ブラジル・サンパウロの「ゲイ・パレード2009」 その7 文化市。
6月11日(木)の午後、ゲイGays・レスビアンlésbicas・おかまtravestis・トランスセクシャルtransexuaisとその同調者simpatizantesたちは、約120のテントからなる第9回LGBT文化市9ª edição da Feira Cultural LGBTをいっぱいにした。
これは、サンパウロSão Pauloの歴史的中心部セントロのアニャンガバウーの谷Vale do Anhangabaúで開催された。
ゲイ・パレードParada do Orgulho LGBTの予告と考えられるこのイベントには、音楽やドラッグ・クィーンなど様々なアトラクションがあった。
ここに来た人たちは、すぐに避妊具preservativosの無料配布をするボランティアに迎えられる。
ホモに対する恐れhomofobiaや偏見preconceitosの問題など、LGBTの人たちに関する様々なテーマのパンフレットも配布された。
第9回LGBT文化市は22時まで行われた。
主催者は約20万人が集まると予想していた。
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いままで、このイベントに行ったことはなかったのだが、
ことしは「ゲイ・パレード」に関係する一連のイベントなどを、
もうすこし少し追っかけてみようと思っているので、
行ってきた。
聖体節というカトリックにとっては最も重要な日で、
ブラジルは休日。
そんな日に、
このような「神に教えに背くような罰当たりな」イベントが盛大に行われていた。
まあ、来場している人を見ていて、
どんな人が集まっているのか、
よくわからないところが、
おもしろいような、怖いようでもあった。
「この人は、どうなんだろうなあ」と、お互いに想像し、観察しているような。
そういった多様性を認めることには、非常に寛容なのが、もしくは寛容であろうとするのが、
今のブラジルである。
世界各地からやってきた人とその子孫と、そしてそれらの混血でできている人種的多様性を持ったブラジルだからこそだと思う。
ここで配布された避妊具で、ポケットはいっぱいになってしまった。
1日分どころではない。
続く。
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