ブラジル・サンパウロの「日本移民100周年」 その18 「100年記念碑除幕式」から半年。
100年前の1908年6月18日が、最初の日本人移民団が、笠戸丸に乗って、サントス港に到着した日で、この日が、サンパウロ州の移民の日となっている。
今年は、この日本人の移民100年を祝っていろいろな行事が、ブラジルの日本人・日系人が多いところで、次から次と行われている。
6月21日(土)には、サンパウロ市のサンボードモで、皇太子殿下ご臨席の下、「100周年記念式典」が開催された。
皇太子殿下は、この前後9日間にわたって、ブラジルの各地を、非常に稠密な日程でくまれた行事に参加されたことは、すでに取り上げたことである。
6月20日(金)の午後には、サンパウロ市東部のカルモ公園での、「100周年記念碑」の除幕式にご出席になった。
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この除幕式の後、
この100周年記念碑がどうなっているのかを見てきた。
除幕式から一ヶ月余の、8月はじめ。
このカルモ公園の桜園で、毎年恒例の「桜祭り」が開催されているときだ。
カサビ市長と、
皇太子殿下がお手植えになった木の苗が、
何とか生きながられているように見えた。
そして、12月。
赤い石の碑を中心に、
その周りを取り囲んで設置された6つの碑は、
子供達が遊具として使えるようになっている。
だが、どういう訳か、
「夢と感謝」と書かれていた黒い碑がなくなっていた。
まさか、盗まれることもないだろうし、
どこか別の場所に移動したのだろうか。
どちらも、丈夫な囲いの中にあった。
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これらの碑が、子供達によってずっと愛されることを願っている。
もちろん、苗木が大きく成長することもだ。
また、再訪の折には、報告をしたいと思っている。
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