ブラジル・サンパウロの「柿祭り」 その2 ピエダーヂ編。
ブラジル・サンパウロでは、「柿」が食べられる。
3月から6月頃まで、普通にある。
日本人が持ってきたものなので、kaquiなどど表示する。
以前は、どういう訳かグチュグチュに熟しすぎたような柿しか売っていなかったので、買わなかった。
ブラジルでは、そういったものが「柿」だったらしい。
いまは、歯ごたえのある「柿」も売っている。
だから、買う。
4月には、サンパウロ市の東50キロにあるモジ・ダス・クルーゼス市のイタペチ地区の「柿祭り」に行ったのだが、5月には、サンパウロ市の西100キロにあるピエダーヂ市の「柿祭り」に行ってきた。
柿の生産量としては、モジ・ダス・クルーゼス市の方が多い。
普通ピエダーヂと聞くと、制ガン作用があるとか言うキノコのアガリクスのそれも良質の産地ということを連想する。
ピエダーヂは、モジ・ダス・クルーゼス市ほど大きな街ではない。
しかし、ピエダージも含めて近隣の街はどこも日系人の多い町である。
近郊農業が盛んなところである。
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この柿祭りのパンフレットである。
第7回目。
まあ、地図はだいたい正しかった。
かなり田舎ので、他に何もないようなところだったので、すぐに行くことが出来た。
これも日系人の会館だった。
ピエダーヂ・スポーツ文化会館と言って、市街地からはかなり離れたところにあった。
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あまり天気のいい日ではなかった。
風が強く、寒い日だった。
警察車両もいっぱいやってきて、
この催し物を襲おうという不届きものからの警備をしていた。
倉庫のような、体育館のようなところには、
仮設の食堂と商店があった。
食堂で食べられるものは、普通のブラジル食。
商店で売っているものは、衣料や雑貨類であった。
ここも農業地域なので、
農業資機材の業者もブースを持っていた。
ピエダーヂ日本語学校も、ここにあるらしい。
折り紙や書道の作品展をやっていた。
そして、日本食(?)のテント。
焼きそばと天ぷらは、非日系人にも広く受け入れられている。
ただ、天ぷらはかなり日本とは食べ方が違っている。
かき揚げのような天ぷらを、手に持って食べるのである。
天つゆなどない。
どうしてこうなってしまったのか分からない。
日系人でも、本当の天ぷらを知らない人が多いようだ。
日本食品の販売コーナー。
手作りのお菓子、餅、味噌などもあった。
果物や野菜も売っていた。
ステージでは、出し物が時折行われていた。
それほど多くはなかった。
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この頃は、「太鼓」を使ったグループが多くなった。
それも沖縄式の太鼓のグループが多い。
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ここでも、体育館の中は、
農作物の品評会の展示会場になっていた。
もちろん今回の目玉は「柿」。
一等賞は、増田さんの柿である。
実は、この増田さんの柿は有名らしい。
この増田さんの柿を目当てに、わざわざここまで行ったのである。
ピエダーヂは、小さな街だし、
それほど歴史もないはずなのだが、
観光にも力を入れているようだ。
サンパウロ市からの週末旅行にはむいているだろう。
別荘地や観光農場などもある。
たこ焼きと焼きそば。
この経営者は日本人。
たこ焼きのプレートが小さいし、火力が弱いので、一度に焼ける量が少ない。
15分待ちといわれたが、20分以上は待った。
日系人以外には、まだたこ焼きは浸透していないようだ。
寒かったので、人出が多くなかったようだ。
どの店も、どちらかというと閑散としていた。
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まだ、7回目と歴史も浅い。
今後の発展に期待したい。
ピエダーヂは、いい街である。
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