« サッカー・サンパウロ州選手権2009 その35 第7節 コリンチャンス対モジ・ミリン戦 観戦2。 | Main | 第28回サンパウロ・ビエンナル その44 出展費用が未払い。 »

sábado, 28 de fevereiro de 2009

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その260 Os gêmeos 118。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

ブラジルでは、あの壁絵の類をグラフィッチGrafittiと呼ぶ。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。

-----------------------------
このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

-----------------------------
バンドフォ兄弟は、多作である。
国際的に有名になった今でも、描き続けている。

彼らの多くの作品は、かなり治安的に問題があるところにある。
サンパウロ市の中心部周辺のカンブシCambuci、リベルダーヂLiberdade、ベラ・ヴィスタVela Bistaのそれも低地地区にほぼ集中している。
カンブシは彼らの出身地区で、各ブロックごとに、作品があるといえるくらいだった。

作品の撮影には、かなり手間暇がかかったところもある。
作品を発見しても、その時は周囲の治安の問題などで、撮影不可能と判断して、
最適な撮影場所やタイミングを求めて、何度も通ったところもある。

------------------------------
2008年を通して、パンドルフォ兄弟の作品のみならず、
サンパウロ市内で次々とグラフィッチが、
サンパウロ市当局によって、塗りつぶされていった。

過去に紹介してきたグラフィッチのかなりの作品はもうなくなっている。

2008年の12月下旬あたりから、
「グラフィッチ狩り」の手が緩んでいるように思えていたのだが、
再び活動を活発化させているようだ。

一方、2009年に入って、
パンドルフォ兄弟の創作活動が非常に活発になっていて、
新作が次々と描かれているようだ。

新作および旧作の探索も、ひところよりやや精力的に行うようにしている。

-------------------------------
サンパウロ市の歴史的中心部セントロの南側にあるリベルダーヂ地区。
そのリベルダーヂの低地地区は、パンドルフォ兄弟によるグラフィッチの集中地区である。

サンパウロ通りとグリセーリオ通りの交差点のすぐ北側には、
サンパウロ市の歴史的中心部セントロの南側を抜けて、
サンパウロ市の東西を結ぶ大動脈のラヂアル・レスチ・オエスチの高架道路が走っている。

この高架道路のあたりには、以前は、
廃品回収業の集積分別の作業場と住居などがあり、無関係の者には、近づきがたかったところであったのだが、どういう訳か、いつの間にか作業場は撤収してしまった。
住民はまだいないわけではないが、かなり減っている。

グリセーリオ通りには、ラジアル・レスチ・オエスチ高架道路の出入り口がある。
西から東への降り口と,東から西方向への入り口である。
Sps20090227cl

この西から東方向への出口のところに、パンドルフォ兄弟のグラフィッチの新作が描かれた。
Sps20090227cj

Sps20090227cb

降り口で交通量が多い出口にある高架道路の柱があるのだが、きわめて狭い路側帯しかないところに、描かれている。
この柱の別の面には、かつて彼らのグラフィッチ4体があった。
Sps20090227cc

撮影するには,距離が近すぎるので、
信号で車が止まっている間に,車道に出て撮影した。
Sps20090227ch

Sps20090227ci

だが、チェーンはどうしても入ってしまう。
Sps20090227cd

Sps20090227ce

もう一つの柱にも、彼らの旧作がある。
Sps20090227ck

現在、このあたりはパンドルフォ兄弟によるグラフィッチの一大集積地となっている。
この付近で、8カ所13体は確認している。
新作も多く、今現在、活発に活動が行われているところだといえる。

|

« サッカー・サンパウロ州選手権2009 その35 第7節 コリンチャンス対モジ・ミリン戦 観戦2。 | Main | 第28回サンパウロ・ビエンナル その44 出展費用が未払い。 »

Comments

いつもos gemeosのgrafittiの記事、楽しみにしています。
最近まで彼らの作品が東京都現代美術館で展示されていて、
巨大な彼らの作品を生で堪能することが出来ました。
しかし、美術館で見るのと、街中で風景や他のgrafittiに溶け込んでいる彼らの作品を見るのでは、
全く違うだろうと思います。

私もいつかサンパウロに描かれた彼らのgrafittiを見たいと思っています。
(場所柄、かなり大変そうです。そういう意味でもいつもお疲れ様です)

Posted by: rosa-sharon | domingo, 1 de março de 2009 at 05:18

>rosa-sharon様
東京で開催というのは、移民100年記念の一環として開催されていたもので、ブラジルの現代作家の作品を紹介していたものだったと思いますがいかがでしょうか。
パンドルフォ兄弟も,そういった作品も手がけるようになっているのに、未だにサンパウロのかなりの下町で今もスプレー片手にこそこそといつ消されるともしれないグラフィッチを描き続けているわけです。
彼らの次に,作品がどこにあるかを知っているのではないかと自負しているのですが、彼らのグラフィッチが似合うのは、やはりそういった場所だと思います。
本当に,グラフィッチに出てくるような人物がいるのです。
たまに、彼らの作品かと思って,よく見たら本当の人間のことがあるくらいです。
彼らの原点は,そこにあるし、それを続けていないと、彼らも満足できないのだろうと思います。

Posted by: Sao_Paulo | segunda-feira, 2 de março de 2009 at 01:51

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37758/44208065

Listed below are links to weblogs that reference ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その260 Os gêmeos 118。:

« サッカー・サンパウロ州選手権2009 その35 第7節 コリンチャンス対モジ・ミリン戦 観戦2。 | Main | 第28回サンパウロ・ビエンナル その44 出展費用が未払い。 »