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sábado, 17 de novembro de 2007

ブラジル・サンパウロの「ブドウまつり」

2007年は、サンパウロ市およびその周辺の日系のお祭りにかなり行った。

柿祭り()()、桜祭り()()()、秋まつり、「七夕祭り」そして「日本祭り」に花祭り

知っていて行かなかったのは、スザノ市の「イッペーまつり」くらいだ。
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アチバイア市の「イチゴと花祭り」は、2006年に行ったので、それでよしとした。
招待券までいただいていたのだが、人に回した。
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まあ、だいたいどんな程度かどんなものか掴めた。

来年はもう行かないと思う。
時間と費用をかけて、わざわざ行くほどのものもないからだ。

それに、日本のこととなるとどうしても点数が辛くなるのだが、「ちょっと違う」というものを感じるからだ。
主催者や関係者が努力されているのは理解しているのだが、それ以前に「違うように」教わっていれば、その後の発展も違う方向になる。

食べ物に関しては、どこにいっても似たようなもので、「焼きそば」と「天ぷら(称するもの)」ばかりだし、それも素人が作っている割に高い。
これも、わざわざ食べるほどものは、全くない。
家で、もっともっとはるかにレベルが高いものを食べられる。

普段、日本食にアクセスできない人や、日本食を知りたがる非日系人にとっては、こういったお祭りが、貴重な機会であることは分かる。

ところで、サンパウロは世界各国からの移民の子孫がいっぱいである。
その非日系人達の「お祭り」はどうなんだということになる。

どういう訳か、非日系人のお祭りというのはそれほど多くない。
結構調べてみた結果であるが、それぞれの民族がやるお祭りというのが、日系ほど多くないのだ。
どういう訳か分からない。

だいたいカトリックに関係するものが多いので、同化してしまっているのかもしれない。

もしくは、このところの日系のお祭りように、非日系人を含めた一般向けに開かれたものではなくて、いまだに民族だけが集まってやっているものが多いのかもしれない。

もう一つは、日系は最後にやってきた移民でいまだに民族色を保っているほうかもしれない。
欧州からの移民のようにキリスト教というような共通の何かが無くて、日本はかなりかけ離れた文化圏なので、それだけに余計に「お祭り」に非日系人までが好奇心で集まるり、規模が大きいのかもしれない。

その非日系を主体としたお祭りの一つを紹介しておく。

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サンパウロ市から西に60キロほどのところに、サン・ロッキという街がある。
サンパウロ市から、200キロくらいまでは、イタリア系が多数を占める街が多い。
入植が早いからだろう。
日本人はあとから来たから、もっと奥に入植したからか、その距離では、それほど日系人は多くない。
ごく近郊のモジ・ダス・クルゼイロ、アルジャ、スザノ、コチア等々の日系人は、都市型農業に従事しているのであって、内陸部の大規模農業とは一緒には出来ない。

サン・ロッキは、山がちのところにあって、平地は少ない。
そういう地形のせいか、広大な農地はあまりみられない。

サン・ロッキは、サンパウロ州ではワインで有名な街ということになっている。

ブラジルのワインは、やはり歴史的にイタリア系やドイツ系の人たちによって生産されているわけで、ブラジル全体でみると、サンパウロ州というよりは、南部のリオ・グランヂ・ド・スル州やサンタ・カタリーナ州で多く生産されている。
気候的な要素もある。

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10月の週末に、このサン・ロッキで「ブドウまつり」が開催された。
※※正確には「ブドウとアーキチョーク」である。

会場はExpo Sao Roqueという常設会場。
多くの日系のまつりとは違って、仮設の会場ではない。
入場料も取られるし、駐車場代も必要だった。
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でも、それだけに会場はよく整備されていた。
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フードコート。
焼きそばはなかった。
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会場内。
全て舗装されている。
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遊園地もある。
これは、射的場である。
日本のそれと変わらない。
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移動ポップコーン売り場。
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このカラフルなポップコーンはどうやって着色するのか。
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これは、真ん中にあるフックが付いた丸いものを竿で吊り上げるというもの。
その個数で、景品がもらえるというもの。
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「アート体育館」。
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中でやっていることは、美術品展示即売会。
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雑貨を売っている屋台。
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小動物園。
馬、牛、ヒツジ、山羊。
それに家禽、小鳥などがいた。
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いかにもイタリア系という人たちが多かったが、
日系人も割と見かけた。
このあたりには日系人も多いようだ。
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レストラン。
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ステージでは、音楽関係のコンサートが次々に開催されていた。
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カラオケはない。
太鼓もない。

そのステージの前で、イタリア系かと思うような服装の若者が、音楽に合わせて、踊っていた。
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そして、このお祭りの最大のアトラクションの「ブドウ踏み」がはじまる。
お祭りの日は毎日17時に始まる。
むかしは、こうやってワインを作っていましたという前口上があった。
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ステージの前に、3つの大きなタライ状のものがある。

真ん中のものは小さくて、水が入っている。

左右にあるのは大きい。

その大きなタライに、ブドウを次々に入れる。
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どんどんと入れる。
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そして、裸足になって、
真ん中のタライで、
足を綺麗にする。
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音楽に合わせて、ブドウを踏み始める。
Spd20071006v

観客にも踏んでもらう。
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「20071006SaoRoque1.MOV」をダウンロード

ブラジル人はこういうことにはとても積極的に参加する。
ノリがいい。
「20071006SaoRoque2.MOV」をダウンロード

踏みまくる。
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「20071006SaoRoque3.MOV」をダウンロード


そして、ほぼ踏み終わったあとで、
若者が、イタリアの民謡に合わせて、踊る。
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「20071006SaoRoque4.MOV」をダウンロード

でも、よく見ると、イタリア系でないような顔つきも多かった。
Spd20071006z

ところで、ブラジルで大流行の「カニ踊り」の本物を見ることが出来た。

ステージで演奏していたバンドが、
観客の中の若者の要求にあわせて「カニ踊り」の曲を演奏したら、あっという間に若者が前に出て来て踊り始めた。
かわいかったから、大変よかった。
「20071006SaoRoque-DancadoSiri.MOV」をダウンロード

日系の祭りのようなアトラクションと食べ物いっぱいのごちゃ混ぜ感はないが、
まじめにやっているところに好感は持てた。

でも、もう行かないかな。

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肝心のワインなのだが、
これも常設の会場で10業者くらいがワインの試飲即売会をやっていた。

7-8品種試飲したのだが、何も買わなかった。

酸味が強く、深みのない、そして香りにも乏しいワインばかりだった。
だいたい南回帰線でワインを生産するのは無理があると思う。

ブラジルの南部のワインでも、
近年良いものが出来るといわれているが、
自分としてはぜんぜん認められない。

ブラジルのレストランでは、
ワインはチリ産やアルゼンチン産を頼むのが無難である。

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ワインについては、
多少は蘊蓄は持っているつもりだ。

多少だが。


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