ブラジルの「人質事件の結末」
8月30日(木)に、
ブラジルの西北部の辺境のロンドニア州のある町で、人質事件が起きた。
1人の男が、裁判所へ侵入し、6人を人質にした。
自身の離婚裁判に関して、気にくわなかったようだ。
事件発生から32時間。
男は、人質を次々に解放して、最後に1人の人質を盾にして、
街の広場にいた。
警官がまわりを取り囲んでいる。
それまでおとなしかった男が、
突然に警官に向かって、乱射し始めた。
ここで、
その時を待っていた警官数名が、
盾を持って、
男に突進した。
そして、
人質の身柄を確保した。
そして、
盾で押さえつけた男に向かって、
拳銃を続けざまに発射した。
男は、
頭と胸に、少なくとも7発の銃弾を受けた。
病院に運ばれたが、
助からなかった。
人質は、
無傷で、家に帰った。
事件は、こうして終結した。
「20070901JH-Rondonia.wmv」をダウンロード
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32時間も、ブラジルの警官は待つ。
こういった映像がテレビで放映されるということは、
ブラジルでも特異な事件とその結末ということだろう。
もっとも、
毎年、ブラジルでは、
たぶん1000人以上は、
警察との銃撃戦で死んでいるはずだ。
映像がないだけだ。
もちろん、警察も必ずしも無事ではないし、
そして流れ弾に当たる無関係の市民もいる。
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