ブラジルの「産婆さん」
ブラジルは広大な国である。
だから、とんでもない田舎もある。
そこでの話である。
毎週土曜日の14時30分くらいから約2時間、Globo局では”Calうdeirao”という番組を放送している。
いわゆるバラエティーショー番組で、内容は毎週異なるが、幾つかのコーナーに別れている。
馬鹿番組ではない。
その中で、約2年前に放送したものを、あらためて放送していた。
この番組の司会者のルシアーノ・フッキが、牧場の門のところに立っている。
ブラジル東北部のペルナンブコ州のパルマレスというところにいる。
この子供達はみんな、家で生まれた子供達である。
病院は遠いのだ。
名前はエヂッチ・マリア・ダ・シウバ。
parteiraは産婆という意味である。
取りあげたのはもう数えていないから分からないが、3千人くらいだろうという。
この産婆さんは、
何キロも歩いて、サトウキビ畑の中を歩いて、その日の仕事先へ向かう。
カバンの中には仕事道具一式が入っている。
そこに、(演出だろうが)
「生まれそうだ」という連絡があった。
女性の家のベットの上で、出産が行われる。
誰も手伝いの人はいないのだろうか。
テレビカメラだけである。
「20070310Caldeirao-Parteira1.wmv」をダウンロード
産まれた。
「20070310Caldeirao-Parteira2.wmv」をダウンロード
飛行機に乗ったのは初めてかと聞かれて、
前にブラジリアに行く時に乗ったことがあると答えた。
結構偉い産婆さんなのかもしれない。
何か欲しいものはと聞かれた。
道具が足りないと答えた。
Globo局が早速用意してくれるそうだ。
ちゃんと感動仕立てで番組は終了した。
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ブラジルは広いなと、素直に感じた。
実は、こういったブラジルを全く知らない。
Comments
こういう番組って感動的で良いですね。
自分も今子供が生まれそうなもので、子の番組が他人事とは思えなかったので、出産のシーンは思わず力が入ってしまいました(男なのに^^;)
たまにはこういう番組も良いですね^^
Posted by: drachmond | domingo, 3 de junho de 2007 11:28
>drachmond様
産婆さんが1人で子供を取りあげていたのには驚きました。
日本だったら、お湯を沸かす人だとか、手伝いの人などいそうなのですけど、この番組ではそういった人が映りませんでした。
人は沢山いるはずのところなのですけどね。
ブラジルは広いので、サンパウロからは想像も出来ないところばかりです。
Posted by: Sao Paulo | segunda-feira, 18 de junho de 2007 01:31