ブラジル・サンパウロの公園 その21 Parque Previdência
ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。
これらの公園を順に紹介している。
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく。
番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、東部および北部の公園の紹介はすでに終えた。
これからはサンパウロ西部の公園の紹介である。
”緑の地図”による15番は、Parque Previdênciaプレヴィデンシア公園。
面積:91.500m²
開園:1979年
特記:
プレヴィデンシア公園Parque Previdência は同じ名前の地区に設置された。 1950年にサンパウロ州社会福祉研究所Instituto de Previdência do Estado de São Paulo (IPESP)が土地を得ていた。 この土地の一部がサンパウロ市に譲られた。
このエリアは原生林で今は公園となっている。1968年まで他の給水ステーションとパイプを通じて、水をやりとりしてこの地区に水を供給する貯水槽があった。
住所 : Rua Pedro Peccinini, 88 - Jardim Ademar
電話 : (11)3721-8951
開園時間: 7h-18h
サンパウロ市の中心部セントロから直線で11キロ離れた西部にある。
主な設備は、遊び場、散策路、博物館。
駐車場はない。
Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
サンパウロ市の西部にある市営公園は5箇所であるが、
そのうちの4箇所がラッポーゾ・タバレスに沿って設置されている。
その中で、この公園が、サンパウロ市中心部に一番近い公園である。
公園域はほとんどが原生林であり、
北側を頂上として、南に向かって下がっている。
傾斜はかなりきつい。
平地は公園北東部にわずか。
公園は、原生林部分は散策路だけを通る事が出来る。
支道があるが、傾斜がきつい事もあって、それ以外の所に立ち入る事は危険である。
散策路も公園の北部をちょっと歩く事が出来るだけで、公園域の半分以上は入り込めない。
公園の入り口は、2箇所。
東側、そして北西端付近にある。
駐車場はない。
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この公園に行ってみた。
東側の入り口前の住宅地。
高級住宅地。
プールが全戸にあるような地区ではないが、敷地は300-500平米くらいはありそうである。
中には、やや老朽化した住宅もあることは事実である。
各通りに警備員が24時間常駐している。
※この警備員は住民が雇っているわけなので、
住民だけにサービスを提供する。
路上駐車の車に何があろうが関係ないのは言うまでもない。

西側の入り口が、管理事務所に近いし、職員用の駐車場の入り口も兼ねているが、この付近に駐車するよりも東側の方が駐車しやすいので、こちら側を使う事を勧める。
入り口の外に、サンパウロ市営公園に共通なデザインの公園名称の表示板がある。
車は、この入り口の近くに路上駐車できる。
入り口から、管理事務所に向かって真っ直ぐ通路がある。

通路の左側に、トイレがあり
その先にこの公園があるブタンタン地区の開発の歴史の掲示がある。
このあたりも、CIA CITY社によって開発されたところがある。

通路を進むと階段があり、そこを登ると管理事務所がある。
この階段は、左側が下がっていた。

階段を上がった右側に、上部が丸くなったコンクリートの建物があった。
かつての給水設備のようだ。

この公園だけではないが、管理事務所には、
この地区の老人サークルが色々な集いに利用出来る集会所がある。
管理事務所の裏手を使って、
「環境資料館」なるものがあった。

子供だましの展示ではなく、なかなか真摯な内容であった。
これは、地中で分解するまでの年数を示していた。

環境保護の3Rも、ちゃんと教えている。
英語で言うと、Reuse, Reduce,Recycleである。

この資料館の奥に、散策路がある。
散策路の入り口。
7時から17時までしか立ち入る事は出来ない。

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サンパウロの中心部から、この公園へのアプローチは次の通り、
レボウサス大通りを西にむかい、ピニェイロスPinheiros川を渡る。
フランシスコ・モラットFrancisco Morato大通りに入り、最初の角を右に入る。
ラッポーゾ・タヴァレスにつながる道である。
そういう道路標示がある。
そのまま、ラポーゾ・タヴァレスRaposo Tavaresには入らずに、
エリゼウ・ヂ・アルメイダEliseu de Almeida大通りに入る。
ちょっと入り口が見つけにくいが、冷静に標識を見ていればわかる。
ラッポーゾ・タヴァレスのすぐ左側に入り口がある。
このエリゼウ・ヂ・アルメイダ大通りは、20年ほど前に川を暗渠化した道で、幅の広い道であるが、旧河道の通りにくねっている。
ラッポーゾ・タヴァレスとフランシスコ・モラット大通りにほぼ平行している道で、交通量がそれほど多くないので、抜け道として使う事が出来る。
ラッポーゾ・タヴァレスは尾根道で高いところを通っていて、この道は低いところを通っていることになる。
ただし、この道の両側はあまり開発が進んでおらず、人通りも少ないので、誘拐が多いので有名な道だ。
誘拐は夜に多いようだが。
道沿いには、中古車店などが多い。
しばらく進み、右折しフランシスコ・ペロッチ通りに入る。
真っ直ぐ道なりに行くと公園に突き当たる。
住宅街の中に道は、他にも適当な道がある。
住宅街は、ラッポーゾ・タヴァレスに近い方が高く、エリゼウ・ヂ・アルメイダ大通りに近い方が低い傾斜になっている。
この公園にラッポーゾ・タヴァレスから直接はいる事は出来ない。
ちょっと面倒な回り道をしなくてはならないので、紹介はしない。
住宅街の環境を守るために、わざと住宅街への進入路を制限している作りになっている。

※※尚、この図で、次に取りあげる「ルイス・カルロス・プレステス公園Parque Luís Carlos Prestes」への経路も示しておいた。
すぐ西隣にある公園で、エリゼウ・ヂ・アルメイダ大通りを使ってアプローチをするのが一番のよい方法の公園である。
混同しない事。
帰路は、住宅街を抜けて、ドミンゴス・バルビエリDominngos Barbieri通りにでて、北へ行けばすぐにラッポーゾ・タヴァレスにでるし、南に行けばエリゼウ・ヂ・アルメイダ大通りに出るどちらを使っても、同じようなものである。
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サンパウロは、ピニェイロス川を渡ってから西側は、地形がより複雑になる。
小さな丘が多く、道もくねり、上がり下がりも多い。
ピニェイロス川を渡って、しばらくは高級な住宅街が多い。
幹線道路沿いはもちろん商業地である。
高級な住宅街が多いと言っても、その中でもレベルの違いはある。
この公園の周辺は、全て高級住宅街と言ってもよい。
ただし、最高級住宅街ではない。
住民は中流の上くらいだろう。
街路樹がはっきり読みとれるところは、高級住宅街と考えて良い。

サンパウロで最高級住宅街と言えるのは、いずれも一戸建て住宅街で、都心に近い方ではパカエンブー、ジャルジンス、アルト・ドス・ピニェイロス、モルンビーの一部(ジャルヂン・グェダーラ、シダーヂ・ジャルヂン等)、ジャルジン・ルジタニア、ジャルヂン・ノヴァ・コンセイソン、ブタンタンの一部などである。
もっと離れると、アルト・ダ・ボア・ヴィスタとか、シャカラ・フローラ、ジャルジン・コルデイロなども素晴らしい最高級住宅街である。
この公園があるところが、この高級住宅街の西の外れになる。
公園から1キロほど西や北西になると、住宅街は中流の下になる。
また、サンパウロでは一般的に土地の高度が高いところほど高級である。
水を嫌っているのだろうと思われる。
大雨時の冠水や湿気が衛生的に問題があるとの思想があるようだ。
だから、郊外になると、高級住宅街のすぐ近くでも、川のそばで土地が低いところは未使用地になっていて、そこにバラックなどが自然に発生して、ファヴェイラ化しているところがある。
この公園のあるところも、遠くないどころにそういった家があるも事実である。
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この公園の評価。
行ってもがっかりする。
理由はあまりに狭いからだ。
それに尽きる。
散策路といっても、10分も必要ない。
ほとんど何も施設がない。
このためか来園者は多くない。
ほとんどが、近所の住宅街の人が来ているだけである。
スポーツ施設がないので、若者もいない。
遊び場に来る小さな子供と、集会所に来る高齢者だけといってもよい。
※サンパウロ市営公園では、遊び場の施設は10歳以下のみ使用可とか明記している。
来園者は、おおかた白人。
どうかすると、警備員や清掃員などの職員の方が多いくらい。
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