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sábado, 5 de janeiro de 2008

ブラジル・サンパウロの密輸王ラウ・キン・ション その2 閉鎖。

サンパウロSão Paulo市当局は、1月4日(金)にサンパウロ市の中心部のブラースBrásにあるショッピング25Shopping 25を再び閉鎖した。
このショッピングは、11月14日にサンパウロSão Pauloで逮捕された密輸業者ラウ・キン・ションLaw Kin Chongの会社カリンダCalindaに関係している。

この建物は昨年の11月19日に営業許可がないことで閉鎖された。
4日後に、建物の管理者は再開のための裁判所の仮決定を得た。

この仮決定は取り消されて、市の係官が現地へ行き、ショッピングを閉鎖した。

「このようなショッピングは市によって撲滅され続ける」と、地区行政局長のアンドレ・マタラーゾAndrea Matarazzoは明言した。

12月19日、ラウ・キン・ションは禁止された商品の密輸出入もしくはそれに関わる税金の未払いで告訴された。

この告発で、連邦公共省Ministério Público Federalはラウ・キン・ションは、サンパウロ市と市警察および連邦警察の査察で違反が見つけられた。
その時に、自身のショッピングで販売するために非合法に友入された製品が見つかった。

ラウ・キン・ションはすでに資金洗浄の罪によって、サンパウロの連邦裁判所での被告人となっている。
彼は、また彼と彼の弁護士が元下院議員のルイス・アントニオ・メデレイロスLuiz Antonio Medeirosを買収しようとした罪でも有罪になった。

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ブラジルでは、
よく建物そのものや商店などが、閉鎖になる。
入り口に紙が貼られたり、
入り口がコンクリートブロックで閉鎖される。

だけど、どういう訳か、何日かするとまた再開しているときがある。

開いたり閉まったりする。
ラウ・キン・ションの所有しているいくつかのショッピングは、頻繁にそういうことが起きている。

ショッピングといっても、
内部は、1店舗平均数平米しかないスペースで、何十軒もしくは何百軒の店が、ラウ・キン・ションの会社が輸入してきた物を売っている。
密輸品には、偽ブランドも多い。

そういった店のオーナーの多くは、急増している中国人たちである。

また、査察の情報が漏れて、
係官が到着する直前まで、
中国人やその従業員たちが荷物を運び出す、映像に映し出されたこともある。

係官が到着したときには、
店は空っぽで、鍵がかかっている状態である。

何ともしたたかな人たちである。
こういった馴れ合いもある。

何しろ、密輸で入ってくる商品は劇的に安い。
庶民にとってはこの上もなく有り難い。

それに、このラウ・キン・ションンの作り上げた組織おかげで、
何千人ものブラジル人の雇用も確保できているのである。

閉鎖された店舗が、すぐ再開されるのは、
この雇用確保と生活安定という視点である。

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