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terça-feira, 25 de novembro de 2008

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その241 Os gêmeos 99。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

ブラジルでは、あの壁絵の類をグラフィッチGrafittiと呼ぶ。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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バンドフォ兄弟は、多作である。
今も、描き続けている。
なかった所に、新作を発見することも多い。
ただし、消されてしまったものもある。

彼らの多くの作品は、
かなり治安的に問題があるところにある。
サンパウロ市の中心部周辺のカンブシCambuci、リベルダーヂLiberdade、ベラ・ヴィスタVela Bistaのそれも低地地区にほぼ集中している。
カンブシは彼らの出身地区で、各ブロックごとに、作品があるといえるくらいだった。

撮影には、かなり手間暇がかかったところもある。
作品を発見しても、その時は撮影不可能と判断して、
最適な撮影場所やタイミングを求めて、何度も通ったところもある。

描いた彼らはもっと大変だっただろうか。

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思いもかけない場所にあった作品である。

サンパウロ市の歴史的中心部セントロの、
そのまた中心はセ広場という人もいるだろうし、
アニャンガバウ-だという人もいるだろう。

でも、歴史的にもっとも古いのは、サンパウロ発祥の地のパチオ・コレヂオであることは、間違いない。
その場所で、アンシェッタ牧師が、455年前にここが神に祝福された土地であることを宣言し、
ここに住んでいたインヂオを教化した地である。

このサンパウロ市発祥の地の一帯は、
警察官も常駐し、
それなりに治安が保たれている。

そのパチオ・コレジオにいて、彼らの作品を発見するとは思いも寄らなかった。
Sps20080812cx

パチオ・コレヂオの南に、サンパウロ州の司法局の建物がある。
Sps20080812cw

その建物の先に、確かにパンドルフォ兄弟の作品があるのを見つけてしまった。
Sps20080810ca

だが、その日は、
作品の前で、
睡眠をとられている方々が数人おられたので、
トラブルを避けるために、
撮影はあきらめた。
彼らではなくて、
グラフィッチを撮影するといっても、とても信じてもらえないだろうからである。
Sps20080810cb

いつ消されるのかわからないので、
発見日から2日後に、
再び現地を訪れた。

怪しい人でいっぱいのセ広場を抜けて、
作品のあるフロリアーノ・ペイショット通りRua Floriano Peixotoを目指した。
Sps20080812ca

Sps20080812cc

そのフロリアーノ・ペイショット通りである。
人通りが少ない。
Sps20080812cd

作品に行き着いた。
突き当たりの建物は、"Solar da Marwuesa de Santos"といって、
その昔の商人の家で、今は博物館になっている。
Sps20080812cl

Sps20080812ct

まずは、ちょっと離れたところから撮影に入った。
Sps20080812cn

Sps20080812cr

正面からだ。
空きビルの入り口をコンクリートでふさいである。
Sps20080812cq

そのコンクリートに、グラフィッチが3体描かれているのだ。
Sps20080812cj

Sps20080812ck

Sps20080812cf

Sps20080812ch

それぞれの作品の足下が擦れて消えてしまっているのは、
毎晩その作品の前で、
おやすみになる方がおられるからだろう。
Sps20080812ci

Sps20080812ce

Sps20080812cg

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サンパウロ市当局のグラフィッチ消去作戦のために、
パンドルフォ兄弟の作品だけでなく、
ありとあらゆるグラフィッチがこの1年ほどでかなり失われた。

新たに描かれても、それもすぐに消されてしまうような状況が続いている。

新たに紹介できるような作品を発見するのは非常に困難なことになっていて、
今は積極的に作品を探すようなことは中止した。

発見は偶然にかけるしかない。

幸か不幸か、グラフィッチ消去作戦の前に、
グラフィッチの収集を始めたので、
それなりの数のパンドルフォ兄弟の作品を撮影することができた。

また、ある程度溜まったところで、グラフィッチの紹介を再開したいと思っている。

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