サッカー・ブラジル選手権2008 その113 セリエB第32節コリンチャンス対セアラ戦 観戦1。
10月25日(土)16時から、
サンパウロ市でもっとも伝統あるパカエンブー競技場で行われた
サッカー・ブラジル選手権のセリエBの第32節のコリンチャンス対セアラ戦を観戦に行った。
この試合は、
コリンチャンスにとって、
そして、サンパウロでもっとも大きな人数のファンにとっても、
とても重要な試合。
この試合で、コリンチャンスのセリエAへの復帰が決まるからである。
入場券は売り切れてしまっていた。
いつもよりはるかに早く14時22分には、拙宅を出た。
すでに、13時過ぎには、競技場は開場しており、
トボガン席(=パカエンブー競技場の南側ゴール裏席)にはいる観客は列を作っていた。
車はまだ渋滞には至っていなかった。
パカエンブー競技場の東側のイタ-ポリス通りも、まだ観客で埋まっていなかった。
前日まで、唯一売れ残っていた向正面席も、午前中で売り切れてしまっていた。
パカエンブー競技場のサッカー博物館は、試合の日なので閉館になっていた。
パカエンブー競技場の前のシャルレス・ミラー広場に置かれた空き缶入れ。
14時30分。
この日のシャルレス・ミラー広場。
※クリックすると拡大する。
正面スタンド席。
向正面席の入り口からのぞいて、10分もたっていないのだが、一気に観客が入っていた。
14時45分。
ガヴィオンエス・ダ・フィエウの皆さんのお席はまだまだ閑散としている。
皆さんは、すぐには入ってこない。
外で、一杯やって、気勢を上げていらっしゃるのだ。
14時53分に、ビン・ラディン調が現れた。
彼にしても、いつもよりとても早い登場だ。
エロアーという女性の追悼のために、試合開始前に1分間の黙祷をしようと呼びかけているのだ。
このエロアーという女性について簡単に説明しておく。
先々週、サンパウロ市の衛星都市のサント・アンドレ市に住む15歳の彼女が、自宅で、午後、学校の友人達(男2名。女1名)と学校のワークをやっていた。
そこに、3年間つきあっていた元彼(22歳)が、銃を持って現れ、復縁を要求し、4人を監禁した。
いろいろあったのだが、100時間以上監禁され、ついに警察隊がついに突入し、そのどさくさに元彼に頭を撃たれた。
銃弾は大脳を貫通し、小脳付近に止まった。
約30時間後、脳死が発表され、彼女の臓器は7人に移植された。
彼女の葬儀には、1万人以上が集まった。
この紙には、ちゃんと「ビン・ラディン」と書かれている。
この男、時々このようなことをやるのである。
さらに、コリンチャンスの5大ファン組織のエンブレムも描かれている。
久しぶりに、ちょっと話をして、また彼は紙を掲げて去っていった。
14時55分。
ガヴィオンエス・ダ・フィエウの皆さんのお席。
15時13分。
ガヴィオンエス・ダ・フィエウの皆さんのお席。
15時23分。
競技場の隅に、チアガールのお姉さん達が現れた。
15時23分。
ガヴィオンエス・ダ・フィエウの皆さんのお席。
15時31分。
Tシャツ親父改めメッセージ親父が現れた。
今回は、”A”を掲げている。
着用しているTシャツは、この日のためのTシャツである。
コリンチャンスの公式グッズで、40レアル(=約1800円)である。
持っている。
Globo局のコメディ番組カッセタ・イ・プラネッタの連中も現れて収録していた。
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サッカー観戦はもちろん試合を見に行っているのだが、
試合の前というのが結構おもしろい。
競技場のあっちやこっちでいろいろなことが起きているからだ。
毎試合行っているので、そういったことが見えてくるのである。
パカエンブー競技場に初めて行った人には、全くおもしろみが見えてこないはずだ。
続く。
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