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domingo, 23 de setembro de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その72 Área de Proteção Ambiental Municipal do Capivari-Monos 6 カピヴァリ街道。

ブラジル・サンパウロ市域内にある公園を紹介している。

公園は、2006年にサンパウロ市の環境緑地局が発行した「緑の地図」に掲載されたものである。
すでに、市営公園の紹介を終えたので、州営の公園を紹介している。

州営公園の4番目として、州営の公園の中でももっとも面積が広いセッハ・ド・マール(=海岸山脈)州立公園Parque Estadual da Serra do Marを紹介した。
広大なこの公園域でセンターとして公開されている部分のうち、サンパウロ市域内にある「クルクツ・センターNúcleo Curucutu」を紹介してきた。

このクルクツ・センターがあるセッハ・ド・マール州立公園は、サンパウロ市の最南端部に位置しているのだが、その公園域の北側が、サンパウロ市によって、カピヴァリ・モノス環境保護区に指定されている。

カピヴァリ・モノス環境保護区Área de Proteção Ambiental Municipal do Capivari-Monosは、公園ではないのだが、サンパウロ市環境緑地局が管轄している地区であり、「緑の地図」にも記載されている。

この地区は、自然環境だけではなく、歴史的遺産、産業的遺産、さらには人文的に重要なインヂオ集落、天文学的地質的にも貴重な地形が存在し、観光的にも今後、自然と調和したエコ・ツーリズムの発展が見込めるところである。

この機会に、このカピヴァリ・モノス環境保護区Área de Proteção Ambiental (APA) - Capivari-Monosも紹介している。

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カピヴァリ・モノス環境保護区Área de Proteção Ambiental Municipal do Capivari-Monosは、サンパウロ市最南部のパレリェイロスParelheiros区にある。

このパレリェイロス区は、更に北半分がパレリェイロス地区で、南がマルシラッキMarsilac地区となっている。

このマルシラッキ地区の中心集落が、エンジニェイロ・マルシラッキ地区である。
パレリェイロス地区からエンジニェイロ・マルシラッキ地区までの道が、エンジニェイロ・マルシラッキ街道という。
Spd20070922acmd
※エンブラ地区からカピヴァリ街道の終点までである。
※クリックすると拡大する。

このエンジニェイロ・マルシラッキ街道は、くねっているところもあるが、全線舗装道路で、それなりにスピードを出すことは可能な道である。
エンジニェイロ・マルシラッキ地区で、この舗装道路は終わる。
路線バスも、エンジニェイロ・マルシラッキ地区までしか運行していない。
その先は、通学バスだけである。

このエンジニェイロ・マルシラッキ地区の入り口には、警察がある。
その先に集落があって、
小さな商店やバールが何軒かある。
また、市の観光案内所があるのだが、いつも閉まっている。

所在なげな人たちが中心部の広場にたたずんでいて、
見たことのない人間の侵入には、訝しげな眼差しを向ける。
ここ最南部の人たちは、みんなそうだ。

このエンジニェイロ・マルシラッキ地区から南に延びる道がカピヴァリ街道である。
Spd20070922acmf
※クリックすると拡大する。
※「鉄道写真撮影適地」と書いたところでは、
 三重連の迫力ある写真などが撮れそうだ。
 貨物列車は割と頻繁に通り過ぎる。
 ブラジルの輸出穀物の6割がこの路線を通っている。
 だが、そんなことをしている者は誰もいない。
 実際に、三脚を立てて、暢気に撮影などしてはいけない。
 あくまでも、撮影したらいい写真が撮れるだろうという想定だけである。 

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道がある限り、行ってみることにしているので行ってみた。

エンジニェイロ・マルシラッキ地区である。
右側の白い建物が警察。
その先の緑の庇は、商店である。
水色はバスで、そこがバスの終点である。
Spd20070816pcpx

この道を、真っ直ぐ行くと、400メートルほどで非舗装道路になる。
そして、突き当たりを右(南)に曲がるとそこがカピヴァリ街道である。

ただし、何の表示もない。

カピヴァリ街道の入り口である。
左に行くと、コロニア隕石口Cratera de Colôniaの南側にでて、コロニア地区に続く道がある。
Spd20070816pcpy

サンパウロ市パレリェイロス区の表示で、
この土地は無許可開発されたものであり、
さらなる開発は禁止するというような事が書いてある。
カピヴァリ・モノス環境保護区では、
一切の開発行為について、事前に役所に相談し許可を得る必要がある。
土地の売買についても、同様である。
土地を買っても、全く開発できない場合があるわけである。
Spd20070816pcpz

しばらく行くと、
手書きの「道路名表示」があり、
そこにはEstrada do Capivari(=カピヴァリ街道)と書いてある。
安心できるような出来ないような。
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カピヴァリ街道は、全線非舗装道路で、路面はかなり荒れている。
スピードを出すことは出来ない。
基本的にカピヴァリ側の細い谷に沿っている。
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両側は、全て農場となっている。
といっても、規模の極めて小さなバナナ園程度しか見えない。
観光農園のようなものもあるが、
きちんと整備されているわけではない。
Spd20070816pcpzd

ところどころに脇道があるが、とにかく真っ直ぐ南に進んだ。
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行き着いたところは、Sabesp(=州上下水道局)の所有地。
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更に左に進む道があったが、一層細く路面が悪そうだったので、ここで断念した。
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「マルシラッキの滝」というのがあるらしい。
※「滝」というが、資料によると実際は「瀬」のようなもの。

このカピヴァリ街道に入る意味は全くない。
車を傷めるだけである。

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(補遺)

①ポンチ・セッカPonte Seca街道
セッハ・ド・マール州立公園クルクツ・センターに行くための道として、
エンブラ地区からポンンチ・アルト街道を通る方法を紹介していた。

また、ポンチ・セッカ街道から行く方法あると軽く触れていたが、
そのポンチ・セッカ街道からの方法についても、
簡単に説明しておく。

エンブラ地区から、エンジニェイロ・マルシラッキ街道をしばらく進んでいくと、
道路が大きく、左にカーブするところの右手に、
ポンチ・セッカ街道の入り口がある。
Spd20070809zr

はっきりとした標識があるので見落とさないこと。
Spd20070809zs

この先は、非舗装である。

まもなく鉄道路線があり、その下をくぐる。
この通り抜けは、極めて細い道である。
Spd20070822psma

道なりに行くと、
貯水池が左手に見える。
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ここは左である。
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途中右手にある日系農家
Spd20070822psmd

左手には、野菜や花を植えた畑が見えたりしてくる。
Spd20070809zp

Spd20070809zq

まもなく、
ベラ・ヴェスタ街道との合流地点に至る。
Spd20070922acma
※クリックすると拡大する。

クルクツ・センターに行くには、
 ポンチ・アルタ街道から行っても、
 このポンチ・セッカ街道から行っても、
 どちらも難易度は同じ、
 時間もそれほど変わらないだろう。

②ポンチ・アルタ街道
クルクツ・センターに行くためには
ポンチ・アルタ街道を途中から離れて、
ベラ・ヴィスタ街道に入る必要があるのだが、
そのままポンチ・アルタ街道を行くとどうなるのか知りたかった。
行ってみた。
Spd20070922acmb
※クリックすると拡大する。
※ポンチ・アルタ街道のベラ・ヴィスタ街道との分岐点から、終点まで。

ベラ・ヴィスタ街道との分岐点を過ぎて、
ポンチ・アルタ街道はますます道は細く、そしてくねり、路面は悪くなってくる。

ここは、右である。
Spd20070808psmt

丸太を割ったものを並べて造った橋がある。
丈夫は丈夫だろうが、隙間はあった。
右側は湿地である。
奥に見えるのは、スクールバス。
スクールバスは、この道は通ってきておらず、
その反対側の道から来ているということであった。
Spd20070808psmu

バスがとまっていたところは、三叉路であった。
表示はなかった。
バスの運転手に道を聞いた。
そこを左に行き、
しばらく行くと、また三叉路があった。
ここも表示はない。
そこを左に行くと、鉱山会社で行き止まり。
何か厳重に警備していた。
Spd20070808psmv

Spd20070922acmc

戻って、右に行った。
ますます道路は細くなる。
Spd20070808psmw

エヴァンジェリカ系の教会の建物があった。
建物は大きいが、窓にはガラスが入っていない。
どうしてこんなところに大きな教会があるのか、怪しさもあった。
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Spd20070922acme

この教会を右手に見ながら進むと、ついには、
なにやら表示板があって、門があり行き止まりになっていた。
標識のところから、直角に更に道は続いていたが、
時間的な関係で進むことは断念した。
Spd20070808psmy

この表示は、
セッハ・ド・マール州立公園」域ということを示していた。
行き止まりの門は、
クルクツ・センターの一般には開放していない入り口のようであった。
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これで、
カピヴァリ・モノス環境保護区についての紹介は一旦終了する。

サンパウロ市内とはいえ、
片道60キロを超える超奥地。

非舗装道路も多いので、片道2時間以上もかかる。
往復すると、半日がかりである。

しかし、現地調査のために、
何回も入り込む必要があったので、
何よりもガソリン代が馬鹿にならなかった。
ブラジルのガソリン代は、日本よりも高いのである。

しばらく、経費削減を真剣に考えなければならない。

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重ね重ね繰り返すことになるが、
こういった秘境とも言えるところに行くのは、
周囲の良識的なブラジル人に相談してからにして欲しい。

日本人的風貌の者だけで行くことは、絶対に避けた方がよいだろう。

出来るだけ、男性だけの、それも屈強な大学生を中心としたメンバーで
グループを組んだ方がよい。
その1人に紛れて参加している感じがよいだろう。
子供や女性は入れない方が、良いだろう。

車は、車高の高い車にした方が良い。
といって、高級4輪駆動車はもってのほかである。

地区にはいる前に、警察に立ち寄って、
一言声をかけるのもよい。

パレリェイロス区では、
正規のガイドを雇うことを強く薦めている。

エコ・ツアーを主催している会社も多いので、
そういった会社に車の用意から何から全て任せるのもいいだろう。

サンパウロ市の公園をすべて紹介するという企画を立ててしまったので、
成り行きでこんなところまで行かなくてはならなくなった。

サンパウロ市にも、こういうところまであるという意味で紹介しただけなので、
この一連の記事を見て、出かけてみましたというようなことがないように
強くお願いしたい。

これは、超上級者コースである。

※特に、
 日本政府およびその関係機関に属してしているか、そういった組織との
 関係でブラジルにいる人は、決して行ってはならない。
 捜索費用が、日本国民の税金による負担となるからである。


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