ブラジル・サンパウロの「ボサノバ50年」 その4 ジョアン・ジルベルトのコンサート 2 1000レアルをダフ屋に支払った日本人という報道。
サンパウロSão Pauloのイビラプエラ公会堂Auditório Ibirapueraでのジョアン・ジルベルトJoão Gilbertoのコンサートの入場券を果ては1000レアルまででダフ屋は売った。
この金額は、日本人の”Keni Ichi”(健一?) と ”Massaii Ximamura”(島村某?)がそれぞれの入場券に対して支払った金額だ。
正式な金額は360アレルであった。
イビラプエラ公会堂Auditório Ibirapueraの前で、日本人は1000レアルで入場券を買うというカードを掲げていた。
すぐに、ダフ屋が現れて、それぞれ1000レアルで2枚の入場券を売った。
ダフ屋は記者には何も話したがらずに立ち去った。
”Ichi”はすでにブラジルBrasilに6回も訪問している。
少し、ブラジル語を話す。
彼は東京Tóquioのバー”o Aparecida”で、ブラジル人の友達から言葉を習った。
ダフ屋達は、売ろうとするものから入場券を手に入れようともしていた。
学生エヴェルトン・エンリキスEverton Henriques22歳は、700レアルで入場券を売らないかというオファーを受けたという。
彼は、電話で15レアル(学生で半額)で手に入れた。
「ボサノバなら何でも」とエンリケスは言った。
彼は2日間のショーの入場券を得た。
しかし、1日はやめた。
彼はボサノバが大好きで、ファンであるジョアン・ジルベルトJoão Gilbertoのほとんどのディスクを持っている。
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この二人の日本人の行為は、ブラジルではちょっと見られないものだ。
もちろん、ブラジルでもダフ屋行為は、本当は取り締まられる。
ここに住んでいるものとしては、こういったことで日本人がこのように報じられるのはあまりありがたくない。
もう一つ、このエヴェルトン・エンリキ22歳は怪しい。
2日間のショーをどちらもでに入れるなど、奇跡に近いことだ。
なにか、特別なルートがあったのに違いない。
だいたい2-3割は、最低でもそういうことはいつもある。
まして、ジョアン・ジルベルトのコンサートのように、滅多にないものは、誰だって1000レアル以上支払っても行きたい人はいくらでもいる。
それでも、手に入らないのである。
でも、ダフ屋から1000レアルで手に入ったとの事実があったのだから、
明日15日にもう一度あるショーでも、
1000レアルで手に入る可能性があるということだろうか。
1000レアルを持って、イビラプエラ公会堂の前に行こうかな。
1000レアルは約7万円。
とても高い。
ただ、
360レアルのものが、
1000レアルなので、倍率としては決して高くない。
普通のサッカーの試合でも、
ダフ屋は2倍くらいの金額を提示してくる。
1000レアルも、
F1に比べると、安いともいえる。
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