ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その160 Os gêmeos 17。
ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。
ブラジルでは、あの壁絵の類をグラフィッチGrafittiと呼ぶ。
サンパウロ市が、きれい好きな市長のせいで、
市の管轄にある施設や道路にあるグラフィッチを消しているのである。
消える前に、消される前に少しでも早く写真にとっておこうという焦りもある。
サンパウロ市の全域に、こういったグラフィッチはあるのだが、程度の良いものは歴史的中心部のセントロを中心としたところに多い。
サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、
もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、
その地域にマッチしている作品を
描き続けている作家は、
何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。
二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、
作品のそばに署名を残している。
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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。
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バンドフォ兄弟は、多作である。
今も、描き続けている。
なかった所に、新作を発見することも多い。
ただし、消されてしまったものもある。
彼らの多くの作品は、
かなり治安的に問題があるところにある。
サンパウロ市の中心部周辺のカンブシ、リベルダーヂ、ベラ・ヴィスタのそれも低地地区にほぼ集中している。
カンブシは彼らの出身地区で、各ブロックごとに、作品があるといえるくらいだった。
撮影には、かなり手間暇がかかったところもある。
作品を発見しても、その時は撮影不可能と判断して、
最適な撮影場所やタイミングを求めて、何度も通ったところもある。
描いた彼らはもっと大変だっただろうか。
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サンパウロ市の北部にあるカランジル地区。
古くから刑務所地区があるところで、虐殺事件があった刑務所地区は今は取り壊されて公園になっているが、そのほかにもまだ女子刑務所などが機能している。
このカランジル刑務所地区の北東部の端の、ザッキ・ナッキ大通りとジェネラル・アタリーバ・レオネル大通りの交差点部分の塀にも、パンドルフォ兄弟のグラフィッチがある。
このグラフィッチは、かなり以前に描かれたもののようで、色褪せているし、塀の表面も剥落しているので、状態は良くない。
※写真では、コントラストをあげている。

この交差点は、どちらも広い道で、交通量は多い。
人通りは少ない。
撮影については、やはり日曜日にしかできないところだった。

塀には、他にもいくつかのグラフィッチがあった。
作品は、彼らがプロドゥソンと呼ぶ大きな壁画で、すべてパンドルフォ兄弟だけで描かれたものなのかは判断が難しい。

人物の周辺に、いろいろなオブジェが描かれており、彼らの作品の中で、このような作品はここだけである。

その中にある、2人の人物が、パンドルフォ兄弟の作品であることを示している。

この人物は、パンドルフォ兄弟によるプロドゥソンにはよく登場している。

刑務所にカメラを向けているわけで、
脱獄のポイント探しと思われないかと、
撮影には注意した。
ブラジルでは、脱獄はとても多い。
外部からの脱獄の手助けも、かなり大仕掛けであることがある。
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