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quinta-feira, 3 de julho de 2008

ブラジル・サンパウロの「バスの乗務員」。

ブラジル・サンパウロでは、バスがよく発達していて、市内の隅々まで路線がある。
もっとも、その路線を把握するのはとても難しい。

市内中心部に近い拙宅の付近も、すぐ近くにはバス停はないが、ちょっと歩けば何十路線も通っている。
そのうち何路線かは、その経路を知っていて、使ったことがある。

パカエンブー競技場前のシャルレス・ミラー広場の前を通る、トロリーバスは、ペルヂーゼス地区からアクリマソン地区へ行く、それほど長くない路線で、途中に「危ない地区」がない。

拙宅から、セントロもしくはリベルダーヂに行くときに、たまに利用する。
セントロもリベルダーヂも、駐車料金がとても高いので、特に荷物がないときにはバスが便利だ。

サンパウロのバスは、基本的には、前乗りである。
降りるときは、中央部と後部にある降車口から降りる。

乗車口と降車口の間に、椅子に座った料金徴収人がいる。
コブラドールCobradorという。
Sps20080629cb

やることは、料金の徴収だけである。
小銭もあまり持っていないので、大きな金額の紙幣を出すと、ものすごいトラブルの元になる。

最近は、バスにも非接触式のプリペイド・カード払いが、乗り継ぎの料金が非常に有利なので、これを利用する人が多く、現金で支払う人は少ない。

バスの料金箱を狙う強盗も減ったし、この料金徴収人の仕事も減った。
Sps20080521cj

車内アナウンスもしない。

聞かれれば、最寄りのバス停なども教えてくれる。

とにかく暇なのが見え見えなのである。

ある時、
セントロから、パカエンブー方面に戻るとき、
レパブリカ広から、マルケス・イツー通りをイジェノポリスに向かっていくのだが、
バス停でもないところで止まった。

料金徴収人が降りた。
何かあったかと思ってみていたら、バールに入って、何か発注した。
フレッシュジュースが売りのいつも混んでいる店だ。

時間がかかっているので、
運転手は少しずつバスを前に出す。

でも、20メートルくらい進んで、交差点になったので、止めた。
後ろの車も、文句を言うことはない。
何かあったと思っているのだろう。
バスが故障して放置されているのは、よくみることができる。

バスが止まっているので、
新たに乗客も乗ってくる。

やっと、料金徴収人が戻ってきた。
紙袋を持っている。
一つは、ジュースが入っていて、運転手のところへ持って行った。

そして、料金徴収人は、ジュースだけではなく、サンドウィッチまで持っていた。
そして、勤務中にもかかわらず、食べ始めた。
終点まで10分か15分しかかからないのだが、辛抱できないようだ。
ひたすら食べていた。
Sps20080521ci

またある日、今度はリベルダーヂに行くために、バスに乗った。

料金徴収人は、寝ていた。
とても眠たかったようだ。
起こして、料金は支払った。

ずっと寝ていた。
Sps20080629ca

平和なサンパウロの話である。

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