ブラジルの「サブリナ・サトウ」 その126 我慢と靴下汁。
ブラジルで大人気の日系人タレントのサブリナ・サトウSabrina Sato。

サブリナ・サトウは、rede TV!局が毎週日曜日20時30分頃から約2時間放送している、ブラジルで最も下品な馬鹿番組のpanico na TVにレギュラー出演している。

この番組の企画で、今まで考えられないくらい数々のハードな(そして時には馬鹿馬鹿しい)チャレンジをさせられてきたサブリナ・サトウである。

------------------------------
2007年11月頃から、
サブリナ・サトウ単独のチャレンジが減って、
いつも番組ではビキニ姿でゆらゆらしているだけのレギュラーの女性も加わってのチャレンジ企画が増えた。
今や伝説となった「牛」ファッションショーの評判が良かったのか、視聴率が良かったのかしらないが、
その二番煎じとしか言いようのない「犬」ファッションショーを行い、見事に外した後は「ネズミ」である。
「ネズミ」もいい加減馬鹿らしかったのだが、これで味をしめた企画が「罰ゲーム」である。
チームに分かれて競技をした後に、負けたチームが必ず「罰」をうけるようになった。
大笑いにはわけがある。
今回は、笑ったら負けなのだ。
彼女たちの前で、パフォーマーがいろいろな動きをするのだが、それみて吹き出したら負け。

チームの3人が、それぞれのブースに立つ。
頭上には赤いバケツが用意されている。

ほかのメンバーもすぐに笑ってしまい、サブリナ・サトウのチームの負け。

「20080330paniconaTV-SabrinaSato2.wmv」をダウンロード
そして、いつものように負けチームには罰が与えられるのだが、今回もまたひどい。
日本でも、ちょっとない。
男性のボノが履いていた靴下を、お湯につける。

---------------------------
笑いを我慢するところなどは、
「ガキの使い」で見たような企画だが、
罰はちょっとありえない。
どういう感覚を持って、こういうことを考え付くのか。
まさか本当に使った靴下をお湯につけるようなことはしていないと思うのだが。
----------------------------
もう126回も、サブリナ・サトウをこのブログでは取り上げてきた。
なぜ、サブリナ・サトウを取り上げているのか、このブログの初期からお付き合いいただいている人も、もう忘れてしまっていることと思うので、改めて明らかにしておきたい。
今から20年以上前には、日系人がブラジルのテレビに出演しているのを見ることはほとんどなかった。
SBTのシルヴィオ・サントスの日曜日の夜の番組に、いろいろな芸を持った人が次々と出演して、それを審査されるというものがあった。
まじめな芸もあれは馬鹿なものもあったのだが、その中にたまに日系人が出てきて、本人がまじめでも「笑い」をとったりしていたのを覚えている。
たとえば、刀を振り回せば回すほど、大笑いとなるような扱いであった。
そのころは、
地上波のテレビに、バンデイランチ局というのあって、日曜日の正午から2-3時間「イマージュ・ド・ジャポン」という
日本人や日系人向けの番組があった。
そこでは、日系人が司会をし、日系人が出演していたが、全く特殊な番組である。
この番組も、いつの間にかなくなった。
日系人が出稼ぎに行ったり、日系一世が亡くなったり、その後始まったNHKの海外放送を見るようになったことで、番組の位置づけがなくなったためだろう。
ところが、100%日系人というわけではないが、サブリナ・サトウという存在は、弱小局のrede TV!局とはいえゴールデンの番組のレギュラーで、彼女がいなければ成り立たないというものである。
活動は、テレビだけには限らず、ブラジルにおける有名女性タレントの一人として、立派に地位を確立している。
このところ、他にも日系人がテレビに出演しているケースはないわけではないが、それにしてもサブリナ・サトウは傑出している。
そのサブリナ・サトウの活躍ぶりを紹介したいと思って、ずっとpanico na TVでのサブリナ・サトウを注視している。
だが、長く見ている中で、そのサブリナ・サトウといえども、日系人としての宿命を背負ったうえで、ある悲しい役割を与えられているような気もしている。
それは、移民100周年を迎えた日系人全体が、サブリナ・サトウを一つの例として、ブラジル人の中でどういう位置にあるのかを表しているともいえる。
ブラジルの社会で存在は認められているが、まだまだ中核の一つとは決してみられていない。
このさき、サブリナ・サトウがどういう方向に進んでいくのかが、日系人のありようをまた指し示すことになるのではないかと思っている。
panico na TVのサブリナ・サトウのコーナーに出てくる他の白人女性たちの動画も見たいというような要望もよく寄せられるが、サブリナ・サトウだけに焦点を当てているのには、理由があるのである。
panico na TVという番組が、ブラジルではかなり例外的な番組であることも、あえて取り上げている理由であるが、サブリナ・サトウのコーナー以外についてはあまり紹介しないのは、笑いの内容を理解してもらうには相当な背景説明を必要とするだろうと思われることもある。
サブリナ・サトウという存在を通じて、何かを感じ取ってもらえれば、それでよいと思っている。
それについて、意見を開陳するような気はない。
もちろん、「笑って」もらえることも、大事なことである。
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37758/40980159
Listed below are links to weblogs that reference ブラジルの「サブリナ・サトウ」 その126 我慢と靴下汁。:






















Comments
rede TVは、なかなか長時間見る忍耐力がないので、このサイトで紹介してもらえると、助かります。知り合いのご主人が、カメラマンをやっているのですが、彼のサイトを見てみたら、サブリナ・サトウの今年のカーナバルの写真がありました。
http://www.caioguatelli.com.br/foto.php?idCateg=1&idSubCateg=148&method=selSubCateg
daily lifeの carnivalの最後の方の写真です。
なかなか、良い表情ではないでしょうか。
Posted by: paraisoviny | terça-feira, abril 29, 2008 at 21:37
>paraisoviny様
rede TV!を見るのは、どの番組もなかなかつらいものがあります。
なかでも、panico na TVは2時間以上もだらだらとばかばかしいので、つらいです。
らくに見ようと思ったら、金曜日の23時10分からの再放送が1時間にまとめてあるので、良いと思います。
サブリナ・サトウのコーナーはほとんど編集されていません。
サイトは見ました。
カルナバルの会場の中で、良いカメラと光量たっぷりの
環境での写真はやはり格段ですね。
Posted by: Sao_Paulo | quarta-feira, abril 30, 2008 at 22:59
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
「靴下汁」の罰ゲーム、
アメリカのMTVの「Fist of Zen」という
忍耐ゲームで賞金を稼ぐ番組のパクりです。
ブラジルのMTVでもやっていました。
ブラジル人てそんなもんですよね(笑)
Posted by: sam | sábado, maio 03, 2008 at 23:52
>sam様
アメリカの番組の翻案(もしくはパクリ)というのは、日本でもよくおこなわれていること。
まして、このpanico na TVであれば、ブラジルの番組それもGloboのパクリも当たり前。
ブラジルのMTVは、ほとんど見ていませんが、今後はチェックリストに入れたほうが良いようですね。
Posted by: Sao_Paulo | segunda-feira, maio 05, 2008 at 00:09