ブラジル・サンパウロの公園 その30 中心部の公園。
ブラジル・サンパウロ市の緑地環境局が2006年に発行した”Mapa Verde緑の地図”によると、サンパウロ市営の公園は、32箇所である。
これらの公園を順に紹介している。
紹介は、”緑の地図”に振られている番号に沿っていく。
番号は、サンパウロ市の東部の公園から始まっており、東部および北部、西部の公園の紹介はすでに終えた。
サンパウロ市の中心部の4箇所の公園についておさらいをしておく。
20番は、ルース公園Parque da Luz。
21番は、ブエノス・アイレス公園Parque Buenos Aires。
22番は、テネンチ・シケイラ・カンポス(トリアノン)公園Parque Tenente Siqueira Campos (Trianon)。
23番は、アクリマソン公園Parque da Aclimação。
これらの公園の位置を改めて確認する。
黄緑色が、これら4箇所の公園である。

紺色の線が、サンパウロの歴史的中心部セントロからのアプローチとして使う往路として、紹介したもののひとつである。
水色の線は、それぞれの公園からセントロへの帰路として紹介したルートの一つである。
どの公園も、当たり前の事だが、近い。
と言っても歩いていけるところはない。
しいて言うならばルース公園だろうが、
途中の環境を考えると歩く事はお勧めしない。
平日でもおそらく歩き始めて半分をすぎたところで、断念される事になるだろう。
休日は全ルートが危ない。
どの公園も、公園の中はまず安全だろう。
小さなトラブルや不愉快な体験をする事はあるかもしれないが、大きな危険はないだろう。
だが、どの公園も油断は出来ない。
中心部にあるだけに、そこの住民だけではない人がいるからだ。
ルース公園やトリアノン公園は、そういった点にも注意しなくてはならない。
ブエノスアイレス公園の周辺は、サンパウロでおそらくもっとも治安がよいところだろう。
夜でも、犬の散歩をしている人を見るくらいだ。
アクリマソン公園の周囲も、それほど悪くない住宅地である。
ただ、どの公園も小さいのでわざわざ行くほどの事はない。
近所に住んでいるとか、たまたまその付近に来た時にちょっと覗いてみるだけで十分だ。
ルース公園は、園内にピナコテッカという素晴らしい美術館があるし、
そのほかにも近くに美術館や博物館があるので、
そういったところへ行った時に、
社会勉強のために、もしくは肝試しとして行ってみるとよい。
何か変な感じがしたら、ピナコテッカの「結界」の中に急いで戻ればよい。
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サンパウロの歴史的中心部セントロは、衰退しスラム化しているところが多い。
郊外にあるような劣悪なバラックが並ぶファヴェーラはない。
しかし、かつては一等地の業務ビルやアパートもしくは戸建て住宅だったところに入り込んで、占拠しているところも多い。
休日にも、セントロに子供が多いのは、こういった住居に住んでいる子供が多い。
また、低地に多いのだが、廃品回収を生業としている人たちも、そのまま路上生活をしている。
こちらも家族構成が大きい。
かつての輝きはないと言っても、セントロは今でもサンパウロで最大の業務集積地区として立派に機能を果たしている。
株式や商品取引所もある。
卸売りの機能もここに最大のものがある。
商店街もまだまだ栄えている。
そういった事もあって、平日の日中は、人々が忙しく歩き回っている。
以前は、もっと怪しい目つきをして道にたたずんでいる人がいっぱいいたが、今はあまり見ない。
引ったくりやスリが日常茶飯事だった。
どちらかというと平日のほうが安全である。
休日には事務所や店舗の多くが閉まるので、人通りが極端に減る。
残っているのは、このあたりの住民や怪しい人だけである。
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セントロを中心としたサンパウロの危険度をマッピングしてみた。
赤が濃いほど危険度が高い。
もっとも赤いところには、「立ち入り無用」と考えてもらいたい。
幹線道路でも、信号待ちは不気味な時がある。
この危険度は、
一般的な危険度と日本人にとっての危険度を考えて作成した。
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