ブラジル・サッカー:2007 その52 コリンチャンスのパートナーMSIに司直のメスが入る。
サンパウロSão Pauloの連邦裁判所6部のファウスト・マルチンス・サンクチスFausto Martins Sanctis判事は、コリンチャンスCorinthians とMSIMSI (Media Sports Investment)が資金洗浄とその組織化を行ったという公共省Ministério Públicoの告発に同意した。
また、ロシア人のボリス・ベレゾフスキーBoris BerezovskiとMSIの社長のキア・ジョオラビシアンKia Joorabchianさらに投資グループの役員のノジャン・ベヂロウドNojan Bedroudの収監をインターポールに要請した。
コリンチャンスの社長のアルベルト・ドゥアリビAlberto Dualib、副社長のネジ・クリNesi Curi、弁護士のアレシャンドレ・ヴェヒAlexandre Verri 、そしてレナット・ドゥプラRenato Dupratもまた告発された。
告発の同意により、公共省Ministério PúblicoはブラジルBrasilにおけるMSIの財産を凍結し、銀行の口座操作を禁止した。
公共省は、この件についての説明の記者会見を7月12日(木)16時から行う。
コリンチャンスCorinthiansの広報は、この件について公式な立場を明らかにしていない。
MSIは今日中に公式な書状をもって出すと発表した。
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コリンチャンスが、MSIと提携したのは、2004年12月。
MSIの資金で、
素晴らしい選手が次々と入団し、2005年のブラジル選手権に優勝した。
ロンドンに本部があるMSIは、当初からその資金源が疑われていた。
エリツィン時代に巨額の財産を築き、その後ロンドンに亡命したボリス・ベレゾフスキーがMSIの黒幕といわれていた。
ボリス・ベレゾフスキーが、2006年に一度サンパウロにやってきたときには、一時連邦警察に身柄を拘束されて、事情聴取をされていた。
コリンチャンスは、グラウンド外での話題が多すぎる。
選手は落ち着かないだろう。
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