ブラジルで史上第2位の銀行強盗発生 その28 その後、首謀者も逮捕。
連邦警察Polícia Federalは、2005年にフォルタレーザFortalezaのブラジル中央銀行Banco Centralから1億6千4百万レアルが盗まれた件に関係する3人をさらに逮捕した。
捜査されたのは、名義貸しつまりこの犯罪にかかわっていた36人のグループによって利用された人物と目されている。
彼らは、先週水曜日(2月27日)にブラジリアBrasíliaで逮捕された、しかし、この件では2次的な人間である。
犯罪グループのビジネスを管理したか、盗んだ金の出所を隠そうとして買った財産に彼らの名前を知ってか知らずか名前を貸した。
この事件にかかわったすべてのなかで、アントニオ・セルソ・ドス・サントスAntonio Celso dos Santos警部の指揮により連邦警察Polícia Federalは、直接に参加した26人を逮捕した。
4人が死んで、6人がまだ逃げている。
この件で最も重要な逮捕は、先週月曜日(2月25日)にブラジリアBrasíliaで、連邦警察によって犯罪の指揮者と指摘されているアレマンAlemãoとしていられていたアントニオ・ジュシヴァン・アルヴェス・ドス・サントスAntonio Jussivan Alves dos Santosを逮捕したことである。
犯罪組織の首都第1軍団PCC (Primeiro Comando da Capital)に関係しているアレマンはブラジル中央銀行Banco CentralのフォルタレーザFortaleza支店の警備をしていた人間を経由して秘密の情報に入手した。
アレマンAlemãoは、この犯罪のためのチームを作り、地下に80メートルのトンネルを4ヶ月間で掘るために40万レアル(=2400万円)を使った。
そして、警備システムのカメラに曝されることなく紙幣を手にした。
連邦警察の捜査によると、中央銀行の窃盗のあとに、アレマンAlemãoは首都第1軍団PCCに少なくとも1万レアル(=60万円)を送った。
この件に関する尋問で、係わった者はそれぞれ490万レアル(=約3億円)を手にした。
アレマンは例外で1千万レアル(=約6億円)までは手にしただろう。
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首謀者と目されていたアレマンまでも逮捕された。
ブラジルの警察も、意外と、しっかりしていると思う。
でも、盗んだお金はほとんど戻ってきていない。
農場や家や車などに姿を変えている部分も多い。
それに、犯罪にかかわった者が、被害者になった事件も起きたからだ。
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