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quinta-feira, 2 de agosto de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その59 Parque Estadual Jaraguá 4。

ブラジル・サンパウロ市域内にある公園を紹介している。

公園は、2006年にサンパウロ市の環境緑地局が発行した「緑の地図」に掲載されたものである。
すでに、市営公園の紹介を終えたので、州営の公園を紹介している。

3番目は、ジャラグア州立公園Parque Estadual Jaraguáである。

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ブラジルが、ポルトガル人に発見される以前から、この地にいたのはモンゴロイドで、今「インヂオ」と呼ばれる人たちである。

遺跡はないことはないが、ブラジルに住んでいたインヂオは、マヤ、アステカそしてインカのような大規模な遺跡を残していない。
帝国を作ってもいない。
小さな集落を形成し、狩猟を主とした生活を行う程度までしか、文明は進化していなかったようだ。

ポルトガル人達は、このインヂオを捕獲し、奴隷化して、使役に使おうとしたようだが、インヂオそのものの社会組織が未分化であったこととで、作業には向いていなかったようだ。
更に、欧州人が持ち込んだ病疫に対して、免疫がなかったことで、人口が激減した。
それで、欧州人は、アフリカから黒人を輸入して使った。

ブラジルのインヂオといえば、アマゾンエリアに住んでいて、いまだに裸族としての生活を続けているような部族がよく紹介される。
実際、ブラジルでは、メキシコ、エクアドル、ペルー、ボリビアのように、インヂオ系の顔つきをした人は、それほど多くない。
ブラジル北部など地域によっては、そういった人が多いところもあるのだが、南部では、混血も進んでいるので、一見してインヂオという人はなかなかいない。

いまだに、ポルトガル語ではない言葉を話している人は、アマゾンエリアなどで、他から隔絶した地域に居住し、その部族だけの自給自足生活を続けて行けることが出来るような環境にいるインヂオだけだ。
それも、急速に変容しているはずだ。

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実は、サンパウロ市内にもインヂオ集落がいくつもある。

特に、市街地から離れている深南部に多い。
だが、昔のままの生活をしているわけはない。

中途半端に、観光化しているところもある。

500年の間に、もともと彼らが持っていたものは、ポルトガル人の影響を受けて、徹底的に、改造されている。
顔つきこそインヂオであっても、もうそれ以外にアイデンティティーはない。

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ジャラグア州立公園の入り口付近には、
おそらく市街地に最も近い(もしくは市街地に取り込まれた)インヂオ部落がある。
Spd20070731pejzh

ジャラグア州立公園の山頂から見下ろすと、公園の南東側の赤い大地に幾つかのバラックが建っているのを見ることが出来る。
Spd20060409ppjf

2箇所に別れた敷地には、数十戸のバラックがある。
Spd20070523pejh

敷地内は舗装されておらず、土の色が赤い。
Spd20060409ppjl

市が作った集会場もある。
Spd20070223pejx

ここにいる人達は保護されて暮らしている。
ファヴェーラにいる人たちは、保護されていない。
Spd20070223peju
Spd20070223pejw

保護されている人と保護されていない人と、どちらがまだましなのかはいうまでもない。

ある意味で、もっとも底辺にいるともいえる。
保護されている限りは、上には行けないのも事実だ。
Spd20070731pejzi

ここは、観光地ではない。
好奇の目をむけてもいけない。
Spd20070223pejv

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人間は、アイデンティティーがなければ、生きているとは言えない。

日系人は、難しい選択を余儀なくされる。
日本人でいようとしても、日本人としてのアイデンティティーがもう分からない。
喪失感を持ち続けるか、ブラジル人になるしかない。

これは、別に日系人だけではない。

奴隷として連れてこられた黒人はもちろん、
欧州からの移民の子孫も、それは同様であろう。

ブラジル人というアイデンティティーは、なんだろうか。
社会学者のジルベルト・フレーイリのいう熱帯ポルトガル文化をベースに、
それに19世紀以降になってやって来た欧州や日本からの移民が持ち込んだものが加わって、
今まさにつくられているものである。

数百年すると面白いものができると思う。

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