ブラジル・サッカー・オフ2008 その2 フラメンゴのカイオ・ジュニオール監督が留任せず、日本のクラブへ。
公式には認めていないが、カイオ・ジュニオールCaio Júniorはすでに決心を固めている。
12月7日(日)の対アツレチコ・パラナセンセAtlético-PR戦のあとに、
カイオ・ジュニオールはフラメンゴFlamengoを去る。
彼の行き先は日本Japão。
ブラジル選手権での優勝争いとクラブでの圧力に消耗して、カイオ・ジュニオール監督は荷物をまとめ始めている。
出て行くことが確実になったことは、クラブの中の者より得られた決定である。
次シーズンは指揮をするチームを代える。
カイオ・ジュニオールCaio JúniorとフラメンゴFlamengoの契約は2009年の末で終了する。
両者は契約の終了を望めば、最初は違約金は60万レアル(=約2500万円)であった。
しかし契約の期間中に、徐々に減っていき、問題にはならない。
「2009年に彼がいる雰囲気はもうない」と、フラメンゴの中の影響力のある役員は語った。
新しい年には変わりたいという望みがブラジル選手権の長い期間の中で熟してきて、カイオ・ジュニオールFlamengoはフラメンゴの状況に疲れたことを隠さなかった。
選手権の当初の異議のないリーダーとして、彼はマスコミにいつも漏れてくる情報と凶暴な批判とに、いらいらなしながら、共生していた。
「フラメンゴFlamengoで生きていく状況が、自分が決定するときにもっとも大きな要素になるだろう。 それは、ほかの大監督もそうだろう。 すべての問題が、監督としての自分のキャリアにおいての決定において、自分の将来状況について考えさせる」と、カイオ・ジュニオールはフラメンゴRubro-Negroでの生活が圧力鍋panela de pressãoのようだとコメントした。
11節の間トップになっていたブラジル選手権での戦いが、カイオ・ジュニオール監督の評価を高めて、彼にメルカードが開いた。
カイオ・ジュニオールはヴィッセル神戸Vissel Kobeからオファーを受け取った。
ガーヴェアGáveaでは、ブラジルBrasilの外で働くことに合意するだけのジーコZicoがうらやましいとまで言い始めた。
「ジーコが本当にうらやましい。 すべてが正しく機能して、安全な海外で働けるという事実があるからだ」と、カイオ・ジュニオールは明言した。
8月に、フラメンゴFlamengoの練習中に爆弾が投げられて破裂したエピソードをとても批判した。
別の面では、役員はたとえばジョナタスJônatasの件で内部の問題を解決するための監督の能力の足りなさに不満があった。
ブラジル選手権のための重い投資はちょうつがいのタイトルになった。 目的を達せなかったことと、2009年のリベルタドーレスLibertadores杯を戦う可能性が少しもないことが訴えを加速している。
コミュニケーションを悪くすることを避けて、ブラジル選手権Campeonato Brasileiroの最後における努力を集中させるために、サッカー担当副社長のクレーベル・レイチKleber Leiteはまだ公式には代わりとの交渉を始めていない。
しかし、クーカCucaは彼に好まれている。
また社長のマルシオ・ブラーガMarcio Bragaが今ヴァスコ・ダ・ガマにいるレナット・ガウーショRenato Gaúchoを贔屓している。
マノ・メネゼスMano Menezes監督が満足する唯一の名前だった。
コリンチャンスの役員との良い関係のために、非公式にコリンチャンスCorinthiansの監督を続けるのかを打診をしただけであった。
しかし、マノ・メネゼス監督がコリンチャンスの監督を続けることで、無くなった。
公式には、カイオ・ジュニオールCaio Júnior監督は、最後の試合の結果でフラメンゴFlamengoでの将来を決定すると言った。
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ブラジルでもっともファンが多い、フラメンゴのようなクラブでは、いろいろと圧力が多いということだろう。
成績が悪いと爆弾を投げつけるようなファナチックなファンも多い。
さらに、役員達も魑魅魍魎と変わらない。
カイオ・ジュニオール監督は、
ブラジルでは将来が嘱望されている若手監督の一人である。
レナット・ガウーショ、マノ・メネゼス、クーカ、ネイ・フランコなども、同様である。
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ところで、
ヴィッセル神戸からオファーとあるが、
今はどんなクラブなのだろうか。
以前は、オーナーがちょっとということも感じたこともあったのだが。
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