隔絶されている。
歩道橋一本が唯一のルートである。
また、Detran交通局や生物研究所、心臓病院などの広大な施設もあり、イビラプエラ公園に歩いていける範囲は限られる。

パライゾのアパート街からは、往路は坂を下るのでそれほど負担ではないが、帰路はきつい坂を延々と登る事になる。 健脚家にはいいだろうが、一般的ではない。
また、ツトイア通りの公園側の住宅地は、近年急激に高級アパート街に変貌しているが、元々はこのあたりでは治安がいいところではなかった。
本来、休日には歩いてすぎるところでもないと思うが。
アビリオ・ソアレス通りおよびマヌエル・ダ・ノブレガ通りの元の軍演習地のあたりも人通りが少ないので、警戒は必要ではないか。

次のような常識は覚えておくべきである。
アパートの警備員は、そのアパートの塀の内部とその住民だけを見ている。
それ以外の人の警備をするような事はない。
同様に一戸建て住宅街の路上にいる警備員も、
その道路に面した家の住民だけを見ている。
たまたま歩いている人に何があっても、それは範囲外である。
むしろその道を歩く人にはとても警戒をする。
最高級住宅街を歩くような人に、ろくな人はいないからである。

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サンパウロの歴史的中心部のセントロから、イビラプエラ公園へのアクセス方法を説明するのも、かなりナンセンスと思うが、一応簡単に説明しておく。

セントロのセ広場を出発すると、一方通行のために必ず東に最初は進まなくてはならない。
途中は省くが3月25日通りを南下して来るのが一般的だろう。
Spd20070418pibe_1
※赤色の地区は、この範囲にあるファヴェーラ(=貧民窟)。
 規模は小さい。

公園内の駐車場を使うには、3番の門を入るしかない。
それまでは無料だったのだが、今年2月26日から駐車場のほとんどはゾナ・アズルになった。
もともと平日はそれほど混んでいなかった駐車場なのだが、
ゾナ・アズルになった途端にがら空きになった。
現在、2時間でわずか1.8レアルと、この公園に来るまでやって来る人にとっては何でもない金額であるはずである。
金持ちほどしっかりしていると言う事であろうか。
それとも、この公園に用事がない人が駐車していたのだろうか。
(イビラプエラ公園内の駐車場にゾナ・アズルが適用されるときにCETとサンパウロ市が作成した説明書)
Spd20070220a
Spd20070220b

7番の門からはいる駐車場は、いまだに無料であるが、今はかなり混んでいる。

10番から入る駐車場は、一般向けではない。
だが、方法はある。

この公園に行くに便利な民間駐車場は周辺にはない。
周辺と言っても道を隔てているのでかなり歩かなくてはならない。

それならば、公園の周辺道路に路上駐車した方が遙かに良い。

尚、日曜日は公園の北側にある州議会場の駐車場が無料で使える。
Spd20070418piba

公園からの帰路も3月25日大通りを行くのが、もっとも一般的だろう。

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なお、このイビラプエラ公園については、
サンパウロ市営の32公園すべての紹介が終わったあとに、
改めて取り上げることにする。

いつも言うブラジルの社会の光と影の強烈なコントラストが、
これら32の公園にもはっきりと現れているからだ。

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