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sexta-feira, 21 de março de 2008

ブラジル・サンパウロの公園 その101 Parque do Povo。

ブラジル・サンパウロ市域内にある公園を紹介している

今迄に紹介してきた公園は、2006年にサンパウロ市の環境緑地局が発行した「緑の地図」に掲載されたものである。
すでに、市営公園と、州営の公園を紹介してきた。

緑の地図が発行されて約2年。
その後に開設された公園や、どういうわけが掲載されていなかった公園がある。
サンパウロ市の環境緑地局のサイトでも、まだ「緑の地図」の公園は改定されていない。

だが、
サンパウロ市が、1月26日に「100公園計画」を発表したことによって、さらに多くの公園を紹介しなくてはならなくなった。

まだ、その半分もないのに、2008年末までに64か所にそして近年中に100か所にするというのだから、極めて大胆な計画である。

※※サンパウロ市の公園の数については、
   実は非常に不明確である。
   「緑の地図」では32か所が市営として掲載されているのだが。

「緑の地図」刊行以降に開園した公園や、開設予定の公園や、その他公園と思しき所を紹介し続けることにする。

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今回紹介する公園は、ポーヴォ公園(=人民公園)Parque do Povo。

面積は約13万平方メートルと、中規模である。

まだ開園していない公園である。

簡単に紹介しておく。

サンパウロ市の中心部セントロから、南西に直線で約7キロ。
イタイン・ビビという地区にある。

このイタイン・ビビは、20年ほど前から、高級アパート街となっている地区で、さらに今は最先端の高級レストランが次々とこの地区に開店しているというような環境である。

サンパウロの富裕層が住む地区が、南へ南へと拡大移動している中で、そういった層が集まる地区も南に移っているのである。

ただ、イタイン・ビビ地区は、大きな道路(ブリガデイロ・ファリア・リマ大通り)が貫通したことや、その他の道路も抜け道となるような道路が多いので、アパート街としては落ち着かない。
さらに、コンゴニアス空港への離発着コースの真下になっているので、運航時間中は、騒音が続く。

そして、レストランが集まってきていることで、深夜まで騒がしい。

昔からの住民が、逃げ出しているというのも事実である。

この公園は、昔からあった。
あったのだが、
何と20年以上も不法に占拠されていた。

占拠してたのはサーカス学校、いくつかのサッカークラブそして住民。
住民は、公園に建てられた家の家主に家賃まで支払っていたという。
一等地の広大な土地が、長年にわたり、そういった状態のままになっていたというのが、まったく、理解できない話だ。

今は、その不法占拠者を追い出し、整備工事が進んでいるところである。

Google Mapにある何面ものサッカー・グラウンドなどは、こういったスポーツクラブのものであって、新しく開園する公園ではレイアウトは大幅に変わっているはずである。
Sps20080320ppvc
※クリックすると拡大する。

なお、2007年12月にハイアン・グレーシーが、包丁を振り回し、車を奪い、その車をぶつけ、ついにはモトボーイ(=バイク便)の一団に取り押さえられたのは、すべてこの公園の東側の道路で起きたことである。
ハイアン・グレーシーは、この公園の東側の高級アパートに住んでいたわけである。

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サンパウロの中心部セントロから、このポーヴォ公園Parque do Povoへのアプローチには、いくつかの方法が考えられる。

往路に、ヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りから、アイルトン・セナ・トンネル、そしてジュッセリーノ・クビシェッキ大通りをとおる経路を示した。
復路には、シダーヂ・ジャルヂン大通りから、ノーヴェ・デ・ジューリョ大通りを通る経路を示した。

日曜日であれば、20分もあれば、到達できるだろう。
Sps20080320ppva
※クリックすると拡大する。

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現地調査をした。

公園の北側から。
すでに、サンパウロ市営公園に共通の公園表示がたてられている。
Spd20071118pppa

東側から見た、公園内。
まだ、住宅の撤去工事中であった。
Spd20071118pppb

東側から見た公園内。
Spd20071118pppc

公園の南東部からみた公園内。
Spd20071118pppd

東側の高級アパート街。
Spd20071118pppe

公園の南側はオフィス街に変貌しつつある。
Spd20071118pppf

公園の西側。
Spd20071118pppg

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この公園の西側は、マルヂナル・ピニェイロスで、川がある。
その川の対岸は、サンパウロ市の最高高級住宅街の中でも、かなり高級なシダーヂ・ジャルヂン地区である。
この際高級一戸建て住宅街にお住まいの方が、川を渡って、公園などを使うはずがない。
所属しているスポーツクラブや別荘でお過ごしになるに決まっている。
どういう人がいるのか分からない公園などに行くのは危険である。

公園のある東岸は、高級アパート街か、商業地区である。

ファヴェーラ(=貧民街)どころか、庶民さえほとんど住んでいいない。
高級アパートに住み込んでいる門番の一家ぐらいが、庶民ではないだろうか。

高級アパートにお住まいの人は、たぶんこの公園には来るだろう。

この公園にやってくる人はかなり限られると思われる。

場所からいって、駐車場は設けられられないだろう。
平日は、周辺での路上駐車は難しい。
休日は、路上駐車は可能であるが、いまでもすでにフラネリーニャがいる。
高級アパートを訪ねる人が、このあたりに車を駐車している。

面積は中規模とはいえども、
交通量の多い道路に囲まれているので、多少植樹をしても、騒音が激しいはずだ。
Sps20080320ppvb
※クリックすると拡大する。

落ち着ける公園になるとは思えない。

公園の東側の高級アパートに住む機会があれば、利用すればよいと思うが、わざわざ行っても失望するだけではないだろうか。

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