サッカー・ブラジル代表のカカに、サンパウロの裁判所が尋問状を送る。
ミランMilanのカカKakáとキリスト再生教会Igreja Renascerのエステヴァン・エンナンデス・フィーリョEstevam Hernandes Filho牧師とソニア・アダッヂ・モラエス・ヘルナンデスSônia Haddad Moraes Hernandes牧師との関係が明らかになる。
今週発売の週刊誌"Carta Capital"によると、カカは4ヵ月前からサンパウロの第1刑事裁判所1ª Vara Criminal のMarcelo Batlouni Mendroni判事から教会とその創立者との関係について説明するように求められている。
雑誌によると、カカKakáは年収の1割を再生教会に支払っており、その金額は2百万レアル(=約1億3千万円)になる。
判事は、昨年9月14日にミランMilãoの検事局Procuradoria- Geralにカカに尋問する要請状を出した。
雑誌によると、尋問調書では、メンドローニMendroniは、2つの質問をしている。
「告発されている人物との関係と親しさの度合いについて。 被告人はイタリアもしくはブラジルのあなたの家を頻繁に訪問しているか? あなたは彼らのブラジルもしくは米国の家を訪問しているか?あなたはあなたからのお金の行き先を知っているか?」“Qual é seu grau de amizade e que relação tem com as pessoas acusadas? Os acusados costumam freqüentar a sua casa na Itália ou no Brasil? O senhor freqüenta a casa deles no Brasil ou nos Estados Unidos? Você sabe o destino que foi e que é dado ao dinheiro das suas colaborações?”.
雑誌はこの木曜日までに判事は回答を受け取っていない。
米国Estados Unidosで拘束されたエステヴァン・エンナンデス・フィーリョ牧師とソニア・アダッヂ・モラエス・ヘルナンデス牧師は、米国への資金の不法持ち込みと資金洗浄で訴追をうけている。
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このキリスト再生伝道師教会の創立者夫婦は、米国から出国することも禁止され、移動にも制限が加えられている。
更に、ブラジルでも告発されているので、
ブラジルに戻ってくることがあっても、また身柄を拘束されることになる。
決して小さな宗教団体ではないので、
カカのお布施だけで保っていることはないだろう。
収入の10%というのが事実であれば、この種の宗教では妥当なレベルだろう。
もっと過大な負担を求める日系宗教が、ブラジルにはある。
信者が日本人1世がほとんどというような教勢の将来が暗いところほど、なにかとおつき合いが大変なようだ。
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