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terça-feira, 30 de setembro de 2008

ブラジルの経済2008 その10 ブラジル通貨レアル急落継続。

米国のサブプライム問題に源をなす金融危機の影響で、ブラジル通貨のレアルの急落が継続している。

株式の方は、ほぼ同じ時刻に開場している米国の株式市場と同じような動きをしており、米国が下がればサンパウロ株式市場の指標Bovespaも下落する。
なので、9月30日(火)は、前日比7.73%上昇して終えている。

ブラジルの株式は、2008年年初からサブプライム問題の余波で、下落を続けているが、その前3-4年間は上昇を続けていた。
内需の堅調さもあるが、それと高金利に目をつけた海外資金が流入していたからと言われている。

いま、投資家達が投資を手じまうか引き上げるなどを必要性が出てきたことで、売り先行になっていることと、さらにドル買いの動きがあるので、株が下がり、レアルが下がるということになっている。

9月初めから1ヶ月間の、レアルの対米ドルレートの推移である。
れーマンブラザースの破綻後、一度持ち直しそうであったのだが、先週ずっと下落を続けていた。
※※すべてのグラフはクリックすると拡大する。
Sps20080930abrlusd00000012245471024

同じく9月初めから1ヶ月間の、レアルの対日本円レートの推移。
Sps20080930bbrljpy00000012245471024

9月2日の対米ドル、対ユーロ、対日本円のレートを100として、その後1ヶ月間のレートの移動比率をグラフにしたもの。
日本円が、米ドルに対して強くなっているので、対レアルでもっともレートを上げたことになっている。
Sps20080930cbrlusdeurjpy00010012245

ついでに、資源国通貨に対するレアルのこの1ヶ月間のレートの移動比率を見てみた。
ロシア、カナダ、豪州、アルゼンチンを取り上げてみた。
(アルゼンチン通貨のペソは、中東の産油国と同じように、実は米ドルにリンクなので、あまり意味がない。)
取り上げたすべての通貨に対して、レアルは下落している。
Sps20080930dbrlarsaudcadrubzar00010

この4年間の、
レアルの対米ドル、対ユーロそして対日本円のレートの移動比率をグラフにした。
4年前から約3年間は、急激なレアル高が進行していたのだが、その後不安定になっていたことがわかる。
今年8月からのレアルの急落で、レアルの交換レートはほぼ2年前に戻ったといえる。
Sps20080930ebrlusdeurjpy00010012245

一応願っていたレアル安なのだが、あまりに急だと浮かれてもいられない。
レアル高が進行していたことで、
輸入品の価格が下がっていたのだが、
今後はそれが逆になる。

すでに、コンピューターのパーツ価格は、値上がりを示唆された。

海外で高騰をしていた食糧価格や原油価格の影響も、多少緩和されていたはずなのだが、
レアル安によって、それが今更やってくることになる。

中央銀行の政策金利が約13%のブラジルで、
確実にインフレが進行してくるだろう。
そうするとまたインフレ抑制のために金利を上げるに違いない。

金利を上げすぎると、
個人消費が冷え込み、
ローンのあるものは破綻が近づく。

10月から12月が、1年で一番消費が活気づく時期なのである。

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