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segunda-feira, 26 de novembro de 2007

ブラジル・サンパウロのイスラエル建国記念碑を巡る攻防 その2。

ブラジル・サンパウロのパカエンブー地区にある「イスラエル建国50年記念碑」を巡る「攻防戦」が続いている。

難しい国際政治の話ではない。
宗教的なことでもない。

一人の人間の生活をかけた問題である。

「イスラエル建国50年記念碑」は、
ゴイアス通りとイタポリス通りに挟まれた3角形の敷地に設置されている。
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周囲は、一戸建て住宅専用地区で、豪邸だけしかない。

鉄の板4枚を交差させて立っているような感じである。
真ん中に祭壇のようなものがある。
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鉄板には、ポルトガル語とヘブライ語で、「イスラエル50周年記念」というようなことが、打ち抜かれている。

だが、こんな小さな記念碑で、穴も開いているから風も雨も完全に防ぐことは出来ないのだが、人が住みつくのである。
最初は昼寝をするくらいだが、徐々に本格化するのだ。
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家財道具がどこからか持ち寄られてくる。
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持ち物一式が整頓しておかれるようになると、居住を宣言しているようなものだ。
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ビニールで、雨が入らないように穴を塞いだ。
風よけにもなる。
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裏側がカラフルだ。
傘の布地だろうか。
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祭壇の上にも物が置かれる。
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変化は日々起きている。
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住民が中から出て来た。
今度の住民は女性だ。
この辺で、廃品を集めていたことがあった。
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石を積んだ。
広場の石を剥ぎ取ったに違いない。
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暑い日、また住民が出て来ていた。
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この地区には、全く相応しくない格好だ。
この女性、ここで、同じ様な境遇の男性を相手にすることを、なりわいにしているようだ。
わずかなお金や食品を手にしているらしい。
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石が少し崩れた。
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そして、いなくなった。
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そう、この「イスラエル建国50年記念碑」では、絶えずこのようなことが繰り返されている。

人が住みつき、定住しつつあるとみると、いつの間にか撤去させられている。

特に、夏場はそれほど寒くないので、ここでも過ごしていける。
また、新たな住民が現れることになるだろう。

だが、他の場所ならばまだ許せても、
この「イスラエル建国50周年碑」を汚すことは、
パカエンブー地区そしてイジェノポリス地区に住むユダヤ人が絶対に看過するはずもない。

「イスラエル建国50周年碑」がなんたるか字も読めない人には、この碑がなんであるかも、思いが行くはずもない。
だから、ここに住みつこうとするのだ。

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