ブラジル・サンパウロの「ナタウ」2008 その7 リサイクル使用のツリー2。
もうあと1週間で、ナタウ(=クリスマス)になる。
このところの経済の動きからして、
株、投資信託それに為替で、財産を目減りさせ、
さらに金利の上昇で負債の返済の負担が増えている中流層以上の「可処分所得が多い階層」は、
当然大きな出費を控える行動に出ているようだ。
超富裕層は多額の損失を出しているだろうが、
買い物程度には変化はないだろう。
彼らが散財をしないと、その下の階層にはお金が回っていかない。
所得の再分配が進まないと、治安に問題が出てくる。
政府もそれがわかっているようで、
中間層の消費意欲を増進する施策を打ち出した。
先週、その最たるものが、車へかかっていた商品流通税の税率を大きく減らした。
2009年3月までの期間限定であるが、
自動車組み立てメーカーの3ヶ月分の工場在庫を減らす狙いもある。
これで、
消費者が先週末にどっと販売店に押し寄せたということである。
価格が10%近く下がるのだから、
購買線状にいて思案していた人は、決断のきっかけになったはずだ。
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今年もまた出現していたリサイクル仕様のツリーがパウリスタ大通りにもあった。
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