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terça-feira, 25 de setembro de 2007

ブラジル・サンパウロの公園 その74 Área de Proteção Ambiental Municipal do Bororé-Colônia 2 ボロレへの道。

ブラジル・サンパウロ市域内にある公園を紹介している。

公園は、2006年にサンパウロ市の環境緑地局が発行した「緑の地図」に掲載されたものである。
すでに、市営公園の紹介を終えたので、州営の公園を紹介している。

州営公園の4番目として、州営の公園の中でももっとも面積が広いセッハ・ド・マール(=海岸山脈)州立公園Parque Estadual da Serra do Marを紹介した。
広大なこの公園域でセンターとして公開されている部分のうち、サンパウロ市域内にある「クルクツ・センターNúcleo Curucutu」を紹介してきた。

このクルクツ・センターがあるセッハ・ド・マール州立公園は、サンパウロ市の最南端部に位置しているのだが、その公園域の北側が、サンパウロ市によって、カピヴァリ・モノス環境保護区に指定されている。

カピヴァリ・モノス環境保護区Área de Proteção Ambiental Municipal do Capivari-Monosは、公園ではないのだが、サンパウロ市環境緑地局が管轄している地区であり、「緑の地図」にも記載されている。
このカピヴァリ・モノス環境保護区Área de Proteção Ambiental (APA) - Capivari-Monosも紹介してきた。
カピヴァリ・モノス環境保護区Área de Proteção Ambiental Municipal do Capivari-Monosは、2001年にサンパウロ市によって設定された地区である。

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ボロレ・コロニア環境保護区Área de Proteção Ambiental Municipal do Bororé-Colôniaは、2006年にこのカピヴァリ・モノス環境保護区の北側にあたる地域に設定された。

尚、このボロレ・コロニア環境保護区は、「緑の地図」には記載されていない。
「緑の地図」の発行時にはまだ設定されていなかったか、設定されたばかりだったはずである。

このボロレ・コロニア環境保護区についても、この機会に紹介をすることにした。

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ボロレ・コロニア環境保護区も、カピヴァリ・モノス環境保護区と同様に、全域が公園でもないし、別に観光地でも何でもない。

ただ、サンパウロ市中心部から離れていることと、交通が不便なことで、市内中心部では決して見ることが出来ない光景が保たれていることで、それがビルに囲まれた日常生活に窒息しそうな人々を多少なりとも引きつけるのである。

ボロレ・コロニア環境保護区のなかで、唯一よい景色と言えるのが”ボロレ島の旅”である。

以前に紹介した「サンパウロ市の7大美景」の一つにも入っている。
「サンパウロ市の7大美景」といっても、あくまでも「サンパウロ市域にしては美景」というレベルであるので、実際に行ってみて、失望するかどうかは、こちらが関知するところではない。

サンパウロ市内中心部からそれほど離れることなく、あまりお金をかけることなく、過ごすことを旨としているので、その趣旨に添って紹介している。

※時間と資金に余裕があって、サンパウロのようなところに固執せず、
 ブラジルさらには南米全体をカバーできる方は、
 リオ・デ・ジャネイロでも、サルバドールでも、フェルナンド・ノローニャでも、アマゾンでも、
 はたまたパタゴニア、イースター島、チチカカ湖、マチュピチュ、ギアナ高地にでも、
 おいでになった方がよい。
 3-4年間のサンパウロ滞在の間の休暇を使えば、回ることは不可能ではない。
 その代わり、サンパウロはつまらなかったと思ったままになるだろうが。

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サンパウロ市中心部から、「ボロレ島」に行く普通の方法を紹介する。
ただ、全行程のうちのかなりの部分は、あまり気分のよくないところを通らざるを得ない。
※コンゴニアス空港以南の経路のみを示す。
Spd20070924abca

サンパウロ市中心部からは、
23・ヂ・マイオ大通りを南下する。
道の名前は、ルーベン・ベリタ、ワシントン・ルイス、インテル・ラゴスと変わっていくが、ひたすら南下する。

この道は、セッハ・ド・マール州立公園のクルクツ・センターに行く時の経路と重複している。
インテルラゴスのレース場をすぎ、セナドール・テオトニオ・ヴィレラ大通りに入り、そこも南下していく。
しばらくすると、右からロベルト・ケネヂー大通りと合流する。
ここからは、大通りの真ん中の車線がバス専用レーンになる。

更に行くと、右手にハイパーマーケットのExtraがある。
ここを過ぎたら、左車線に移り、Extraから約500メートルのところで左折し、ベルミラ・ミリン大通りに入る。
あとは、ひたすらこのベルミラ・ミリン大通りに沿って進んでいくだけである。

ベルミラ・ミリン大通りに入ってすぐに、鉄道の高架線の下をくぐる。
この鉄道は、今は使用されていないが、計画では近郊鉄道路線として遠からず再生されることになっている。
Spd20070810cc

高架線をくぐると、大通り沿いはずっと商店が並んでる。
Spd20070810cd

しかし、進むにつれて、商店のレベルは落ちてくる。
下着専門店。
Spd20070810ce

そして、もちろんそこを歩いている人々や止まっている車のレベルも、目に見えて、変移してくる。

音響専門店。
アシェーやフォフォーを聞く人のための大口径スピーカーがいっぱいだ。
このあたりなので、新品ではないはずだが。

アシェーな従業員。
Spd20070810cg

大通りから入った家々も、見るからに下層もしくはファヴェーラ(=貧民窟)になってくる。

ただ、大通りを進むにおいては、ものすごく禍々しい空気を感じるまではない。

それでも、ベルミラ・ミリン大通りに入って、
15分から20分も登ったり下りたりと起伏のある道を進んでいくと、
信号機ごとに、雰囲気は怪しさを増す。

いけないところに来てしまったかと思うかもしれないが、もう遅い。
ハンドルを握る手が、エアコンをしているにもかかわらず、嫌に汗ばんでくる。
車の前だけではなく、周囲全体に目を配り、慎重に運転をしていく。

やがて、ロータリーがある六差路にさしかかる。
このロータリーがある付近はパルケ・コカイアParque Cocaiaという地域で、
サンパウロ市でもっとも失業率が高い地区である。
この地域の失業率は30%ということである。
だから、いつでも妙に人が道に溢れている感じがするところである。
Spd20070810cm

ロータリーの左手には、怪しいガソリンポストが営業している。
間違ってもこのガソリンポストの右の方に延びる道を進んでは行けない。
Spd20070924abcb

このロータリーでは、やや右前方に進んでいかなければならない。
表示はない。

ロータリーを過ぎて、しばらくすると道路は下り始める。
まだ、道の名前は引き続きベルミラ・ミリン大通りのままである。
Spd20070810cn

この先、交通量は激減する。
長い塀のある家が並ぶ地区を過ぎる。
荒れ果てたもしくはうち捨てられた別荘地区のようだ。
良質の別荘地区になるはずが、
先にその手前の地域が急激にファヴェーラ化してしまい、
周辺の住環境の劣化で、
利用されなくなったこの別荘地は荒れ果てたというところだろう。

道路はどんどん下っていく。
やがて、左手に湖の一部が見え、
その先に別の住宅地が見える。
Spd20070810cl

湖はビリンギス湖である。
住宅地は、立派なファヴェーラである。
※クリックすると拡大する。
Spd20070810co

道路は下りながら右に曲がる。
そして、
道の両側特に右側には小さなバラックのようなバールが林立しはじまる。
これらの店の多くは、平日でも開いている。

その先で、道は湖に沈んでいる。
ベルミラ・ミリン大通りはここで終わりである。
Spd20070810cp

サンパウロの中心部からここまでは約35キロである。
Spd20070924abcc

この先は、船で行かなくてはならない。

船はバスも乗ることが出来るフェリーである。

約400メートル先の対岸とをピストン輸送している。
無料である。

正味の乗船時間は数分間くらいであるが、
乗降時間があるので、
運行間隔は15-20分ほどをみておいた方がよい。
Spd20070810cq

さらに、
週末は、乗船を待つ車の列が出来るので、ときには1時間以上も待たなくてはならないこともある。

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小さなバラックのようなバールでは、
ビールをはじめとする飲み物や軽食を供している。

かかっている音楽は、フォフォーである。
店のオナーも、そしてお客も、みんなファフォーな人ばかりである。
価格もフォフォーである。
トイレもフォフォーである。

車列を作っている車も、フォフォーな車である。
パウリスタ大通りを走っているような車は来ていない。

湖岸で過ごすフォフォーな人たち。
Spd20070810cs

ここで、1時間も、
大音響のフォフォーと共に過ごすことを
何でもないと思う人は、
「ボロレ島」に行くことが出来る。

このあたり、間違いなくフォフォーな人以外はいない。
白人系もいない。

平日は、船を待つ列は出来ない。
フォフォーも、ボリュームを下げている。
Spd20070810ct

湖岸は、風がそよいで気持ちがよい。
※クリックすると拡大する。
Spd20070810cr

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