ブラジル・サンパウロの公園 その18 Parque Vila dos Remédios。
ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。
これらの公園を順に紹介している。
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく。
番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、これら東部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ北部の公園にある紹介をしている。
”緑の地図”による14番は、ヴィラ・レメヂオ公園Parque Vila dos Remédios。
最後に紹介する北部の公園になる。
面積:109.800m²
開園:1979年
特記:
この公園は、神の恩寵女子フランシスカ修道会Congregação Franciscana Filhas da Divina Providênciaの所有する土地の一つであった。
「休日の森Bosque das Freiras」として知られていた。
この土地は、1976年に所有権が無くなり、1979年6月に公園が開園した。
住所 :Rua Carlos Alberto Vanzolini, 413 - Vila dos Remédios
電話 : (11)3625-1419
開園時間: 7h-18h / 7h-19h(夏期)
サンパウロ市の中心部セントロから直線で12キロ離れた北西部にある。
主な設備は、多目的コート、遊び場、遊歩道、運動器具、サイクリング・コース、シュラスコ場、池。
駐車場はない。
Google_mapで、公園を見てみる。(衛星写真なので、高低差は把握できない。)

この公園もまたチエテ川に流れ込む小河川の源流域を公園化したものである。
この公園のある地域が丘になっていて、この公園の北西端が頂上になる。
公園内の東端近くを今も小川が流れており、それに沿って池が並んでいる。
公園の南側に大きな池がある。
その池の下流域は暗渠化されている。
公園域はほとんどが原生林であり、
北西側を頂上として、南西に向かって下がっている。
傾斜がかなりきつい。
平地は公園南端付近でほとんどの施設はそこにある。
公園は南北に細長く、原生林部分は巡回できる遊歩道だけを通る事が出来る。
いくつか支道があるが、傾斜がきつい事もあって、どこでも入り込めるという状態ではない。
公園の入り口は、3箇所。
南側、東側、そして北西端付近にある。
駐車場はない。
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この公園は、サンパウロ市の西の端といったところに立地している。
※西側の薄く黄色に着色したところは、オザスコOsasco市である。
以前は、工業都市という性格が強かった。
かつては、オザスコと聞いただけで「危険」と言われたところである。
日本企業によっては、オザスコに業務で行くときには、
本社に事前に問い合わせをするという話もあったくらいである。
現在は、オザスコ市の環境はかなり改善されている。
オザスコ市でも西の外れに行かないと、もう殺伐とした雰囲気はない。
オザスコ市のセントロ付近は、サンパウロ市の東部や南部よりは雰囲気が良い。

このあたりは、マルジナル・チエテ、マルジナル・ピニェイロスそしてカステロ・ブランコ、アニャンゲェーラ、バンデイランチなどのブラジルにとって重要な動脈の結節点になる。
物流・流通施設や工場が多いところである。
チエテ川沿いに、このような使節が集まっている。
さらに、奥にも関連の中小企業も多い。
このため、細い道でも交通量は多い。
公園はチエテ川とアニャングェーラに挟まれた地域の丘の頂上付近を占めている。
このためやや離れたところからでも、公園の森を確認できる。
東側や南側は、住宅と商工業の混在地区になっている。
西側や北側は、中流の下あたりの住宅街がほとんどであるが、小商店も点在している。
住宅は小さいが、瓦のオレンジ色がほとんどなので、いちおう家らしい家と言える。
商工業がある事と、地域の幹線道路が公園の東側と南側を走っていて、人と車の動きが多いところである。
大きなファヴェーラはない。
しかし、西側や北西側に1.5キロほど行くと、そういった地域が目立ってくる。
実は公園の北東端あたりには、わずかだが貧民窟がある。
公園付近の道は、どれもそれほど広くはない。
間違いなく行かないと、公園にはたどり着かない。
間違うといささか面倒な事になる。
優秀なナビゲーターが助手席にいる事が望ましい。
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サンパウロの中心部から、この公園のアプローチの往路は単純である。
マルジナル・チエテを西に行き、セルソ・ペドロ・ヂ・モウラ大通りに入り、突き当たったところが公園の南側の入り口となる。
セルソ・ペドロ・ヂ・モウラ大通りに入ったところは、物流会社があって、トラックなどでやや混雑している。
だが、公園の入り口付近は住宅街である。
この道は、この地域の幹線道路になるようで、交通量は決して少なくない。
特に突き当たりを右に行く車は多い。
公園の敷地の端から、南側の門はやや奥まっており、見通せないところにある。
また、歩道の人通りも少なくない。
それも、あまり雰囲気が良いと言えない人も散見する。
ちょっと路上駐車しておくのは、躊躇したくなる雰囲気のところである。
そこで、駐車できる入り口として、東側と北西側の公園の入り口を考えたい。
東側の入り口へのアプローチは、突き当たりを右に曲がり、最初の角を左に曲がり道なりに少し登って行くと、公園が現れる。
そこに、入り口がある。
このあたりは、比較的マシな住宅街になっている。
人通りは多くない。
北西側の入り口への到達はちょっと面倒だ。
南側入り口のある突き当たりを左に曲がり、ずっと右に曲がっていく。
かなりの登りである。
入り口のある道は、行き止まりの道である。
この道の両側は、中の下の住宅街になっており、行き止まりだけに人も車もそれほど多くない。
ただ、周辺環境は3つの入り口の中では一番良いように思えた。
駐車はこの入り口付近に路上駐車するのが一番良いと思われる。
来た道をもどり、マルジナル・チエテにでても、もうそのままではカステロ・ブランコに入ってしまい、セボロンを通って、マルジナル・ピニェイロスに行く事は出来ない。
よって、レメジオス橋Ponte dos Remediosを使う事になる。
マルジナル・チエテを進み、レメヂオス橋の下を通り過ぎて、最初の角を右折し、更に右折すると、レメヂオス橋西詰に出てくる。

橋を通り、チエテ川をわたり、道なりに進むと、ドトール・ガストン・ヴィジガル大通りにででる。
ここを左折して、500メートルほど行くとマルジナル・チエテの東行にでる。
もしくは右折して、陸橋を越えると、右側がセアザになる。
道なりに進んでいくと、やがて道の名前はブリガデイロ・ファリア・リマ大通りになる。
北西側の出口から、更にその西側の住宅街を、何度か曲がってレメヂオス大通りにでて、道なりにいきレメヂオス橋を渡るのも、面白いルートである。
このルートは、お薦めである。
レメヂオス大通りは、オザスコ市北部とサンパウロ市を結ぶ地域の幹線道路で、交通量は多い。
道路の両側は、商業施設が並んでいて賑やかである。
尚、レメヂオス橋の両端付近は、土地が低く冠水し易いところである。
東側の出口からの帰路として、アニャングェラを通るルートがある。
公園の北東端あたりは道が狭くなり、そしてやや雰囲気の悪い家が数軒ある。
家の割に、住民が多いようで、歩道に人がいっぱいしゃがんでいるところである。
よって、このルートは一般の人は避けた方が良いだろう。
東側の入り口を北に行き、最初の角を右折し、更に次の角を右折する。
そのまま、道なりに直進するように進んでいく。
ここもこのあたりの幹線道路で、交通量は少なくない。
パウヴァ通りに沿っていくと、正面にアニャングェラの高架が見えてくる。
このあたりは、商店が並んでいる。
アニャングェーラの手前を右折し、標識通りに進むとアニャングェーラに合流できる。
チエテ川を渡り、そのままアルト・ダ・ラッパ、ポンペイアを通ってサンパウロ市内中心部に進むルートがお薦めである。
このルートが嫌いな人は、チエテ川を渡ったあとに、チエテ川東向にはいるとよい。
※※これらのルートの説明が、全くちんぷんかんぷんの人は、
この公園に行くことは止めるべきである。
この公園の周囲の道は余りにも不規則になっているので、
間違うとちょっと面倒なことになりそうなところである。
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公園に行ってみた。
東側入り口にあった、サンパウロ市営公園に共通なデザインの公園名称表示板。
かなりやられている。

徐々に高度を増してくる。
木が茂っているので、割と湿度が高く、気温が低くなるようだ。
住宅地なので、とても静かである。

大きな岩に、何か祠の跡があった。
おそらく守護神像か聖人像でもあったのであろう。
今は荒らされている。
不信心なものはどこにでもいる。

北西側入り口付近の住宅街。
家庭ゴミを路上にそのまま置いているところがこの住宅地のレベルを示している。
このような置き方をすると、犬猫が荒らすし、雨の時には流れていって散乱する可能性がある。

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この公園の評価。
お薦めしない。
この公園でいいところは、原生林を巡る遊歩道のみ。
他の施設に特筆するべきものはない。
公園の周辺の環境がいいとは言えないのが、薦めない理由である。
休日には、何故か住民が道路に溢れているような雰囲気が住宅街にもある。
特に、公園の北東側や北側はそういった感じがした。
公園の来園者は、
白人系も少なくはない。
だが、あまり豊かではないような人々が多い。
また、有色系の人も割と多い。
もちろん、日系人は皆無。
公園にやってくるような人々は、もちろん平和を愛する市民に決まっている。
だが、この公園においては、ここの環境にとけこめず、かなり浮いているのを感じてしまった。
森の中を歩くのはなかなか都心部では味わう事は出来ず、気持ちがいいのだが、多くの公園ではこの遊歩道にはあまり来園者が入っていかない。
もちろん警備員も巡回しているのだが、
何かあったときにいつもいるわけではない。
何かが起きるのは、警備員がいないときに決まっている。
このような原生林は、今後紹介する公園にもある。
その中にはお薦めできるところもある。
最東部の公園ほどではないにしても、落ち着ける雰囲気ではなかった。
落ち着けない公園などにわざわざ行く意味はない。
この公園は訪問を避けるべきだといっておく。
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