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segunda-feira, 25 de agosto de 2008

ブラジル・サンパウロの「ボサノバ50年」 その7 CD全集1。

2008年は、
ボサノバが誕生して、
50年ということは、
ブラジルでも、
認められていることのようだ。

といっても、
ブラジルでは、
完全に、死んでいるジャンルの音楽である。

もちろん、
MPBなどに強い影響を与えたことは間違いないが、
1964年の軍政の開始までには、
ほとんど終わっていたムーブメントだったような気がする。
むしろその開始を、1958年以前に持って行ってもよいのではないかとも思う。

1958年に、
エリゼッチ・カルドーゾが録音した"Chega de Saudade"を含むアルバムが、
ボサノバの最初のアルバムと、一応認められている。

2008年になって、
ボサノバ50年を記念して、
特に、
当時のアルバムなどを再発売するような動きもなく、
店頭では、
当時のアルバムをCD化したものが、
一部の担い手は別として、
ほとんどの当時のアーチストの作品を簡単に見つけることはできない。

これは、
中古ショップに行っても同様である。
サンパウロ市内の大きな中古ショップとは懇意にしているオーナーのいるところもあるが、
ボサノバの出物は、みんな日本に行っていると言って、
苦笑していた。
実際、日本で探す方が、簡単に見つかるし、価格も安いかもしれない。
ブラジルでは、中古でも決して安くない。
それは、LPでも同様だ。

それが、やっと最近になって、
旧盤に「ボサノバ50年記念」などと書いたシールが貼られているのを見かけるようになった。
多少は再発もされているように思える。

そういった中で、
サンパウロ市で販売されている最大の発行部数のFolha de Sao Paulo紙が、
ボサノバ50年を記念して、
CD全集を発売始めた。
「20080802JN-CM-Folha-BossaNova.wmv」をダウンロード

8月8日(金)から、
毎週1枚ずつの発売である。
Sps20080804ta

Sps20080804tb

Sps20080804tc

Sps20080804td

Sps20080804te

これは、12月まで続く。


全20巻で、すでに4巻目までが発売されている。

1  10/ago    Antonio Carlos Jobim
2  10/ago    Dick Farney
3  17/ago    Vinicius de Moraes
4  24/ago    Baden Powell
5  31/ago    Carlos Lyra
6  7/set     Nara Leão
7  14/set    João Donato
8  21/set    Johnny Alf
9  28/set    Lucio Alves
10  5/out    Miúcha
11  12/out   Roberto Menescal
12  19/out   Marcos Valle
13  26/out   Leny Andrade
14  2/nov    Pery Ribeiro
15  9/nov    Sylvia Telles
16  16/nov   Maysa
17  23/nov   Wilson Simonal
18  30/nov   Os Cariocas
19  7/dez    Joyce
20  14/dez   Milton Banana Trio

シルヴィア・テリスが含まれているのには感激だ。
ウィルソン・シモナルがボサノバに入るのもちょっと奇異である。
なによりも、ジョアン・ジルベルトはいない。

アーチスト別に、それぞれ一枚、わずか約12レアル(=約800円)と安い。
書籍形式で、貴重な写真も豊富である。
もちろん、ポルトガル語で記述されているので、
文章については、残念ながら読解できない人には意味がない。
「20080811JN-CM-Folha-BossaNova50anos.wmv」をダウンロード

新聞読者で、揃いで予約すると、市内の新聞・雑誌売り場で買うよりも、若干割引がある。
さらに、9月に一括して送付されてくることになっているので、
市中で求めるよりも、早くそして安く手に入れることができる。

日本からも、つてを求めて、予約殺到のようだ。

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Comments

Bossa Novaが誕生したのが1958年だとしても、ムーブメントが存続したのが、Tropicalismoが台頭するまでのわずか数年、しかもZona Sul地区限定の音楽でしたね。当時の一般の若者たちは、Bossa Novaより、むしろEd Lincoln, Celso Murilo, Orlann Divoらのダンス音楽(今では彼らの音楽のことをBalançoって言うらしいですが)に興じていましたよ。これは、最近の検証からわかったことですね。でも、当時は、海外から見れば、ブラジルはBossa Nova一色でした。で、アメリカ経由で日本にも知れ渡った。以来、海外、少なくとも、日本では、Bossa Novaは、少数の支持者を得て、静かなブームが途切れることなく、連綿と続いていたように思います。ブレイクしたのが、例のRui Castro氏のボサ本がきっかけかと、あとブルータス誌のBossa Nova特集号も、それに一役買ったのではないかと思います。96年頃から、本国からBossa Novaのオリジナル盤の大量入荷が始まりました。並行してCDでの再発もブラジルはもとより、日本、スペイン、ドイツ、イギリスで活発に行われるようになりました。ただ、リリースしてもすぐに廃盤になってしまうので呑気にしてもいられません。2009年現在では、当時のBossa Novaのオリジナル盤の発掘は終わり、ほぼ出尽くした感があります。日本では、ボサノヴァ・バブルは2001年頃がピークかなと、この年、Bossa Novaカタログの集大成というべき「ボサノヴァ・レコード574」が刊行されました。今や世界的に見ても、Bossa Novaはポップスと肩を並べるメジャーな音楽ですね。日本では、商店街や本屋さん、どこでもBossa NovaはBGMとして普通に流れています、しかもオリジナル・バージョンで!
 時代を遡って、20年前、あの頃のブラジルの中古レコード屋さんでは、Bossa Novaの当時のレコードなんてほとんど見かけなかったですね。たまに見つけても、いまと違って値段はすごく安かった。また、あってもブラジル人は誰も買わなかった。当時、もっとも高かったレコードは、Velha Guardaのレコードですね。とくに、Francisco AlvesのSP盤を音楽評論家のAry Vasconcelos氏が編纂したODEON盤なんて、目が飛び出るほど高価でしたね。時代も変わったものです。

Posted by: boticário | quinta-feira, 5 de março de 2009 at 00:47

>boticário様
ブラジルでの、
"Bossa Nova 50anos"は、
ブラジルにしては、
ややイベントがありましたね。

Posted by: Sao_paulo | terça-feira, 10 de março de 2009 at 22:00

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