ブラジル・サンパウロのチエテ川の改修工事から、2年が過ぎて。
内陸に向かって流れ、
やがてパラナ川と名前を変え、
さらにラプラタ川となって、ウルグアイとアルゼンチンの国境となり、ついに大西洋に流れる。
このチエテ川はサンパウロ市域では、
その両岸が、片道6-8車線の道路になっていて、
サンパウロ市でそしてブラジルで、最も重要な道路となっている。
東に行けば、430キロ先のリオ・デ・ジャネイロに至る道である。
また、ブラジル南部やサンパウロ州内陸部に行くにも、この道を通らなくてはならない。
このチエテ川は、毎年夏になり、ちょっと激しい雨が降ると、すぐに増水して、道路が冠水するような状況になっていた。
このため、改修工事が行われ、川底の浚渫や護岸工事が行われ、一応2006年末に終了した。
この工事には、一部、
日本国民の税金が使われた。
その工事が終わって、両岸には木も植えられ、順調に生育していた。
植えられた木も最初は頼りなさそうだったが、徐々に幹も太さを増してきた。
その工事の完了を記念したモニュメントも建てられていた。
でも、今みると、それがなんだったのか全くわからないような状態になっている。
めぼしいところは、すべてはぎ取られ、鉄骨だけになりはてて、さらに落書きまである。
こんなものである。
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