ブラジル・サンパウロの「コリンチャンス発祥の地」。
ブラジルで、フラメンゴに次いで、2番目に多くのファンを持っているコリンチャンス。
サンパウロ州では、断トツの人気クラブである。
いまは、サンパウロ市東部のパルケ・サン・ジョルジに本部がある。
マルジナル・チエテ沿いにあるので、グァリューリョス国際空港に行くときには、その本部の脇を通ることになる。
だが、コリンチャンスの発祥の地は、このパルケ・サン・ジョルジではない。
サンパウロ市の歴史的中心部のセントロの北のボン・レチーロ地区が、発祥の地である。
ルース公園の西側のジョセ・パウリーノ通りを中心としたあたりは、アパレルの小売り卸店が軒を並べる。
ブラス地区に次ぐ衣料品店の集積地である。
かつては、ユダヤ系の人たちがこの地区の支配者だったが、今は韓国系の人が圧倒している。
ブラス地区もそうだが、韓国系の人たちは、そのあたりに向いていたようだ。
韓国食品店や韓国系キリスト教会など、ハングル文字のある施設がそこかしこにある。
衣料品店の多くは、土曜日は昼頃までは営業しているが、日曜日は閉まっている。
その店が閉まって、人通りがほとんどない、ジョセ・パウリーノ通りを歩いた。

ジョセ・パウリーノ通りとコーネゴ・マルチンス通りとの角に、黒くペンキで塗られたコンクリートの角柱が立っている。

これが、実は、コリンチャンスの発祥の碑なのである。
ほとんどの人は、知らないし、気づきもしないだろうが、とにかくそうなのである。
このコーネゴ・マルチンス通りは短い通りで、
100メートルほどもない。
鉄道にぶつかって終わりだ。

その突き当たりに、"Corinthians"との落書きがある。
このあたりで、コリンチャンスとつながるものはそれしかない。

この碑を、緑に塗り替える者はいないようだ。
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