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sexta-feira, 14 de setembro de 2007

サッカー:コリンチャンスの危機 その1 給与の一部の海外での支払い

ブラジルで2番目に多いファンを持っているという、サンパウロの名門スポーツクラブのコリンチャンスの危機。

他のクラブにおいても、問題はもちろんある。
しかし、それ以上にコリンチャンスは問題が多すぎる。

とうとう、スポーツニュースで報じられる問題ではなく、一般のニュースで連日報じられるようなことになってきた。

問題が多すぎて、且つ、それぞれに登場人物が多く、仕組みが複雑怪奇なのがブラジルの色々な犯罪の特徴をもっているので、とても簡単に説明しきれない。

ブラジルでは、政界では、連日色々な疑惑がわいているが、
それを丁寧に取りあげていたら、きりがない。

コリンチャンスの数々の疑惑を題材に、
ブラジルのまたある一面を紹介していきたい。

選手は、とてもサッカーなどやっていられない状態に置かれている。

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コリンチャンスとMSIとの提携での、資金洗浄などの問題から、
今度は、給与の一部を海外で支払っていたという疑惑が吹き出した。

MSIとの提携問題を追っているのは、連邦警察であるが、
裁判所の許可を得て、コリンチャンス関係者の電話を長期間にわたり盗聴していた。
その会話の中から、この疑惑がでてきた。

第3国で支払うことで、
ブラジル国内の所得税を逃れたという疑惑である。

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連邦警察Polícia Federalは、
MSIの時代に、コリンチャンスCorinthiansにいた8人の選手と1人の監督の捜査をしている。

彼らにかかっている疑惑は、ブラジルの法律で禁止されている海外での給与である。

彼らとは、カルロス・アルベルトCarlos AlbertoマスケラーノMascherano、テベスTevezリカルヂーニョRicardinhoグスタヴォ・ネリーGustavo NeryニウマールNilmar、ロジャーRoger、シルヴィオ・ルイスSilvio Luizそしてエーメルソン・レオンÉmerson Leão監督である。

コリンチャンスの役員と代理人もまた、連邦警察によって捜査されている。
捜査は、コリンチャンスCorinthiansとMSIの提携における資金洗浄とその他の法律違反についての捜査をしている「ペレストロイカ作戦」"Operação Perestroika", の盗聴後に始まった。

ある盗聴では、選手達が海外口座について話しているのが明らかになった。
盗聴の一つでは、カルロス・アルベルトCarlos Albertoの元婚約者が「ここで半分、海外で半分と、給与をもらっていることを話す」と言っている。

MSIのキア・ジョオラビシアンKia Joorabchianとの会話で、リカルヂーニョRicardinhoは海外で金を受け取る約束を取り付けた。

2人の選手は容疑を否認した。
エーメルソン・レオン監督は、全て適正に支払われたと言った。

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この2-3日、ニュースでは、これらの会話の一部が報じられている。

こういった給与の支払いは、
おそらくコリンチャンスだけのことではないとは思う。

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ブラジルでは、警察の捜査では盗聴や盗撮は普通に使われていて、
連日報じられる事件報道では、
それらの映像や音声が流されている。

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マスコミも、取材相手の許可を取らずに、
秘密裏に撮影した映像をどんどん流す。
放映後、数日以内に早ければ当日にも、
警察の捜査があり、取材相手が容疑者が逮捕される。

これが、ジャーナリズムの力だと自画自賛している。

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