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quarta-feira, 25 de abril de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その37 Parque Santo Dias。

ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。

これらの公園を順に紹介している
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく

番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、東部、北部西部および中心部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ市の南部の公園を紹介している。
”緑の地図”による30番は、サント・ヂアス公園Parque Santo Dias。

面積:134.000m²
開園:1986年

サント・ヂアス公園のエリアは、アドヴェンチスタ財団Instituto Adventistaの歴史ある農場であった。
※※アドヴェンチスタは、キリスト教の一派。

ブラジル各地から若者がやってきた1915年に出来た学校があった。
そのエリアは、アドヴェンチスタ共同住宅Conjunto Habitacional Adventista、アドヴェンチスタ校Colégio Adventista、スーペルボン工業Indústria Superbomを含んでいた。
公園の名称は、労働者のストライキの中で1979年になくなったこの地区カッパン・レドンドCapão Redondoの住民の1人を称えるものである。

住所:Estrada de Itapecerica, altura do n° 4.800 - Capão Redondo
電話: (11)5511-9356
開園時間: 7h-19h

サンパウロ市の中心部セントロから直線で南西に19キロ離れた深南部にある。

主な設備は、散策路、、遊び場、多目的コート、原生林。
駐車場は無い。

Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)
※サンパウロの公園の紹介で使用しているgoogle mapはすべてクリックすると拡大する。
Spd20070418psdc

敷地は広い。
西側を頂点とした山になっている。

ほとんどが森になっている。
森には、小道や散策路以外には入り込む事は出来ない。

公園の東側は急斜面である。
東端には南北に川が流れている。
川の東側の施設は、地下鉄の車両基地である。

公園の中央部にわずかに森が開けたところがあり、そこが遊び場や多目的コートとなっている。

入り口は、2箇所。

駐車場はない。

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この公園に行ってみた。

公園の南側の入り口。
Spd20070116psdu

入り口を入ったところ。
Spd20070116psdd

入り口からちょっと行ったところにある管理事務所。
地区の集会所にもなっていて、サークル活動が行われている。
子供や高齢者向けのものが多い。
Spd20070116psdt

南側の入り口から北側の入り口へ続く散策路。
この道はほぼ等高線に沿っていて、起伏は少ない。
この道の東側は急斜面になっていって、立ち入りは不可能。
反対側には、多目的コートへ短絡するいくつかの小道がある。
Spd20070116psde

この散策路は、車が離合する事が出来ない幅である。
おまけに非舗装。
本来は車の立ち入りは出来ないのだが、警察車両なのでできる。
Spd20070116psdf

遊び場や多目的コートがある広場。
芝生も整備されている。
Spd20070116psdg

木の下で語らいも出来る。
Spd20070116psdh

広場へ続く小道。
Spd20070116psdi

多目的コートへ続く散策路。
多目的コート付近には、警察がほとんど常駐している。
Spd20070116psdj

遊び場。
Spd20070116psdr

多目的コート。
Spd20070116psds

北側の入り口へ続く散策路。
明るいところが、北側入り口になる
Spd20070116psdk

運動器具。
木製である。
右側の低いバーは、
バーの上に片足を乗せて、ストレッチをするためにある。
Spd20070116psdl

北側入り口付近。
この道はこの入り口で行き止まりになっている。
路上駐車は可能である。
20年もののフォードのエスコルチと、
16年もののVWのゴルが駐車している。
Spd20070116psdm

北側の入り口内にあった
サンパウロ市営公園に共通なデザインの公園名称表示板。
南側の入り口にはこの表示板はなかった。
Spd20070116psdn

北側の入り口の外で営業しているバール。
正規に営業しているのかどうかは分からない。
Spd20070116psdo

北側の入り口付近の共同住宅街。
車庫が連なっている。
Spd20070116psdp

北側の入り口。
Spd20070116psdq

南側の入り口付近の住宅地。
この街区は、
細いながらも歩道がある事で、ファヴェーラではない事が明白である。
Spd20070116psdb

30年もののVWのバンデランチが死んでいる。
Spd20070116psdc

12年もののGMのカデットが車庫に入っている。
Spd20070116psda

公園西側の風景。
色々とはぎ取られて風通しの良さそうな車が止まっている。
Spd20070116psdv

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この公園の入り口を見つけるのには、
ちょっと苦労した。

精神的に、かなり疲労困憊した。

サンパウロ市の中心部から、この公園の近くまで来るのはそれほどむずかしくはない。

サント・アマロ大通りを進み、ピニェイロス川を渡る。
そして、イタペセリカ街道を行く事になる。
Spd20070418psdb

地下鉄第5線(まだ6駅しかない)の終点の
カッパン・レドンド駅(高架駅)をすぎたところで、
イタペセリカ街道は右に曲がり、高架の下をくぐり、坂を登っていく。

坂を上り、
最初の信号を左折する。

そして、下り坂になるのだが、
最初に右折できるところで、右折し、
道なりに進む。
※絶対に、左折しないこと。
 左の方も見ない方がよい。

周辺は、5階建ての集合住宅街になっている。

この道を道なりに、慎重に進んでいくと、
谷を挟んだ反対側の
公園の北側の入り口に到達する。
図示した道以外に、この北側入り口に到達する方法はない。

もう一つの南側の入り口に到達するには、
右に曲がるイタペセリカ街道に向かわずに直進する。
道の名前は、エリス・マアス大通りに変わる。
エリス・マアス大通りになってすぐに、右手には地下鉄の車両基地がある。
とにかくエリス・マアス大通りをはずれずに進んでいくと、
徐々に右にカーブしていく、
右手に森が見えてくる。
この森が途切れたところにある、細い道を入り、ちょっとだけ登ると、
そこに入り口がある。

戻りは、来た道を戻るのがとにかく鉄則である。

決して適当に行ってはならない。
 ※※赤く着色した部分は完全にファヴェーラである。
Spd20070418psda

とにかく大きな道を利用する事である。

ただ、水色で示した道は使える。

何かの時には覚えておいた方がよい。
たとえば、
北側の入り口に行ってみたが、ちょっと不穏な空気が流れているようなので、
南側の入り口に行ってみようかと思った時とか、
南側の入り口はあまりに禍々しいので、
北側だったらどうだろうかと思った時に利用できる。

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この公園は、カッパン・レドンド地区にある。

それだけで、この公園の周辺環境を語るには十分なはずである。

地区名を聞いて何も感じない人は、
サンパウロでは素人もいいところである。

安全のために、当分ご自宅から出ない方がよいだろう。

サンパウロ市の中心部から、これだけ外れると
周囲は全てファヴェーラ(=貧民窟)であるといっても言い過ぎではない。
 ※※明らかにファヴェーラの部分を薄黄色で着色した。
    ほぼ全域がファヴェーラも同然である。

Spd20070418psdd

瓦屋根であれば、
衛星写真ではオレンジ色に見えるのだが、
このあたりは全てグレーになる。
そして、
家が小さく密集しているので、
輪郭がはっきりしない。

そして、街路樹はない。

起伏も激しくなり、
幹線道路といえども曲がりくねってくる。
非常に分かりづらいところである。

走っている車は、20年以上ものばかりになってくる。

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なお、
このカッパン・レドンド地区に、
日本人学校がある。

※※何でも関係者間では、
   この学校の場所を示すような記事や写真を
   掲載してはいけないという不文律があるらしい。
   良家の御子女がお通いになっているので、
   何かあってはいけないという事らしい。
   
   分かる気もするが、
   でも知っている人は知っているし、
   近隣の住民はもう知らない方がおかしい。

   30年近くその場所にあるのである。
   
   ともかくも、
   そういう事らしいので、
   具体的な情報は差し控えておく。 
 
このサント・ヂアス公園に匹敵する広大な敷地である。

この敷地を手に入れた頃は、
周囲はまだほとんど宅地化していなかったはずである。

でも、そのころにファヴェーラ化するとは予想が付かなかったのだろうか。
サンパウロの都市計画のなかで、
土地の用途指定は非常に厳しく制限されている。

その当時の、この地区の用途指定地図をみれば、
このようになると想像できたはずである。

今から20数年前が、
生徒数が一番多い時で800人を超えていた。
今はわずか170人程度。

広い敷地や建物が遊んでいる。

さらに、
途中の交通事情の悪化で、
生徒の居住地区からは片道1時間弱もかかるようになった。

人ごとながら、毎日ご苦労な事だと思う。

もうこのさき生徒が増えるようなこともないだろうから、
そろそろ中心部に近いところに移転も考えればいいだろうと思う。
170人程度の生徒数であれば、何とか見つかるはずである。
体育の授業の時だけでも、あそこに行けばと思う。

あの敷地は、
このところ拡大の一途を遂げている大学産業に売却するなり、
貸すなりできるのではないかと思う。

色々と問題はあって、
簡単には行かないのだろうが、
生徒の時間と安全を第一に考えれば、
何が必要なのかはすぐに分かるはずである。

それにしても、
何故あのような遠いところに日本人学校を設置する事になったのだろう。

他の欧米各国の学校は、より近くて、何よりも治安の良いところにある。
高級住宅街の真ん中に広大な敷地を持っているところもある。

それと、日本人学校は
どういう訳か知らないが、
たぶん日本人の子弟しか受け入れていないはずだ。
他の国際学校と違って、閉鎖的なところだ。

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この公園についての評価。

肝試しでも、おやめください。

この公園は、大きな道に面していない。
入り口付近の道は狭く、
且つ人通りもない。

公園内に入っても、ほとんどが原生林である。
どこに何が、誰が潜んでいるか分からない。

公園内には、この公園だけしか無いというものはない。
他の公園で、十分これ以上のものがある。

南側の入り口付近は、
住宅街である。
ファヴェーラではない。

このあたりでは、
むしろ良い方の住宅街だろう。

それでも、
普通なら近づかないようなレベルの住宅地である。

南側の入り口付近の道は狭い。
しかし、路上駐車は出来る。

だが、ここに路上駐車したままで、
長時間車を離れるのは、
勇気が要る。
そんなところだ。

南側の公園入口を入ったところに警備員が常駐しているが、
いくら公園の利用者の車といえども、
路上駐車の車を守ってくれる事は絶対にない。
彼の仕事場所は、
あくまでも公園の中なのだ。

北側の入り口付近の道路は、
南側の入り口付近の道路よりも広い。
ここは集合住宅街の外れで、路上駐車は十二分に可能である。

可能なのだが、
ここに路上駐車をしたままで、
長時間離れるのはとても勇気が要る。

北側の入り口には、警備員は常駐していない。

北側の入り口の外に、
一件の店がある。
そこで、カフェでも飲んで、
店の人のご機嫌をとって、
車を見ていてと頼んでも、当てにはならない事は言うまでもない。
店に来て、ビリヤードをやっている人たちが
すでに怪しい。

この公園に来ている人は、
もちろん付近の住民である。
車で来るような人は想定していない。

年中、シネーロ(=ゴムサンダル)を履いているような人ばかりだ。

何度も繰り返すが、
貧しいから、ファヴェーラに住んでいるからということが、
人間の価値をそのまま表す事は決してない。
そういった先入観は持ち合わせていないつもりだ。

それに、公園にやってくる人は、
安らぎを求めてやって来る人たちである。

このサント・ヂアス公園の実地調査の時に、
公園内でも、周辺でも、危険どころか不愉快な思いはしていない。
いい出会いや、語らいもあった。

だが、現実の問題として、
そういう地域には危険な人や組織が蔓延っているのも事実である。
あえて近づく事もないはずである。

実際のところ、
白人はほぼいない。
言うまでもなく、モンゴロイドなど存在するわけもない。

完全に浮き上がった存在になる。

この公園に来た、おそらく最初で、そして最後の日本人は、自分でありたい。

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Comments

Santo Amaroの先と聞いただけでもう生きた心地がしません。車で通るだけでも嫌です。特に、車が打ち捨ててあるようなところは、組織犯罪が行われているはずだし・・・

私はこういうところにやむを得ず行くときは、現金以外の金目のものは身に着けません。外国人登録証はコピーを持ち歩きます。必ず質素な服を着て、特に靴は粗末なのに履き替えます。まあそれでも日本人だけの単独行動は怖いですね。

こんなところに日本人学校があるんだから、いい気なもんだと思います。例によって「みんなで渡れば怖くない」って発想なんでしょうけど。どうせ短い駐在期間だから、下手に騒いで波風立てたくない? そういう問題じゃないんですけど。

Posted by: パウメイレンセ | quarta-feira, 25 de abril de 2007 at 13:41

>パルメイレンセ様
32箇所全部廻ると決めたので、意地になって、全部踏破しましたが、現地に行って、実地調査を止めようかと逡巡した事もありました。
最東部に行った時など正しくそうでした。
とりあえず、いい勉強をしました。
こんな事でもしないと、サンパウロのあちこちに行く事はありませんから。
サンパウロ市域内の州立公園についてはもう一応だいたいの現地調査は終わりました。
また、あらたにこのような企画ネタをまた考えてみたいと思います。

Posted by: Sao Paulo | sábado, 28 de abril de 2007 at 04:10

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