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segunda-feira, 19 de novembro de 2007

ブラジル・サンパウロの火事を考察する。

ブラジル・サンパウロの家は、レンガ造り。
屋根組だけは木材である。

内装も、レンガの上に、コンクリートそして漆喰を塗って、それにペンキを塗る。
内壁や床が、木質の家はそう多くない。

家の中で、木製のところは、部屋の扉くらいではないだろうか。

サンパウロでは、火事はそう多くないと思う。
家の造りがそんなものだし、家の中にものがいっぱいという人もそう多くない。

風もそれほど強くないし、隣家もレンガ作りなので、延焼もしにくい。

ところが、時たま大火事になる時がある。

レンガの家が多いと書いたばかりだが、大火事になる家は木製の家が多い。

大火事になるのは、だいたいファヴェーラ(=貧民窟)である。
住宅が密集しているし、木製の部分も多い。
拾ってきた木材や紙やビニールの部分が多い家もある。
すぐに何十世帯、何百人もが焼け出される。

10月10日に、
ベラ・ヴィスタ地区のジョアン・パサラクゥア通りが、ラヂアル・レスチ-オエスチ大通りの下を交差するところで、火事があった。
そのラジアル・レスチ-オエスチ大通りの高架の下の一角が焼けたのだ。
「20071010JNsp-Incendio.wmv」をダウンロード

ここは、週に2-3回は通るところなどで、ニュース映像ですぐわかった。

そこは、廃品回収をする人たちの作業場であり、住居であった。
燃えるものはいくらでもあるから、すぐに焼ける。

でも、焼け出された住民は、誰かが夜にガソリンを撒いて火を付けたと言っていた。

こういう人たちやファヴェーラの人たちは、公有地や私有地を、いつの間にかそして何年も不法占拠していることが多い。
その既成事実を支持するような運動家もいる。

一方、土地の所有者や、近隣の人たちにとっては、何とかしてもらいたいという思いがものすごく強い。
これも当然である。

こういうのがあると、地域の雰囲気は悪くなり、不動産の価値は暴落する。

居住権があるし、それにこの人達の生業は、ゴミが出て来る都心でしか成り立たないので、郊外に格安の集合住宅を造っても、そこには行かない。

こういう時に起きるのが、放火である。
強制的に、たたき出すわけである。
もちろん誰がやったか分からない。

火事の翌日から、残材はさっさと片づけられている。
Spd20071010b

Spd20071010c

そして、道路は今も一部は閉鎖されている。

今は、焼け跡に囲いが出来て、人がもう入り込めないようになっている。
そして、内部の修復作業が進んでいる。
Spd20071105cc

Spd20071105cd

何か手際がよいのだ。

今回焼けたところと、その向かいの土地は、再開発計画がある。
向かいの土地は、自然発生的に出来たジムがあり、そして図書館もあった。

今は、更地になって、改修工事が進んでいる。

より綺麗なジムや図書館が出来るらしい。

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