ブラジル・サンパウロ市域内にある公園を紹介している。
公園は、2006年にサンパウロ市の環境緑地局が発行した「緑の地図」に掲載されたものである。
すでに、市営公園の紹介を終えたので、
州営の公園となる。
最初は、通称オルト・フロレスタルHorto Florestalである。
正式名称は、アルベルト・ルーフィグレン州立公園Parques Estaduais Alberto Löfgren
住所: Rua do Horto Nº 931
Horto Florestal CEP 02377-000
電話: (11) 6231-8555
(11) 6232-3117
Fax : (11) 6231-8555
E-mail : pealbertolofgren@iflorestal.sp.gov.br
施設・設備: 環境教育センターNúcleo de Ed. Ambiental
高齢者センターNúcleo Estação Vida Melhor Idade
乳幼児介護所Fraldário
ピクニック場piquenique
運動施設equipamentos de ginástica
遊び場
森林博物館Museu Florestal
サッカー場
サイクリングロード
距離 :サンパウロのセントロから直線で11km
アクセス方法 :①Av. Cruzeiro do Sul,
R. Dr. Juquim,
Av. Nova Cantareira,
Av. Maria Amália Lopes de Azevedo,
R. do Horto.
②Av. Voluntários da Pátria,
Av. Sta. Inês,
R. Luis Carlos Gentile de Laet
開園: 毎日 6:00-18:00
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19世紀に始まる公園の歴史的な重要性について知っている人は多くない。
1896年に森林農場Horto Botânicoを作るために、ペドロ・ブランカ農場Engenho da Pedra Brancaがなくなった時である。
スイス人のアルベルト・ルーフィグレンAlbert Löefgrenが、1907年から1909年までの最初の代表となった。
森林農場は、、森林サービスを作るための基地となり、今日の森林研究所Instituto Florestalとなった。
サンパウHorto Botânicoロ州の環境局Secretaria do Meio Ambiente do Governo de São の管理の下にある。
サンパウロ市の北部にあるアルベルト・ルーフィグレン州立公園Parque Estadual “Albert Löefgren”, は文化的にもレジャーの点でも重要で、174ヘクタールある。
カンタレイラ州立公園Parque Estadual da Cantareiraに隣接している、オルト・フロレスタルHorto Florestalとしてより知られているこの公園は訪れた人たちを色々な生き物や植物を通して自然にふれさせている。




このほかに、イベントの舞台、ピクニックエリア、遊び場、運動施設、池、森林博物館Museu Florestalもある。
このほかにも、州政府の緑宮殿Palácio de Verão 、森林警察Polícia Florestal、軍警察の本部がある。
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公園域は広いが、実際に公開されているのは、その一部である。


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この公園に行ってみた。
公園の正門である。
東側にあり、バスもここまで来ている。

正門を入ったところである。

わずかな距離だが、「豹自動車」が走っている。
有料だが、2レアル。


さらに、入り口を入ってすぐの池にはスワンボートがある。
これは、5レアル。


そして、奥の池には、遊覧船もある。
これは2レアル。

奥の池には、カピバラもいる。




奥の池には、不思議な光景がある。
池の中に浮かんだ小さな島には木が生えている。

その木の根元の部分である。



この根が、島を形成している。



公園の管理事務所のひとつ。
ここには立ち入ることは出来ない。

森林博物館。


色々な樹木のカット見本や種などが展示されている。
展示されていないコレクションは、ラテンアメリカ最大という大したものらしい。

博物館のすぐ脇にある南回帰線の碑。

日本が冬至のときには、
太陽がここの真上に来ているということである。

南回帰線がここを通過しているわけである。

イベント広場。

遊び場も広い。








自然林だけではなく、植樹されたものもある。



高齢者センター。

高齢者がダンスをしているぞ。

サッカー場。

ピクニック場。
かまどは設置されていないが、
自分で持ち込んで、シュラスコをやっている人が休日にはいっぱいである。

最奥部にある湧き水。
飲める。
空ボトルを持ってきて、水を詰めている人がいる。

西側の入り口からはいると、駐車場がある。
数十台は停めることが出来る。

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このアルベルト・ルーフィグレン州立公園(オルト・フロレスタル)に行くのはちょっとだけ面倒である。
サンパウロ北部は、広い道がなく、アップダウンがあり、くねっているからだ。
サンタナから、北へ登っていくのが一番早く、わかりやすいと思う。
紺色の道である。

東側の正門付近にも、休日でも路上駐車は可能である。
ただし、フラネリーニャに幾ばくかの支払いは付き物である。
付近に駐車場も営業しているので、素直にそこに駐車するものよい。
西側の入り口は、ちょっと発見しにくい。
何の標示もない。
だが、そこからはいると無料の駐車場がある。
帰路は、もと来た道を戻る方法もある。
他にサンタ・イネス大通りを下る方法もある。
これらの道を通っている分には、
平日も休日も、日中は特に危険は感じることはない。
サンタナ付近からは、20-30分もあれば間違いなく到着する。
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このアルベルト・ルーフィグレン州立公園は、
サンパウロ市の最北部にある。
これより北側には、
カンタレーラ山脈を越えて、反対側のマリポラン市側の斜面にある
別荘地帯へ向かう道が、公園を挟んで東西に2本あるだけである。
※2本の道のうち、東側の道はあまり広くなく、且つ急でもある。
天候の悪い時は、利用を避けた方がよいだろう。
どちらの道にも展望台などはない。
公園の東側は、
サンパウロ北部の中では
高級な住宅街となっている。
※ピンクで着色したところ。
だが、公園の西側からは、徐々に危険な地域が広がっている。
※黄色で着色したところ。
北部でもっとも危険なブラジランヂアBrasilandiaにはまだ距離があるが、
あまり西に向かうことはお勧めしない。

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この公園の評価。
サンパウロ市内から見ると100メートルほどだが標高が高い。
空気も綺麗なように感じる。

休日は、来園者でごった返す。

来園者の層は幅広い。
中流の中から下の層が来ている。
ただし、明らかに危険な雰囲気を醸し出した人とはいない。
警備、管理はしっかりしている。
警備員の他に、警察も巡回している。
色々な設備があるので、楽しめる。
公園の東側の正門付近には色々な店がある。
あるレベルのレストランもある。
サンパウロ市内の運転に自信がある方は、
たまには行ってもよい。
自信がない方は止めた方がよい。
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つづく。
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